台風から

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先日、東京に台風が上陸しました。

ちょうどその日は火曜日なので臥竜塾と第2回目の年間講座でした。

確かに先月の年間講座の時もかなりの雨でした…。

さすがに3回目の講座で雨はないと思いますが、二度あることは三度あると言いますね(笑) しかし竜というのは水を司る神様でもあります。

竜の神様が臥竜塾生の年間講座を見守ってくれていたのかもしれませんね…。

 

そんな、訳で臥竜塾の時も塾長の家の窓に雨風か強く当たって帰りが心配でしたが、

案の定びしょびしょになっての帰宅です(笑)

まぁ小中とサッカーをしていたので基本、雨でも練習や試合をしていたので、

少し懐かしい気分になりました。 そんなことはさておき、保育園の近くに神田川が流れていますが、普段は静かで、

夏には子どもが川に入って遊べるくらい深さもない、静かな川ですが、

大雨の時は一変、牙を向きます…。 もちろん、その日の神田川は水かさも高く、そして激流のように激しく流れ、

見た瞬間、寒気がしました…。

写真は私の自宅近くの川です。

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写真では少し分かりにくいかもしれませんが、水位が全然違います。

よく夏の時期に川へ遊びに行って、流されたり、溺れて行方不明になったというニュースを聞きます。

レジャー遊びもいいですが、テンションが上がりすぎて、危険な行為だけは…やってはいけませんね。と言いながら私が一番、気を付けないといけないのですが…。

 

最近の塾長のブログは保育の話に特化していますが、時々自然がテーマの時もあります。と良いながら結局は保育に繋がる内容になるのですが(笑)

塾長のブログで「自然 神様」で検索をかけて見直してみると、こんな内容のブログがあったので読んでみてください。

 

http://www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2011/09/post_2033.html

 

私の生まれた富山県に伝統文化「おわら風の盆」があります。

この時期には人が少ない富山県でも県外からの観光客が急激に多くなり、

富山県の八尾町という富山でも山の方にある場所が渋谷並みの人ごみになります(笑)

今年は新幹線開通ということもあり、更に人が増えそうですね・・・。

 

私の祖父が好きだったので、実際に何度か見に行ったことがあります。

当時は何のために踊るのか理由が分からないまま見ていましたが、

塾長のブログで初めて知りました(笑)

 

ちょうど塾長がブログを書かれた時の富山への出張は私が同行していたので、

一緒に見ていましたが、地元の保育園や幼稚園の子ども達も大人顔負けの踊りを披露していました。

その姿は決して嫌そうな顔でなく、何か誇らしげな顔をしていました。

もちろん憧れ、好きという内発的動機付けがあると思いますが、

それよりも自分たちが伝統を繋いでいくんだっ!という強い地元愛というのを感じます。

私の高校の時に、その八尾に住んでいる友人がいましたが、

「あれ、踊れるの?」と聞くと誇らしげに「踊れるよ」と言っていました。

以前、島根のあさり保育園に見学に行った時に遊びの空間に「石見神楽」ができる衣装などがありました。

風の盆と同様、子ども達も真似して神楽を踊るようですね。

島根に出張に行った時に見せて頂きましたが、とても迫力があり、確かに幼い時に見たら、自分もやりたい!と思う子どもは出てくるでしょうね。

そうやって伝統が受け継がれ、守られ、そして神様を祀ることで、

自然からの驚異、悪霊から人々を守っているのかもしれません。

伝統を守り続けていくと言いますが、

なんだか伝統のためというよりも、地域を守る為に伝統を繋いでいくような気がしました。

 

もっと大きく言うと、日本が伝統を守っていくのは、

歴史や実物を残して後世に残し守っていくのももちろん大切ですが、

日本という国を守る為に伝統をつなげていく必要があると思います。

 

今年の保育園のテーマは「伝統」です。

もちろん保育園の地域の伝統を知ることも大切ですが、

もっと視野大きくして日本全体の伝統を見直すのもいいと思います。(報告者 山下祐)

台風から」への3件のフィードバック

  1. 「竜の神様が臥竜塾生の年間講座を見守ってくれていたのかもしれませんね…。」素晴らしいオプティミスト発言ですね。私も、そういった発言・思考が持てることを目標にしています。そして、先日の大雨。すごかったですね。そこで思ったのが、川の構造です。そういった日のために、水害が起きないようにしている「備え」が重要なのだと感じました。もしものため備えが、柔軟さを生むのかもしれませんね。そして、個人的には、日本の伝統にはその「柔軟さ」があるようにも感じました。

  2. 島根県西部の子ども達の石見神楽熱はすごいものがあります。お父さんなどが神楽団に入っているという子も多く、また地域の様々な場所で神楽を見る機会があるので、自分もやってみたいという憧れの気持ちも強いように思います。そんな子ども達の姿はこの辺りの特徴かもしれません。高千穂や広島の方にも神楽はあるようなのですが、この地方の神楽とこちらの神楽の違うことの一つにテンポがあるのかなと思います。こちらの方はテンポもはやく、荒々しいというとまた違うのかもしれませんが、漁師町ならではのものでもあるのかなと感じたりすることもあります(完全な主観なので、信用しないでください笑)。
    私も「伝統とは?」と考えることが増えてきました。なんでもそうかもしれませんが、最近思うのは伝統にはかつての人の歴史や思いという「人」ということも関連があるのかなと思うようになってきました。まだまだ掴めていないのですが、山下さんのように考える癖をつけることで、伝統を保育に活かすにはどうしたらいいかということを少しでも多くの実践で示せるようにしていきたいと思います。

  3.  〝しかし竜というのは水を司る神様でもあります。竜の神様が臥竜塾生の年間講座を見守ってくれていたのかもしれません〟との冒頭の文章、さすが我らが塾頭の僕の大好きなオプティミストの考え方です。次の臥竜塾も雨とは限りませんが、6月という梅雨時ですね(笑)藤森先生と神様が見守っていてくれると思うと、心強いばかりですね。
     『伝統』というテーマをどう捉えるか。まずはそこからが全てのスタートになるように感じています。この報告を読んで、伝統に対する見方がまた更に広がったように感じました。

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