メンズディスカッション

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一昨日は塾長が主張のため、臥竜塾はお休みでした・・・。
先日「GTメンズディスカッション」という企画がありました。
今回で3回目で私は初めての参加でとても楽しみにしていました。
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新宿せいが保育園の長岡先生がファシリテーターとして最初に趣旨を話しました。

「藤森先生の話を聞いて、自分なりに租借して、自分なりの言葉、人生にリンクさせて社会にアウトプットしていく必要があるのでは?だから、このような会を始めたいと思った。」
せっかく保育士になったとしても、職場で男性一人というのは確かに辛いですね。
よく塾長の講演で男性の役割という話しをされますが、

「『男だからダイナミックに遊ぶ』『男だから外でサッカーをする』男だから~と言う人がいますが、おそらく男性より女性の方がダイナミックで逞しいです(笑)
子どもにとっては女性だけの社会はおかしいし、男性だけというのもおかしい。両方いることで意味があります。

例えば子どものくだらない遊びに何度も付き合えるのは男性だけど、女性は付き合えない。それを見守っているのが女性の役割です」と。

長岡先生が言うには全国で見ても男性保育士は5%に過ぎないそうです。
まだまだ女性の職業という印象が強いですね・・・。

さてディスカッションですが、今回は3つの議題を用意しました。

・保育行事のアイディア
・保育における多様性
・男性保育士の将来

の3つです。その中で自分が話しをしたい聞いてみたい議題を選択して、
じっくり話し合います。

私は悩んだ結果「保育行事におけるアイディア」を選びました。
今回はその事を書こうと思いましたが、実は内心「男性保育士の将来」についての話し合いに
参加したかったのです。
と言うのも最近の見学者や先日のGT職域セミナーのグループディスカッションの中で
男性についての話しが出るのです・・・特に給与面・・・。

「実際に男性保育士の給与でやっていけますか?」

と・・・。
まぁしょうがないですね。実際に新宿せいが保育園で男性保育士で現場にいる人は11人もいます。
色々と先生方から話しを聞くと、やはり処遇が低いのですぐ辞めていくそうです・・・。
それに対して新宿せいが保育園は人数も多いので、どうしてか?気になるそうです。
その辺について塾長は

「おそらく一流のサラリーマンに比べると処遇は低いのは当たり前。私の息子は帰りも終電で子どもと遊ぶ時間もないほど忙しいし土日も仕事などて会社に行くこともあります。

それに比べて保育士は定時に帰ろうと思えば帰れるし、行事前以外残業もない。だから何を優先するかだよね。例えばお金を優先するならば自分のプライベートの時間はほとんどない。
自分のプライベートを優先するならばお金は望めないよね…」

確かにその通りかもしれません。私はお陰さまで結婚して子どもにも恵まれました。

平日は定時に上がらせていただき、帰って息子と触れあう時間を持つことができます。
休日も家族3人で楽しく過ごさせてもらっています。それも職場の理解あってこそだと常に感じています。
確かに東京のサラリーマンに比べると低いかもしれませんが、お金で買えない物を日々頂いています。
塾長が言われるように本当に何を優先するかで生活が大きく変わりますね。

ちょっとお金の話しばかりなので、話題を変えましょう(笑)

また塾長はこんなことを常に言われています

「男性保育士は実家が保育園を経営していない限り、自分の将来を不安に感じてしまう。だから私は全国の男性保育士に『夢』を与えたいんだよね…それが我々の臥竜塾でもあるんだよ。

来年度から塾生が年間で講座を開くことで目標にもなるし、それがもっと広がると養成校の講師になれるかもしれないし、園内研修を頼まれるかもしれない。
そうなると夢が広がるよね…だから臥竜塾がもっと発信していく必要があるかもね。」

これを目の前で聞いて、感動して言葉も出ませんでした…。
どうしても、まだまだ保育園は女性の職場という印象が強いあまり男性が定着しません。

おそらく給与の面もあるかもしれませんが、やはり将来を見出だせないでいるのかもしれません。

長岡先生が最後にこんな事を言いました。「僕らが突っ走ることで、世間にアピールして、イメージを変えていく!」
本当にその通りかもしれません。もっともっと私達が色々な事を実践し、それを発信しアピールすることで全国の男性職員に勇気と夢を与えることができたら幸いです…

そして一緒になって実践することができたら、すっごい!!楽しいでしょうね!!!

