9月5日から7日までGT長崎の研修に参加させて頂きました。
日程的には前回行ったGT熊本の時と同じ流れの日程でした。5日は午後に長崎へ到着し1園目の見学をしました。このブログの「製品」からたまに提案があるように「文字、数、科学」に関するヒントを紹介している中で今回見学させて頂いた保育園さんにも参考になるものがたくさんありました。
先ずは、簡単な「すごろく」なのですが、これは市販されているものとは違いマスの部分が単純に「2すすむ」や「1もどる」「1かいやすみ」などシンプルで数もわかるし、ルールもわかりやすいのではいかと思いました。数字や「すすむ」「もどる」「やすむ」などの言葉の意味を理解していきルールも理解できるようになれば、もっと内容の濃いものを使って遊んでいけるではないかと思いました。
また、「三目並べ」というものもありました。これも手作りのものだったのですが、コマを三つ並べるという遊びも数が理解できないと楽しくないですし、深く考えれば相手に三個並べさせる前に自分が並べなければならないという勝負なので、このようなゲームもレベルに合わせて三目から五目に増やしていっても楽しんでいけるのではないかと思いました。
以前、塾長から「ドイツでは日本で言う廊下のような場所も保育室と考えている」と聞いていましたが、ここの保育園さんもそのような意味を感じさせてくれる場所がありました。それは、いつでも水分補給ができるようにお茶の入ったドリンクサーバーとコップが設置され、横に座って飲めるようにベンチも置いてありました。
ここの園さんでは手作りおもちゃが多く見られたのですが、それに対し塾長は手作りおもちゃの意味を次のように教えてくれました。
「手作りおもちゃが良いのは、市販されているおもちゃでは補えないところを補う事が出来ることと、今いる子どもたちの発達や成長にあったおもちゃが作れること」と言っていました。
今回は特に「文字、数、科学」という点と「手作りおもちゃの在り方」というところで私自身もとても学ばせて頂きました。(報告者 柿崎)
シンプルな遊びが次の遊びの導入になったり、その遊びそのものもシンプルで簡単だからこそ、いろいろな友達を介してできる遊びに広がったりしそうですね。目の前にいる子どもの様子をみて、その子たちの遊びが広がるように工夫できるのが手作りおもちゃのよさでもあるのですね。確かに自分で作るからこそ、ここはこうしたら子どもの遊びが盛り上がるんじゃないかなと考えながら作っていることがあります。手作りおもちゃの大切な視点を教わりました。お茶コーナーのベンチ、いいですね。さりげない優しさを感じるようでもあります。お茶を飲みながらの会話なんかも生まれそうです。k.kさんはお茶、好きですか?笑
手作りの玩具の概念が変わったような感覚になりました。牛乳の空き箱で椅子をつくるとか、手押し車をつくるとか、ありがちなものにしか思っていなかったのですが、発達に合わせたものをつくることができる利点があるという発想はまさに目から鱗です。目の前の子ども達の発達を考えながら、優れた玩具を生みだす作業は、まさに発明の領域であると思います。特許にさえ手が届くかもしれませんね。もっとクリエイティブに考えていこうと思います。
もりぐちさん。僕はお茶が好きですし、何よりもりぐちさんのコメントが好きです。笑 ベンチでゆっくりお茶が出来る日を心から楽しみにしています。
僕はK.Kさんのキャラクターを感じ、一気にファンになってしまいました。ゆっくりお茶ができる日を楽しみにしています!!