マネジメント4

このエントリーをはてなブックマークに追加
おそらく会社を経営するにあたって重要になってくるのは「マーケティング」だと思います。

まずマーケティングと聞いても、意味がう浮かんでこないと思います。
私もそうだったので調べてみると、
「顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、
 販売促努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動」
・・・まだ何となくな感じですね(笑)個人的に解釈したのは、
お客さんが一番欲しい物を販売するということでしょうか。
その為に、何が欲しいのか?どうしたら売れるのか?など考えることが「マーケティング」でしょうか。
ドラッガーもマーケティングについてこういう風に言っています。
「企業の目的は、顧客の創造である。したがって企業は二つの、そして二つだけの基本的な機能を持つ。
それがマーケティングとイノベーションである。マーケティングとイノベーションだけが成果をもたらす」
ここでイノベーションという言葉が出てきました。「新機軸。革新。新製品の開発」という意味です。
ドラッガーは顧客のニーズに合わせて、常に新しい物、考え方を出していくことが、
企業としての成果をもたらすと言っています。
さらにドラッガーは続けて言います。
「真のマーケティングは顧客からスタートする。すなわち現実、欲求、価値からスタートする。
『われわれは何を売りたいか』でなく『顧客は何を買いたいか』を問う。
『われわれの製品やサービスのできることはこれである』ではなく『顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足がこれである』と言う」
です。「もしドラ」では主人公は顧客を観客と捉え、観客は高校野球に何を求めているのか?と
考え導き出した答えは『感動』です。その為には自分たちがもっと強くなり、感動を与えるには、
次は野球便を顧客と捉え、部員をマーケティングしました。
部員は野球部に何を求めているのか?一人ひとり面談をすることにしたのです。
そして面談から出た内容を練習に活かすなど、具体的に改善をし始めたのです。
では、これを保育園という場に置き換えてみます。
まず顧客を保護者にすると、保護者は保育園に何を求めているのでしょうか?
おそらく、保護者によっては意見がバラバラなので、何とも言えませんが、
4月から我が子を保育園に預ける身になって感じたことは、
やはり安心して子どもが過ごしてくれれば十分というのが正直な気持ちです。
朝は私が送りにいくのですが、よく親元を離れたくない子どもが泣いていますが、うちの子に限っては、人見知りをしないのか、それとも何も理解していないのか(笑)今まで一度も泣かれたことがなく、ニコニコして担任の先生の所にいき、私には見向きもせず、遊んでいます。それもそれで、少しさみしいですが・・・。
ただそれだけ、我が子は保育園という場所を安心して楽しく過ごしているんだなと実感しています。
だいたいの保護者の皆さんは、こんな気持ちではないでしょうか?
それから子どもが少しづつ大きくなるにつれて、「〇〇な人になって欲しい」という欲求が出てくるような気がします。
ただ、日本の保護者は子どもに「優しい子になって欲しい」「強い子になって欲しい」など、よくあるような願いが出ると思いますが、
塾長のドイツの話で、ドイツのほとんどの保護者は、自分の子どもには「自立できる人になって欲しい」と答えるそうです。
だからこそ、ドイツのミュンヘンで行われている「バイエルン」のような教育をしているのかもしれません。
では野球部員をマーケティングしたように、保育園だと職員に目を向けてみると、これはなかなか難しいですね、まだ高校生の部活という意味では、面談は成り立つかもしれませんが、これが会社になると話しは少し変わってくる気がします。
以前、塾長と話していたときに、こんな事を言われました。
「職員から給料の不満が出た時は、それ自体が不満でなく、『働きがい』かもしれない」と言われました。
またこんな事も言われました。
「職員、一人ひとり興味関心が違うから、アイディアや面白い発想があると、その内容よって提案する職員を変えている」
確かに、塾長が私に何か提案するときは、決まって私の興味が湧くものです。
それにより仕事への『働きがい』が現在進行形で続いているのかもしれません。
しかし、それをするためには職員一人ひとりの事を理解してないと難しいですが、管理職やリーダーとなる人は、その辺りも重視しなければいけないのかもしれません。
ただ「もしドラ」と同じように、職員一人ひとりと面談をして職員の不満や欲求を聞いたところで、正直キリがないようにも思います。
そもそも保育士なので、人間関係が不満、給料が不満を一つ一つ解消するよりも、
「保育ってこんなに面白くて、素晴らしいものなんだ!」と
一緒に楽しむことで、自然と保育士としての『働きがい』が湧き出てくると私は思います。
なんだか今回の内容はまとまりがないような終わり方になってしまいましたね・・・。
読みづらくてすみません(投稿者 山下祐)

マネジメント4」への2件のフィードバック

  1. 必要以上になってはいけませんが、顧客のニーズのように保護者が保育園に求めていることを知るのは大切なことでもあると思います。「うちはこういう姿勢でやっていますから」と自信を持つことも大切なのかもしれませんが、お互いの関係があってこその保護者との関係でもあると思います。保育園に求めることから、改善した方がいいことも見つかるかもしれません。保護者の方の気持ちを考える、知るというのは忘れたくない部分ですね。そんなことを読んでいて感じました。

  2. 藤森先生のように、人を見抜く力があると言いますか、適材適所の判断力に加えて、その人に適した待遇、対応をすることが難しい場合には、一人一人に面談をすることも必要に思います。しかし、それ以上に、普段から自分のことを理解してもらえているという実感が、会話や仕事上の関わりの中であるのであれば、わざわざ時間をとって行うことではないとも思います。「面談」という言葉だけで、何か身構えてしまうような、そんな印象を抱かせかねません。
    常日頃から、藤森先生が職員室や部屋で温かく接して下さいます。本音で話すことが出来たり、冗談を言ったりと、きさくに職員と話すことのできる藤森先生のような園長先生が世の中にどれほどいるでしょうか。園を成長し、発展することを望むのであれば、ますは自分の園の職員が何を感じ、何を求めているのかを把握することから始めるべきであると、改めて感じました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です