何気ない今日と云う日が いつでも記念日

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先日の土曜日の午睡明けです。

先日の土曜日の午睡明けです。

土曜日なので平日と比べて子ども達の人数も少ないですね。いつも以上にどこかのんびりとした雰囲気が感じられます。

この日ものんび〜り、ゆった〜り、過ごすだろうと思っていたPM15:21、

「おとめ山公園でおやつ食べてきたら?」

我らが誇るベテランの先生の言葉で、何かスイッチが入ったような気がしました(笑)

「人数も1,2,3,…じゃジュースとか準備しちゃいますね。」

「人数も1,2,3,…じゃジュースとか準備しちゃいますね。」

 とは、ベテランの先生と誕生日が一緒のこの先生。この手際の良さ(笑)成り行きのスムーズさに関心してしまいました。

園庭でおやつを食べることはよくあるのですが、散歩先でとの提案に大喜びの子ども達で、早速準備をしていました。

「早くー!」

「早くー!」

 

「おとめ山公園のあの虫がいっぱいいるところがいいよね!」

「おとめ山公園のあの虫がいっぱいいるところがいいね!」

「あの丘のところ?」

「そうそう!」

「あそこはテーブルもあるから丁度いいよね!」

自分達で散歩の場所を決め、

出発!

出発!

 

到着!

到着!

きなこ棒とジュースを美味しそうに頬張る子ども達でした。

12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2016年8月29日(この日のブログは〝11Anniversary〟の日!)『ポジティブな養育4』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)

〝日本における教育基本法にある教育の目的に、平和で民主的な社会の形成者としての資質を備えることとあります。この目的に向かって、保育者は子どもを教育する必要があります。それには、平和とは何かを体験させること、民主主義とはどのようなことかを、さまざまな場面で体験させることも必要になってきます。アメリカの国立小児保健・人間発達研究所では、質の高い保育の要素の一つとして、「社会的な行動の奨励」を挙げています。その例として(中略)

「保育者自身、よい行動をお手本として示しているか?」とあります。保育者が、社会的行動の奨励として手本を示すということは、どういうことなのでしょう。保育者同士、仲が良いとか、助け合っているとか、チームワークがよいということなのでしょうか?そういう意味で言えば、職員同士派閥があるとか、職員同士確執があるとか、職員がバラバラであるということは、質が低いということになりますね。〟

アイディアを生む力。そしてそのアイディアに〝乗る力〟。 散歩先でいただきますをするまでのたった20分の間に、発案、準備、実行という全てが滞りなく行われるこの力を〝チームワーク〟と呼んでいいのなら、抜群の力が発揮された一場面のように感じられました。

また、発案者、そして準備をしてくれた先生は散歩先に行っていないというところも見逃せない点だと思います。子ども達に楽しい体験をさせたいという思いは、言うまでもなく園の先生方全ての共通のものであることを改めて感じます。

〝社会的行動の奨励〟。固定観念や刷り込みに囚われることなく、現状をより良いものにしていこうとする保育者の試みは、これから社会に羽ばたかんとする子ども達に財産のように蓄積されていくことでしょう。

その一端を感じたこの度の出来事でした。

おやつ後、遊んでいると園の保護者の方とお会いしました。一緒になって遊んでいただき、帰り際に頂いた「こちらこそ遊んでいただいてありがとうございました。」との言葉に、保護者の方々にも保育を理解し、温かく見守ってもらえている日常があるのだということに改めて気付かされるような思いになりました。

おやつ後、遊んでいると園の保護者の方とお会いしました。一緒になって遊んでいただき、帰り際に頂いた「こちらこそ遊んでいただいてありがとうございました。」との言葉に、保護者の方々にも保育を理解し、温かく見守ってもらえている日常があるのだということに改めて気付かされるような思いになりました。

(報告者 加藤恭平)

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