先々週の土曜日にまちにまった第一回のマタニティカフェが開催されました。
そもそも妻がなぜこのような企画をしようと思ったのかというと、やはり自分の妊婦の時の経験だそうです。
やはり全てが初めてというのが一番の不安だったそうで、何か楽しく情報を収集出来る場所がないか?と探していたそうです。だから自分が妊娠~出産までの経験を少しでも役に立てようと思い、マタニティカフェを企画したそうです。 私は男性なので、妊婦の気持ちに共感しようと思っても限界があります。だからと言って女性でもやはり出産の経験がないと共感するのは難しいです。やはり経験した人にしか分からない境地だと思います・・・。
当日妻が出勤で私は仕事が休みでしたので息子と二人で過ごしていたためカフェの後半から参加しました。
保育園の4階会議室で行っていたので、恐る恐る会議室の扉を開けると5人の妊婦さんと、それぞれの旦那さんがいました。 おそらく時代もあるかと思いますが、マタニティカフェに夫婦で参加する家庭というのは、もしかしたら少し前ではありえない光景かもしません。 それだけ時代は父親の育児参加が必要となってきていると同時に、女性の社会進出が影響しているのかもしれません。 私個人としては、とても素敵な光景でした。参加されていたお父さんが方も、とても熱心な印象を受けましたので、 きっと夫婦共に協力しながら育児をされていくと思います。
先程も言いましたが、私はほぼ終盤に参加したので、どういったことを話したのか分からないので妻に聞きました。
まずはワークショップとして手作りのマラカスを作りました。
そしてマラカス作りも終わり全員が揃ったらまずは自己紹介です。 ここで妻が驚いたのは、お父さんが、奥さんの名前、妊娠○ヶ月とお母さんでなく、お父さんが積極的に自己紹介をしていたそうです。私は妻に任せているでしょうね。
そして次に参加の理由を順番に聞いたところ、またもや驚くことが!
まず2組は保育園の付近に住んでいるので、チラシを見て。1組は違う区からの参加で、近々引越しを考えていて、その前に保育園を探しているときに新宿せいが保育園のホームページを見て参加。
1組はお母さんだけの参加でしたが園児のお母さん。
そして最後の1組が、塾長がせいがの森保育園で園長をされていた時の保護者が働いている会社の同僚でだったそうです!
しかも、その保護者のお父さんは新宿せいが保育園が開園して大変な時に定期的に様子を見に来てくれたり、初の父親保育の時の事前説明会の時にも来て下さり、父親保育の良さを伝えて下さったり、餅つきにも助けに来てくれたり・・・何かと私たちを励ましに来て下さった保護者の知り合いだったのです。「保育園に入れるなら新宿せいががいい!」とアドバイスをしたそうで、わざわざ引越してきたそうです・・・。 本当に凄い偶然というか、何というか・・・。ずっと縁があるのでしょうね。 どうやら、ほとんどの参加された方は、保育園をよく調べているそうで、様々なところから情報を得ているようで、いい保育園だと聞いて参加したなど、妻はとてもとても恐縮したとのことです。
自己紹介もほどほどに終わり、お母さん方の悩みや相談、聞きたいことに話題は移りました。
まずは、保育園からは私の妻を合わせて4人の職員が一緒に参加しました。 その内、一人は二人のお子さんを持つ保育士、もう一人は塾生の西田先生の奥さんと二人目の可愛い赤ちゃんです。
まずは遠い未来の話しをしてもイメージがつきにくいので、近い未来の話しをしたそうです。
妊娠中の過ごし方、出産の事、産後の過ごし方、そして保育園の話しなどです。 妻もマタニティカフェを企画したのは初めてですし、参加された皆様ももちろん初対面ということもあり、少し緊張した雰囲気だったそうです。 しかし、その雰囲気を一気に和ませてくれたのが、西田婦人です。
と言うのも、西田先生の奥様は時々、突拍子もない発言を急にすることがあり、 塾長も驚かされることもしばしば(笑)
しかし、それも緊張している雰囲気の時には抜群の能力を発揮してくれるのです。 もちろん時と場合によりますが・・・。
しかし今回に限っては、西田婦人のお陰さまで一気に場が和み、終始和気あいあいと和やかな雰囲気だったそうです。
それからは出産を間近に控えたお母さん方のリアルな悩み相談になり、まず一つが「立ち会い出産」をするかしないかです。
それに対して私の妻は、いてもいなくても変わらないと答えたそうです(笑) ただ精神的な支えにはなるそうです・・・本当ですかね・・・。
参加者の皆さんは初めての出産なので、色々な事が不安でいっぱいなようです。
しかしマタニティカフェの役割というのは出産に向けて前向きになれるような場にする必要があるのではないでしょうか?
私自身、マタニティーカフェでの新しい発見があったので紹介していきます。(報告者山下祐)
素敵な会になったということが、報告を読んだだけでも伝わってきます。また、「立会い出産をするかしないか」などという、具体的な話ができたり、聞けたりするのがいいですね!出産に対して多くの不安がある中、その気持ちを共有する場があるというのは、出産をされる方だけでなく、旦那さんの支えにもなるのですね。今回、旦那さんの出席が多かったということに、とても驚きました。夫婦で一緒に、不安を抱いている出産を楽しみ待ち焦がれるような「出産ファン」になれるような会でもあると感じました。
このマタニティーカフェを企画した奥様の思いが自分の経験が誰かの役に立てばというのが素晴らしいですね。そのような思いはきっと次の人へ、また次の人へと伝わり、受け継がれていくのではないかと思います。「保育園に入れるなら新宿せいががいい!」このようなことを言ってもらえるなんて素晴らしいことですね。そのような経験はあまりないので、想像することしかできませんが、きっと仕事に対する意欲もどんどん湧いてきそうですね。それもこれも職員すべての方々がしっかりとした理念、思いをもって行動されているからこそだからだと思います。そんな思いはきっと保護者の方、地域の方は感じておられると思います。素敵な関係ですね。
この取り組みは本当に素晴らしいと思います。塾頭の奥様先生の気概、こういった企画を立ち上げようとする熱意に、脱帽してしまいます。実体験を交えての話は、何より参考になります。参加された方々の出産が、素敵な体験として心に残るものになるといいですね。
新宿せいが保育園のようないい保育園に自分の子どもを預けたいという気持ち、親になって改めて実感として感じるようになりました。日本中の保育園が、子どもが楽しい最高の保育園になるよう、僕らは、見守る保育を日々追求していきたいですね。