保育学んで3年目。お手柔らかにお願いします!

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新宿せいが保育園に入り、早いことで3年目になりました。就職した頃は、「保育」の「ほ」の字も分からなかったのが、最近は「保」の字の1画目のにんべんのはらいが書けるくらいにはなったかなと思います。と言うのも、その大きな1歩として、保育指針を買ってみたことがあります。2年間、保育というものも分からず、指針など気にしたこともなかった私ですが、塾長と出張に行き、講演を聞くことで、指針を読んでみたいと思ったのです。それと同時に保育とは何だろう…と少し考えるようにもなりました。そして、このように就職して2年半での様々な経験から、漠然とですが、私なりに保育とはこのようなものかなというのを、少し考えました。ですので、その考えやそれを踏まえての今後のブログの書き方を今回は書きたいと思います。

保育とは…と言っても、前提とアプローチの2つがあると思います。前提とは、すべての幼児教育の前提となることですね。ここで私が書きたいのは、私なりのアプローチの仕方、言い換えると保育観という言葉になるのでしょうか。そして、これは今の時点での、私の保育観ですので、今後変わる可能性もあります。それは保育ではないよと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私の考えていることを、色んな人に読んでもらうことで、吸収できることがたくさんあると思うので、読んで考えたことを私にもください!(笑)

保育観を話す前に、私が保育指針を読みきっかけとなった話を簡単にしたいと思います。それは、先ほども書いてますが、塾長の講演です。その講演では、小学校以降の教育と幼児教育の違いをお話されてました。すごく簡単にまとめる小学校以降は教科カリキュラム、幼児教育は経験カリキュラムと言われ、幼児期のいろんな経験が、小学校以降の学びの基礎となるという話でした。その話を聞いて、どんなカリキュラムなのか、興味が湧いてきたので、実際に小学校の学習指導要領と、保育所保育指針、ついでに幼稚園教育要領まで買ってみました。

幼児教育はいろんな経験ができる環境を用意することが重要というのを3年目で知った私は、これまでの2年間、環境マイスター(見習い)として、そのような環境を用意することができていたのだろうか?趣味のような楽しいことばかりやってきたけど、ちゃんとそのような環境になっているのか?と考えました。しかし、いろんな経験のできる環境ということで、子供が少しでも興味を持ったり、指針に当てはまれば、保育として成立するのかなと思います。なので、「お茶」を例に挙げて、保育指針に照らし合わせて、この経験から、子どもたちにどんなことを学んで欲しいか考えてみました。そして、今年度の塾セミナーの初回では、セミナーをワークショップ形式でやるようにした背景として、このようなことを話させていただきました。そこでも少し話したのですが、色んな経験のできる環境ということで、まずは、保育者がいろんな経験をしておくということも重要だと思います。これまでの人生においての経験も大切ですし、現在もこれからも、いろんな保育のヒント集めはやっていかないといけないと思います。なので、趣味や特技というのは、とてもいい武器になると私は考えています。

このような考えになる前は、自分の趣味はただ楽しんでいるだけのようだから、やめた方がいいのかなということを思っていました。しかし、そこで感動があったり、何か保育のヒントになるようなものを発見すれば、趣味が楽しいだけじゃなく、学びにもなって一石二鳥だという考えに変わったのです。これが1つ目の保育観です。もちろん、気分転換のために、何も考えない、ただただ自分の楽しめる趣味というのも必要なときがあるのかなーとも思います。

そして、新宿せいがでの2年半の経験から出来上がった保育観がもう1つあります。それは、「保育とは保育であって保育でない」ということです。(正直、未だにピッタリな言い回しが見つかりません笑)上手く伝わらないかもしれませんが、保育には色んなことが関わっていると言いましょうか…。なんか、無駄な事はないなぁと言いましょうか…。身近なところから言えば、地域。だんだんと範囲を広げると、日本という国や世界といった感じです。最近、ある大学の先生の話を聞く機会がありました。その先生はスウェーデンに保育園の視察に行かれて、その報告を聞いたのですが、先生曰く「この国民性、この国家体制、この国の文化、この雰囲気あっての、この保育だよね」ということでした。つまり、その国の文化や国民性などに合った保育というのが、必ずあると思うのです。それが、塾長の「見守る保育」だと思います。ですので、保育を語るには、その背景を知ることも必要な気がします。これが、保育には色んなことが関わっていると思う所以です。私は2年半で、一見関係なさそうなことでも、どこかで保育に繋がっているという経験したからこそ、そう考えます。

以上を踏まえて、私は今後のブログでは、保育園に限らす、普段の生活においても感動したことや面白かったことなどを報告していきたいと考えています。そう言えば、塾長のブログも前は花のことや、出張先で感動したことなど書かれていたような…(笑)私のとは違うと言われそうですが、それはアプローチの違いということで、お許しください(笑)自分で保育に繋げられそうだったら、繋げていきますが、難しそうだったら、塾長はじめ、皆さんのお力をお借りできたら有難いです。よろしくお願いします。

西村 宗玲

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