ちょっと今回の報告はかなり情緒的になってしまいました(笑)

でも本当に一緒に楽しく保育をしていきたいと強く思った今日この頃です…(報告者 山下祐)

メンズディスカッション」への3件のフィードバック

  1. 私は将来のことを考えないようにしていました。常に今にだけ集中する…集中というとかっこいい言い方ですが、常に目の前のことにだけを考えるようにして、後のことは「何とかなる」と思うようにしてきました。それは将来のことを考えないためでもありました。先のことを考えるとやはり不安になるのは正直なところです。そんな自分に対して、藤森先生から「夢」という言葉を聞いたとき、忘れていた、忘れようとしていた感情を思い起こさせてもらったような大きな感情の起伏がありました。「夢みたいなこと言ってないで、目の前のことをちゃんとしなさい」と言われることもあるかもしれません。確かに目の前のことをちゃんとしていないのはいけませんが、自分も含めて、人の夢は尊いものだなと思えるようになりました。自分が今後どんなふうになっていくのかは分かりませんが、目標であったり、夢を膨らませていけたらいいなと思います。
    「何を優先するか」という話も納得でした。確かに、定時に帰れますし、ほとんど残業もなく、休日もしっかりあります。自分の好きなことや、家族との時間もあります。そのことをありがたく思いました。

  2.  藤森先生が僕たちの先頭を歩いてくださる人でよかったと心から思います。保育者を始め、指導する人、即ち指導者は可能性がどんどん広がっていく時代だと思っています。僕らは良き指導者になれます。藤森先生の一番近くにいるのだからそれは実はとても自然なことなのだと思います。僕らにあともう少し必要なのは、どんな指導者になりたいか、どんな楽しい道が自分に合っているのかと想像する力ではないかと感じました。
     成功とは道のりであるということの意味が最近わかりました。勉強不足で申し訳ないのですが、明治維新の時代を駆け抜けた人たちは、成功という道のりの渦中にいました。その人たちは今の時代を想像していたかもしれませんし、もっと先の時代のことを考えていたかもしれません。しかし、自分が生まれたのはその時代だったのです。そして、その時代において必要で、最大限のことを成し遂げました。国をよくしていこうという道のりの中で死んでいった彼らの人生は、言うまでもなく成功者です。つまり、成功は道のりであるということです。
     僕らは成功を重ねて重ねて、気付いた時に自分の目標としていたものにたどり着いていると思います。その時にはまた違う目標が立っていると思うので、やはり成功は道のりなのですね。最高に楽しいと思えることを一つずつやっていきましょう。皆で笑顔で楽しくやっていけば道は開ける、そういう時代がきていると思うのです。

  3. 思わずコメントを入れました。
    この話、とても大切なことですね。自分自身も周りに居る男性職員と話をすると、「給料面」の話は切っても切れない内容になってきます。しかし、自分としてはいかにこの職業に「誇り」や「夢」が詰まっているかということを話すようにしていますし、自分自身がその目標をぶれないように意識しようとしています。とかく、保育園にいると毎日に追われ、こういった目標が曇りがちになり、しんどくなる男性職員も少なくありません。「夢」を持つことはこの職業にはとても大切なことですね。
    今、この文章を読んで、自分がそういったことに少しでも携われているということがなによりの自分の自信になり、誇りになり、やりがいになっています。「一緒に楽しく保育をしていきたい」この思いはぶれずに持って、自分の今居る現場を盛り上げていこうと思います。

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