ブロックゾーンから

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最近製品でブロックゾーンの紹介をしたと思いますが、そのブロックゾーンから発展し、
面白い作品が子どもたちから生まれました。
段ボールで作ったビー玉を転がして遊ぶ作品

段ボールで作ったビー玉を転がして遊ぶ作品

これは段ボールで作られ、とても細密に作られていました。
転がっていくビー玉の道筋を予想し、落ちそうになるところをしっかりと落ちないように
段ボールで補強してありました。ビー玉を転がすと途中で落ちてしまいそうなイメージを
持ちますが、転がしてみると見事に段ボールのくぼみに転がっていき最後まで行きます。
正直やらせてもらったときは驚きました。また面白いことにこれを作ったのが5歳児クラス
の子なのですが、それを作っている時の様子をちょっとかいを出すことなく、同じ机に頬に
手をおき肘をついてずーっと見ている3歳児クラスの子がいました。自分は作れないから見て
学んでいることと憧れの眼差しで見ている姿が印象的でした。
これを作りたいと言い出した時に職員が段ボールを子どもが加工しやすいような大きさに
切り製作の素材に置いておいたようです。その影響からか5歳児クラスの女の子が立体製作を
作るようになってきました。
郵便箱を作ったようです

郵便箱を作ったようです

どうやら家を作っているようですが途中のようです

どうやら家を作っているようですが途中のようです

こんな作品が出来るようになってきたことから以前先輩保育士が言っていたことを思い出します。
「子どもたちが立体の製作物を作り始めたので、空き箱などを用意してあげたいと思います」
と言っていました。正に今がその時期なのかと思う子どもたちの様子です。
この創造力をより膨らませてあげるためには私たちが環境の素材を変えることで違った
発想が出てくるのではないかと思えました。
こんな子どもの姿を見て今の子どもの状況に合わせていくことが環境から保育をしていくことだと思います。
当たり前のことかもしれませんが、もっと子どもたちの様子に敏感に反応し、どんなことをしたいのかといくことを
読み取っていく必要があると感じます。
(報告者 本多)

ブロックゾーンから」への2件のフィードバック

  1. 「これを作りたいと言い出した時に職員が段ボールを子どもが加工しやすいような大きさに切り製作の素材に置いておいたようです」、「もっと子どもたちの様子に敏感に反応し、どんなことをしたいのかといくことを読み取っていく必要があると感じます」保育者にとって大切な行動と考え方が紹介されていました。とても納得しましたし、私もそんな考えを持ち、しっかり行動していきたいと思いました。子ども達の姿を見逃さずに、しっかり反応することを忘れてはいけませんね。

  2. 素晴らしい作品ですね。ドイツでも自分でお家をつくったりする施設があるとのことですが、物作りの基本というものがこのあそびの中にあるように思います。
    先日、ふと粘土が床に落ちていたので拾うと想像に反して固く、よく見ると顔でした。顔を粘土でつくった作品でまたその顔がいかにも不気味といった感じで、見た瞬間思わず声が出そうになりました。
    頭の部分が丸く凹んでいたのが気になって、小松﨑先生に聞くと、「あ、それビー玉置きです」。ビー玉を転がして遊ぶ作品に使われるビー玉を置く為に職員がつくったもので、よく見ると蛙の形をしたものまで用意されていました。もちろん蛙の背中も凹んでいました。
    子ども達のあそび心から影響を受け、また、遊び心溢れる子ども達に職員は少なからず影響を与え、あそびが展開されていることを感じた出来事でした。

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