不安→自信

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今年のテーマは繰り返すようですが「伝統」です。

そろそろ夕涼み会に向けて係も始動し始めました。

以前の報告で茶室の紹介をさせていただきましたが、今年の夕涼み会では、その茶室を活用しようということで、

よく時代劇でも出てくるような、番傘の下で抹茶とお茶菓子をいただく、

「野点をしよう!」と塾長と西村君と企画する予定です。

いかにも水戸黄門のうっかり八兵衛が「ご隠居!そろそろ休憩しませんか?」と

言いたくなるような雰囲気の野点のブースを作りたいと思います。

 

まずお茶ですが、実は西村君が月に何回かお茶を習いに行っています。

ですので、当日も西村君がお茶のお点前を披露する予定です。

 

そしてお茶と一緒に出てくるお茶菓子ですが、

何を作ろうか・・・と3人で悩んでいたら、塾長がある小さな箱を持ってきて

「これはどうかな??」

と提案してきたのが「落雁」でした。

落雁とは、米などから作ったでん粉質の粉に水あめ、砂糖を混ぜて着色し、

型に押して乾燥させた干し菓子です。おそらく食べた事がある人も、ご存知の方もいるかと思います。

塾生の西田君が実家の金沢からお土産で持ってきてくれます。

塾長が見せてくれたのは、子どもの日にちなんだ落雁で色とりどりで形も様々でとても素敵な落雁でした。

 

しかし、見た瞬間「これは作れるのか!?」と心の中で思いました。

取りあえず、作り方を調べてみると材料は入手が困難な物はなさそうなので、

あとは素人が作れるのか・・・です。

まぁやってみないと始まらないので、作ってみる事に・・・。

 

早速、塾長と西村君の三人で材料と型を買いにいきました・・・。

東京のいいところは、すぐに材料が揃うところです。

合羽橋というとこは食器や調理道具の問屋街で、

近年は海外からの観光客が多くなってきました。

そこで5種類の型を購入しました。

ただ、ここで驚いたのは値段です。

落雁専用の型を購入しようとしたら、なんと20000円もするのです!

木製の物で、押し出して簡単に取り出せるようになっています。

とは言っても、素人がさすがに20000円の物を使うのは勿体ないので、

一つ400円くらいの陶器で出来た型を購入しました。

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そして、いざ調理開始!

西村君と手分けをしながらせっせと作り始めて約1時間・・・。

なんとか完成しました!!せっかくなので抹茶を混ぜた物とノーマルな味の二種類を作りました。

最初は作ったこともないので、粉や砂糖を入れてこねる作業はいいですが、

固さなど全く分からないので、とりあえず適当にしてみると、

その適当が良かったのか、奇跡的に上手くいったのです(笑)

型から外すのは少し時間もかかりましたが、

やっていくうちに上達し、二人とも落雁マスターになりました(笑)

DSC_0687

素人が作ったとはいえ、満足した出来栄えでしたし、

何よりも塾長も美味しいと言っていただいたのが嬉しかったです。

 

過去にも夕涼み会の食事でバームクーヘンを作ってみたり、

きりたんぽを作り、炭火で焼いたり、

祭り寿司を作ったり・・・。

今まで、色々な事をやってきました。

最初はどれも不安から始まりますが、塾長のやってみよう!

の一言で不安が自信に変わるのです。

そんな「大丈夫!やってみよう!!」という一言で

不安が自信に変えることができる存在になりたいと思います(報告者 山下)

不安→自信」への3件のフィードバック

  1. 野点いいですね!夕涼み会の雰囲気がまた一段と伝統を感じるものになりそうです。他にも様々なブースがあるのかと思うと楽しみです。こちらも楽しんで計画、準備をしていきたいなと思っています。「まぁやってみないと始まらないので、作ってみる事に」という考え方は素晴らしいですね。本当にそうですよね。やってみないと始まりませんし、なによりそのやってみるを楽しみながらやることで、できてしまうことにもなりそうですね。落雁の出来栄えも素晴らしいです!満足した出来栄えとありましたが、思ったことが形になる喜びは格別ですよね。とても幸せな気持ちになりそうです。藤森先生の「大丈夫、やってみよう」が不安を自信に変えるというのにも感動してしまいます。とりかかりで前向きになることで、どんどんいい風が吹いてきそうな予感がします。その言葉があるからこそ、「やってみよう!」「やってみたい!」とより思えてきますね!
    私もそんな存在になりたいです。

  2. 夕涼み会への準備が着々と進められているのですね。そして、見事な試作品ですね。この落雁をあの茶室でいただくとは、なんとも趣深い経験になりそうです。正直、「落雁」という和菓子の存在を知りませんでした。調べてみると、落雁は「打菓子」とも呼ばれているようで、木型に生地を入れながらトントントンと叩いていく行程でそう言われているとありました。そういった菓子やそれを作る機材なんかも、これから見る機会は増々減っていくでしょうね。そういった意味でも、「伝統」というテーマの重要さが際立ってきます。

  3.  夕涼み会お疲れさまでした!野点のブース、大盛況で幕を閉じましたね。落雁、とても美味しかったですし、夕涼み会の夜に皆で食べた失敗作(?笑)も僕はとても美味しく、1人3個のところを何個も食べてしまいました。塾頭、西村先生の努力の結晶が生みだした魂の味でしたね。
     「大丈夫!やってみよう!!」とても勇気の出る言葉です。新しいことへと挑戦する気持ちがにわかに湧いてくる言葉です。不安を自身に変えて、前に進んでいくことの大切さを学びました。

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