製作ゾーンにて、クラスの先生の考えたアイディアが冴え渡っています。
というのは、〝折り紙〟についてです。
12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2009年6月22日『折り紙』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
そんな素晴らしい力をもった折り紙ですが、少し困っていました。
というのも、折り紙を自由に使っていいようにしていたところ、取ってはクシャクシャにしてそれでおしまいにしてしまったり、白い部分にちょっと色鉛筆で色を描いておしまいにしてしまったり、と、折り紙本来の遊びへ発展させられない場面を多く見ていたからです。
すると、クラスの先生がこんなアイディアを出してくれました。
「折りたいものを決めてから折って下さい。」
シンプルな提案なのですが、とても効果があり、折り紙の本を持って保育者の元へ子ども達がくるようになりました。折りたいものと折れるだろう力が掛け離れている場合には、こちらから提案もできますし、折ってほしいだけの場合には、折ることが得意な子に折ってもらうよう促すこともできます。
前もって言うことを〝事前ルール〟と言ったりもするそうですが、言葉がけ一つでこれだけの効果があることを実感しています。
この折り紙の件をきっかけに、いくつか別の発見もありました。
次回の報告でお伝えします。
(報告者 加藤恭平)