8月29日に熊本県のとある保育園で、公開保育があったので見学させてもらいました。その園の見学でまず目についたのは、「パペットコーナー」というコーナーでした。そこで子ども同士で人形劇をしていました。塾長の講演等でよく「子どもと大人で遊んだり完結させてしまうのではなく、子ども同士の横のつながりを大事に」という話しが出ることがありますが、まさに横のつながりで過ごしていました。パペットを操る担当の子もいれば、それを観る観客の子もいてそれぞれの役割がありました。
以前に新宿せいが保育園の成長展でも「遊びの発展」ということで紹介したことがありました。それは、子どもが一人で絵本を読むということから発展し、一人の年長さんが大人のようにみんなに読み聞かせをするという姿が見られたことがあります。これも遊びの中からの発展が横へのつながりになったということでしょう。それは、普段、先生方がやっていたのをマネしたのかはわからないのですが、ストーリーなどは特になさそうだったものの、とても盛り上がっていました。
もう一つは、運動遊びをしていた姿を見たときに二種類の平均台が置かれていて、それぞれに子どもたちが並んでいました。一つは幅が広い平均台、もう一つは幅の狭い平均台でした。
そして二歳児さんで行われていたのは両手を上げ、片足でケンケンしながら動き回る体操をしていました。
今年ドイツへ行きそこで行っていた運動遊びは、ほぼ全てバランス感覚を養うための運動遊びでした。体力や筋肉は幼児期にはつけることはできませんが、、バランス感覚を幼少期に養うことでケガ等を避けられることができるので、そういった運動を実際に取り入れられていたのでとても参考になりました。
(投稿者 柿崎)
素晴らしい保育園ですね。運動あそびの取り組みもさることながら、パペットコーナーはとても面白いですね。ドイツでもパペットをお集まりの時に盛んに用いるということを聞きました。保育士が用いる為にあるのではなく、子どものあそびとして有意義に用いられていることや、子ども達がその中で役割を見出してあそんでいる点がとても興味深いです。
素敵な取り組みですね。子どもたち同士が関わりながら遊んでいる様子が伝わってくるようでもあります。多くの子ども達が関わって遊ぶことでよりおもしろくなる場所をこのように整えておくということはとても大切ですね。参考になりました!