配膳の時の写真なのですが、とても感動したので報告します。
新宿せいが保育園では配膳も異年齢のグループで行っています。2Fと3Fに分かれて食べ、お当番になったグループはお当番をした階で食べます。
以前、流れるままに配膳をしていたら、お当番さんのお皿やお椀が足りなくなってしまったことがありました。
なので基本は、先にお当番さんのものは確保しておき、配膳を始める、といった段取りになっています。
その日は配膳を始めようと思った矢先、もう既にこうして確保してあったのです。
忘れやすい僕なので(笑)とても助かりました。
職員にお礼を言うと、「私じゃないですね〜。誰でしょうね。」とのこと。
するとその会話を聞いて、「やっておいたよ〜。」と声をかけてくれたのはすいすい組(5歳児クラス)のこの日のお当番の女の子でした。
前回の報告で紹介させていただきました、11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年11月28日『社会の一員』。結びにこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
大げさかもわかりませんが、上記の〝子どもに新しい文化を創造する能力〟という部分、まさに当てはまるように思いました。本来お当番の仕事ではないことを自分で想像し、創造しています。
〝共生と貢献〟。こうして子ども達に貢献してもらいながら、大人が助けられ、そして助けてもらった恩を子ども達に返す。それはまさに共生であり、子ども達は共に社会を築かんとする共同体、仲間なのだということを改めて感じた出来事でした。
(報告者 加藤恭平)