4月2日(土)、今年度初の藤森先生主催〝ブラヘイジ〟が開催されました。
とても楽しかったので、写真と合わせて、この日のことを簡単に報告してみたいと思います。
先ずは清澄庭園へ。都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線〝清澄白河駅〟から歩いて3分程のところにありました。
道中も藤森先生から〝半蔵門線〟の名前の由来を聞いたり、ちょっとした会話の中にとても知恵が含まれていて、聞いていてとても楽しいです♪
その中でも床屋の話題になった時が印象的でした。
藤森先生は八王子に住まれていた際によく行く床屋があったそうです。そこの床屋の人は、藤森先生に配慮してのことなのか全く話しかけてこない(笑)会話のない中、淡々と髪を切られていく藤森先生。雑誌を読んだり、逆にこちらから話しかけてみたりとなりそうなものですが、藤森先生は淡々と髪を切っていくその人を見ていることが大好きだったようです。
「人が何か夢中になったり、一生懸命やっていることを見守ることがもともと大好きなんだよね。」
と仰っていました。何だか、とても胸に響くものがありました。
きれいな園内です。〝伝統〟をテーマに取り組んできたこともあり、このような景色、景観にとても心が癒されるようになりました。
まさに〝歴史が交差する場所〟ですね。
歩きながらちょっとしたところで座って休憩をしたりします。そのちょっとした時に藤森先生がよくお菓子を下さったり飴を下さったりするのですが、それがまた何とも美味しい!いつも本当にご馳走さまです。
旅の記念ですね♪
外国のお客様も多く見られていて、とても日本の景観を知る上で貴重な場所であることを感じました。
雰囲気のあるお土産屋さんですね。ここで美味しそうなふりかけや炊き込みご飯の具などをそれぞれに購入♪お家に帰ってからの楽しみが増えました。
時間は12時をそろそろ回る頃。お腹も空いてきました。
この辺りは海が近いので昔からあさりが盛んに食べられていて地元の名物になっています。食べても食べてもあさりが出てくる、こんなに満足する程にあさりを食べたのは初めてでした♪あさりから出た出汁がご飯に染み込み、たまらない味に♪
いつか皆さんで食べに行きたいですね。
こんな所で午前の部は終了。次に目指すは〝深川江戸資料館〟です♪
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2012年6月12日『テーマのヒント』の中でこう書かれています。
〝私の子どもが小さかったころは、よく家族で地域のウォークラリーに参加していました。保育という仕事は、そんなことが、仕事のうちだということができる職業であることに感謝しています。
しかし、いろいろな体験をすることが大切であるといっても、そこから感じ取る感性がなければなりません。何気なく見過ごしていることでも、そこにはヒントがたくさんあるのです。私は、職員と時間があるときには「ブラヘイジ」という、地域を歩く会を持ちますが、ただ見学して歩くのではなく、そこに保育のヒントがたくさんあり、それをレクチャーするという意図もあるのです。店のディスプレーを見て、「これは園の装飾に使えるね!」、しゃれたグッズの店に行くと、「これをあそこに置くといいかもね!」、ドイツに行ったときにも、園の見学だけでなく、店を見て歩くときにも、道を歩くときにも何かヒントがないかを探します。たとえば、ビアホールに入ったら、ビールの原料のホップが梁からぶら下がり、壁にはビールをかたどったリースがかけられています。
こんな装飾を見ると、園での装飾の参考になります。それは、職業的「性」ではなく、職業的「楽しみ」なのです。〟
保育という仕事が何とも楽しい仕事であることを改めて感じます♪
それでは次回、続編にて午後の部の様子をお伝えします。
(報告者 加藤恭平)
ブラヘイジの時の何気ない藤森先生の言葉からは様々な気づきをいただけます。そして、なにより自分の足で街を歩くことで、その街を知ることができるのもとても楽しいです。それは世の中にはおもしろいものがたくさんあるんだよということを藤森先生に教えてもらっているようでもあります。そして、ブログの内容にもありましたが、街を歩くことで得られる保育のヒントもまたブラヘイジの魅力の一つですね。体を動かすことで、様々な脳の部分も刺激され、意識もよりアクティブになるのかもしれませんね。
もりぐちさんへ
コメントいただきありがとうございます!
本当にそうですね。実際に参加されてみて、歩いてみて、体感されてみる価値があると思います。行く場所場所の由来や歴史に造詣の深い藤森先生の言葉、人それぞれに感じ方があるようで、東京を違った雰囲気に感じるようになる人もいれば、歴史そのものに興味を持てるようになる人もいる、ということで、その日を経ての自分の心境の変化に驚くことと思います。
新しい気持ちでまた保育に臨める、そんな大きなきっかけをブラヘイジはつくってくださっているです。