世代間交流

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先日学童でハロウィンパーティを行いました。

簡単に内容を説明させていただくと、保護者の方々が家庭役で在宅してもらい、仮装して訪問し、「Trick or Treat」と言ってお菓子をもらい、学童に戻ってみんなでそのお菓子を食べるという会です。

このハロウィンパーティは、毎年の恒例行事で毎年多くのご家庭が家庭役を担ってくださり、子どもたちも職員もとても楽しみにしている会です。

家庭役を率先して担ってくれるご家庭が多いことからもこの会の充実度を感じましたが、さらに毎年のこの会で家庭役を担っていただいているボランティアの方が今回も家庭役を担ってくださりました。

その方は、この会だけではなく、毎週火曜日に学童に来てくださり、製作を中心に子どもたちと一緒に遊んでくださっています。

その他にも定期的ではないものの、ボランティアで来てくださる方は多く、職員はとても有り難い気持ちでいっぱいです。

そこで今回のタイトルとさせていただいた「世代間交流」の話に移ります。

世代間交流とは、世代の異なる人が相互に交流し、互いの生活文化や価値観の理解を深めるために行われる活動のことです。

人間は、生涯を通して家庭、学校、地域社会や職場等で行われる様々な営みから自分づくりを行っていると考えています。

学童もそんな貴重な経験のできる数少ない場だと思っています。

現代は少子化や核家族化が進行し、昔と比べて子どもを取り巻く環境が大きく変化してきています。

かつては祖父母,親とその子どもたちといったように、家族の人数も多く、世代が限られることがなく豊かな人間関係を持つことができましたし、各家族における子どもの数も多かったため、兄弟、姉妹でのかかわりも豊富であったそうです。

しかし少子高齢化が進んだことなども影響し、現代の日本の家族は親と子のみによる核家族の家庭が多くなった。

さらに各家族における子どもの数も減少し、家庭内での人間関係が単純化してきている。

このような背景がある中、様々な世代のボランティアの方が学童まで足を運んでくださり、子どもたちと交流を図っていただけることは、現代の時代背景という視点からみてもとても有り難いことです。

今後もボランティアの方々と子どもたちの交流を大切にいていくと共に、地域の方々、そして保育園の職員も含めた様々な世代の方々との交流を図れるような行事を月案会議等を用いて、子どもたちと一緒に考えていきたいと思います。(投稿者 若林)

世代間交流」への2件のフィードバック

  1. 様々な年代の方や人によって子どもとへの関わり方も違いますね。そんな多くの人との関わりから、子どもを様々なことを感じとっていくのでしょうね。自分を中心とした周囲というよりも、周囲の中にいる自分という感覚を認識するといったかんじでしょうか。そんな感覚はとても大切なように思います。他者の価値観を受け入れるというのは慣れていないととても難しいことなのかもしれません。自分の中に他者が入ってくるというイメージを持ちすぎるとうまく認識できなくなるのですかね。そうではない感覚を持っている子は柔軟に他者と関わっていけるかもしれません。そんな意味でも世代間交流は大切ですね。

  2. まさにハロウィンの日は、高田馬場駅もゾンビやキャラクターに扮した人達がたくさんいました。テレビでその日の渋谷の様子が放送されていましたが、お祭り騒ぎといった感じですごかったですね。
    それとは異なった子ども達の楽しみとしてのハロウィンパーティーといった様子が文面を読んでいてとても伝わり、和やかな気持ちになります。保護者の方々に家庭役で在宅してもらうなど、世代間交流、地域交流を目的とした行事として展開されていて、ハロウィンの見方が変わるような思いがありました。交流を深める為のきっかけづくりも保育士の仕事の一つであることを改めて感じます。

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