マネジメント10

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とうとうマネジメント10になりました。
理解しにくい箇所も多々あったかもしれませんが、ここまで読んで下さった皆さんに心から感謝します。

さて最後に私が「もしドラ」を読んでこれは保育園にとても関わるドラッガーの言葉ではないか?と感じた言葉は

「真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。
 真摯さは、とってつけるわけにはいかない。すでに身につけていなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者、特に部下に対しては、
 真摯であるかどうかは2、3週間でわかる。無味や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許されない。
 彼らはそのような者をマネージャーに選ぶことを許さない」

これは先輩としての心構えとしては大切にしたい言葉です。
やはりドラッガーの中では「真摯さ」というのは何に置いても重要視しなければいけない事なのかもしれません。
保育に対して真摯に取り組んでいるか?子どものことを真摯に考えているか?
確かに私が1年目の時の先輩達の姿を思い出してみました。
当時は養成校も出ていない私が保育園の世界に飛び込みましたが、
正直言うと、子どもと遊ぶという印象しかありませんでしたが、
職員会議や園長先生の話、そしてそれを真剣に聞く先輩がた、
さらに園長先生の話しを聞いた上での職員同士の話し合い・・・。
全てが真剣に取り組み、
「保育というのはこんな人を熱くする職業なのか!?」
と感じた記憶があります。そんな姿をみて私も徐々に保育というのに興味を持ち、
学ぶようになりました。

何度もブログでも言いましたが、今年から後輩が入り、一緒に仕事をするわけですが…当時の先輩達のようにたち振る舞っているのか?

と常に考え、自分なりに悩む時があります。
ただ、このドラッカーの言葉を聞いて、なんだかスッキリした気分です。
「真摯さ」これを忘れずに、心掛けて行動する事が大切なのかもしれません。
先輩だから指導しなければいけない、先輩だからいい格好しなければいけない…変に気負うのでなく、
日々の仕事を真摯にこなすこと。簡単そうに見えて、一番難しいと思います。

見学者の方や研修先での質問で、後輩の指導をどうしたらいいか?と聞かれます。
その時に私がいつも答えるのは、先にも書いたように、先輩の姿を見て色々と学んできました。と…。
そして今でも先輩がよく言われるのは、私も教えられるほど、まだ分からない。

ベテランの先生が未だ分からないって目の前で言われたら、自分なんて、まだまだですね(笑)
ただ、それだけ簡単に身に付けられる保育ではないし、奥が深いです…。

「もしドラ」を読んだのは、今から5年前くらいですかね。塾長の奥様から勧められて読んだのがきっかけです。

そもそもドラッカーという人物すら知らなかったので、多少は抵抗がありましたが、読めば読むほどドラッカーの言葉に魅了されました。
しかしながら、当時はまだ保育の現場に繋げることが出来ませんでしたが、やっと何となくですが当時よりも深く理解できているように思います。
自己満足ですけが…。ただこうして、保育の現場に自分なりに、つなげて考える事で本当に勉強になったと思います。
また今回に限ったことではありませんが、
有名な人の言葉や考え方というのは私は、どこか通じる物というか、
考えるベースが似ているように思います。
塾長はドラッガーの本は読んだことがあるとしても、彼を研究しているわけではありませんし、
基本的に塾長個人の考え方です。決して真似ではなくオリジナルです。
しかし似ています・・・。
これに関して言うと、永遠の謎かもしれません。
そんな塾長から日々学ぶということは、本当に貴重な経験ですし、人生の財産になります。
今後もより一層、真摯に学ぶ姿勢を大切にしていこうと思います。
と「もしドラ」を勝手に終わろうとしていますね。肝心な本のストーリーを飛ばしてました(笑)
そうですね…気になる方は…ネットで検索してみてください!!
(投稿者 山下祐)

マネジメント10」への2件のフィードバック

  1. マネジメント報告、とうとう10となりました。塾頭、お疲れ様でした。大変勉強になる報告をありがとうございました。ドラッカーの教えもさることながら、塾頭のお人柄に触れることのできた連載であったと思います。本当にお疲れ様でした。
    “先輩がよく言われるのは、「私も教えられるほど、まだ分からない。」” ソクラテスもこの言葉に近いものを残しているかと思いますが、向上する人、社会に貢献しようと正しいことに毎日を尽くしている人は同じ考えに至る部分が多いようです。以前友人に「教育はゴールがないだろう」と言われたことがありました。藤森先生が保育を道と言うように、ある指標を目指して進む道であるものの、確かにゴールと呼べるものはないかと思います。だからこそ、一日一日を真摯に生きていく必要があるのだと思います。その中で、日本の未来が少しずつ明るくなっていく様子を、僕達保育者は子ども達の姿を通して見ていくことなのではないか、と思いました。

  2. 「真摯さ」について考えるきっかけをいただきました。いい事を言おうと思ったり、言葉で理解してもらおうと思うとなかなか難しい部分もあるのかもしれません。その部分も大切ですが、周りの人たちは自分以外の人の行動や変化には敏感でもあるのかもしれません。だからこそ、自分の行動や取り組み方から多くのことを感じ、それは言葉よりもずっと確かなものであるように思えます。真摯に取り組んでいる姿が一番説得力があるのかもしれません。「やっと何となくですが当時よりも深く理解できているように思います」という山下さんの言葉がありました。一度読んだ本をもう一度理解しようとする姿は真摯に物事を理解しよう、考えようとしている姿にも見えます。そんな行動から私も学ばせていただきました。

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