おそらく、今の時期はどこの保育園も「運動会」に向けて準備を進めていると思います。
新宿せいが保育園も来月の半ばに運動会があるので、既に準備に取り掛かっている最中です。
運動会ですが、まず一番最初に行うことはプログラム作りです。
塾長が運動会のプログラムを考える上でよく言われることは「動き」があるプログラムがいいのでは?
と言われます。
やはり「運動」にちなんで「動き」を関連させる意図があるのだと思います。
そこで運動会の係りは悩むわけです・・・どんな形がよいのか??
今年も色々な案が出て、試作をしては悩みの繰り返しでしたが、
どうにか一つの形に持っていくことができました。
そして大量生産に取り掛かっています。
やはり「季節」というテーマがあると、考えも絞りやすいですね。
ちなみに余談ですが、先日日曜日にあるテレビ番組を見ていました。
すると「Francfranc(フランフラン)」を特集していました。
おそらく多くの人が知っていると思いますが、全国に展開している家具と雑貨を販売しているお店です。
私もプライベートや塾長と買い物に行くと、そのお店に行くので、よく利用しています。
行ったことがある方はご存知かと思いますが、
商品の配置や装飾などとても凝っていて、保育園を装飾するのに参考になるほどデザインが素敵なお店です。
そんな「Francfranc」も実は毎年テーマがあるそうです。
「自由に咲く花のように、思うまま、自分らしいスタイルを楽しむ」
「life is-」
なんだか曲のタイトルみたいなテーマですね。
こんな感じで季節に合わせてテーマを決めて、お店の装飾やオススメ商品を開発しているそうです。
やはりテーマというのは大切ですね。
さて話がそれてしまいましたが、
プログラムは然り、全体の企画、装飾などなど行事は考える事がたくさんあります。
時には失敗してしまうこともあります。今回は「失敗」について考えてみます。
ドラッガーは失敗についてこう言っています。
「成果とは百発百中のことではない、百発百中は曲芸である。成果とは長期のものである。
すなわち、まちがいや失敗をしない者を信用してはならないということである。
それは、見せかけ、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない。
そのようなことでは、意欲を失わせ、士気を損なう、人は、優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる」
なんだか私自身、耳が痛い内容です。
8年も働くと、当たり前ですが後輩もたくさんいますし、立場も変わってきます。
そんな時に後輩の手前いい格好をしようとするあまり、無難な事しか取り組まなかったり、
新しい事に挑戦する気持ちが少なくなり、守りに入ろうとしたり・・・。
要は「失敗」するのを恐れているのかもしれません。
「優れているほど新しいことを試みる」
私は優れている人になりたいという訳ではありませんが、
もっともっと色々な事に今まで以上に挑戦しなければいけません。
いま、塾長のブログで「楽観主義と悲観主義」について長く連載されていますが、
失敗を恐れて何もできないのは「悲観主義的」な考えです。
もっと「楽観主義」の考え方になる必要があります。
(投稿者 山下祐)
私は失敗し過ぎるタイプかもしれません。いつも「もっと考えようよ」という結論に落ち着いては、また失敗をしてしまいます。今日のブログの内容を読んでNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」で(好きなので毎回録画しています)お医者さんが「評論家になるな。何かをしていれば必ず批判される。批判されるということは行動していることだ」ということを言っておられ、どんっと胸を突かれたような衝撃があり、今でも覚えている言葉です。この言葉が支えにもなっているのですが、ここに私の場合はもう少し丁寧さが加わればいいなと思ってもいます。「見せかけ、無難なこと、下らないことにしか手をつけない者である。成果とは打率である。弱みがないことを評価してはならない」とドラッカーも言っていますが、動きの大切を感じる言葉ですね。運動会のプログラムの動きから、失敗を恐れない動きに繋がっているようでした。
塾頭がこうして勤勉に、しかも自己を省みる姿勢で仕事に取り組まれるからこそ、それに続く人間もまたそのように生きることができるというものです。
この夏、保育園にスズメ蜂やイラガという人を刺す幼虫が出ました。対処をお願いするやいなや敢えてタンクトップになった塾頭に驚きました。「だって相手は虫だぞ?大丈夫でしょ」との言葉が返ってきました。イギリスの元首相であるウィンストン・チャーチルが「危険が身に迫ったとき、逃げ出すようでは駄目だ。かえって危険が二倍になる。決然として立ち向かえば、危険は半分に減る。何事に出会っても、決して逃げてはいけない…決して。」という名言を残されています。戦争を肯定することでは決してありませんが、この精神が第二次世界大戦中の戦時内閣でリーダーシップを発揮しイギリスを勝利に導いています。そして、政治や文学にその才能を発揮し、常に国民たちを激励し勇気を与えた人と称されています。
体現されている人が自分の身近にいるという感動と共に、何とも心強い気持ちが湧いてきます。