マタニティーカフェ3

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マタニティーカフェの連載が続いていますが、個人的に妻の報告を聞いていて、なかなかおもしろいですね。

その他の質問で、やはり仕事を復帰するため保育園に預ける予定で、それまでにやっておくといいことは何か?

自分の母親がこんなに小さいのに預けることに、反対している。などです。

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二つ目の質問に関しては去年まで年長の担任をしていた保育士が乳児からの関わりが、年長になった時にどう影響するのか、そして卒園してからの育ちなどを話し、それを聞いたお母さんはホッとしたそうです。確かに、私の祖母が息子を保育園に預けると聞いた瞬間に「こんな小さいのに・・・」と言いました。しかし現実的に考えて預けないと生活ができませんし、それよりも塾長の話しで乳児からの関わりの重要性をたくさん聞いているので、私自身そこまで抵抗がありませんでした。

マタニティカフェも終盤になり、せっかくだからという事で、まだ首もすわっていない赤ちゃんを抱っこする体験なんて滅多にできないことなので、参加している皆さんにののかちゃん(西田先生の生後3か月の女の子)を順番に抱っこしてもらいました。

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その様子を見ていて自分もそうだったなぁ・・・と振り返っていましたが、最初は首をどこに置くとか、腕の角度など分からないので、とてもぎこちない抱き方をしていました(笑)参加しているお父さん方も同じように緊張しながら抱っこしていました。

私は保育園で働いているので、赤ちゃんも抱っこをしたことがありますし、ミルクもあげたこともあります。そしてオムツも変えたこともありますが、それでも自分の息子を目の前にすると緊張しました。オムツの替え方も知っているのに、わざわざ妻に聞いたり・・・。そう考えると、普段子どもと接したことがない人は、それ以上の不安を抱えていると思います。

おそらく出産を控えたお母さん方は、今回のマタニティーカフェや病院、様々なところで出産に関する情報を得る事ができますが、それに比べて父親は出産に対しての知識や心構えに関しては、ほぼ無知だと思います。それこそ今回、参加されたお父さん方のように自ら奥さんと一緒に参加することで、色々な情報を得る事ができます。おそらく職場の上司から自分に経験談などを聞く場合もありますが、一緒に参加することで奥さんの精神的な支えにもなると思いますし、父親自身の不安もかなり軽減されると思います。

さらに私たちのように両親共実家が遠方のため、祖父母の協力を得られない家庭に関しては父親の協力なしでは子育ては厳しいものがあると思います。例えば子どもが熱を出すと必ずどちらかが仕事を休まないけといけませんし、母親ばかりが仕事を休むのは、東京の職場環境を考えると難しいものがあります。

私もなるだけ育児を協力していますが、それでも母親の方が明らかに大変な場合があります。保育が時代によって変わるように、子育ての環境も時代によって変わる必要があると思います。少し前までは育児が母親の役割と思われていた時代から「イクメン」という言葉もでき、父親の育児参加が目立ってきていると思います。某料理教室でも男性が参加できるコースを開設したりと、色々なところで変わりつつあります。営利組織は時代の先を読み、ニーズに合わせて柔軟に変化し、生き残っています。非営利組織、特に保育園というのは補助金で成り立っているため、変わらなくても成り立つ組織です。しかし、そこに甘んじるのでなく、保育園というのは言い換えれば将来の国を担っていく人材を育てる場所であり、国から委託されていると言っても過言ではありません。それならば時代が変わり、求められる

人材が変化するのであれば、保育、教育も変化していく必要があると思います。

この辺は塾長がよく講演でもブログでも言われていることですね・・・。

 

最後は大きく話がずれてしまいました(笑)。

妻に今後の展望を聞くと、今回来てくれたお母さん、お父さん方か、今後は先輩として参加していただき、体験談を話してくれればいいなぁと話しています。(報告者 山下祐)

マタニティーカフェ3」への3件のフィードバック

  1. 自分の子どもに対するお父さんの不安、なんだか少し分かるような気がしました。お母さんもだとは思いますが、子どもが産まれ、子どもと接する機会がなかった方達にとって、子どもというのは未知の存在でもあるのかもしれません。子どもにとって何がいいのかよく分からない状況だけど、目の前に子どもがいるのだから何かちゃんとしなければいけないと思い、育児書やネットなどで子どもにとって何がいいことなのかを調べ、それを信じ、実践してみるという親御さんの姿があるのではないかと想像します。分からないことへの不安を払拭するためのそんな行動だと思うのですが、ネットなどばかりに頼るのではなく、実際に育児を経験してきた人に具体的な子どもとの関わり方を教えてもらう、共有するというのは今の時代だからこそとても大切なことのように思います。そんな姿もきっとあることと想像するとマタニティカフェ、とても素晴らしい時間にこれからもなっていきそうですね!

  2. 3ヶ月の赤ちゃんを抱っこする機会なんて、なかなかないですからね。参加された方々は、育児の話しを聞くだけでなく、実際に「抱っこ」という自分の体を通して、育児をちょこっと体験できたのは素晴らしい機会でしたね。また、保育士による、乳児からの関わりが年長にどう影響していくのかなどの話は、これから保育園に預けようかと迷っている人にとっては、非常に参考になる話であったでしょうね。そして、今後の展望にも感動しました。まさに、保育園が、地域の育児のプラットホームになっていくことを予感される展望ですね。

  3.  男性は子どもが生まれてから段々と父親になっていく、というような言葉を聞いたことがあります。確かにそういった部分もあうように思いますが、この度のマタニティーカフェのような取り組みは、生まれる前から父親という心構えを男性側に促しますし、本文にもある、〝一緒に参加することで奥さんの精神的な支えにもなる〟という言葉通り、男性側だけでなく女性の心のケアも考えられた、大変意義深い活動と言えると思います。
     また、〝甘んじるのでなく、保育園というのは言い換えれば将来の国を担っていく人材を育てる場所であり、国から委託されていると言っても過言ではありません。〟という言葉に、その言葉の重みというものを感じます。委託され、期待されたことに、それ以上のことでもって社会に貢献し、還元していきたい。責任感をもって捉えるべきことであると思いました。

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