大人と子どもの「間隔」

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みなさんは保育園で机と椅子を並べる時に何に注意しますか?

色々、考え方はあると思いますが、私は一人一人が狭くないように配慮して並べます。

 

給食のあとに子ども達と掃除をして机と椅子を並べるときに

「椅子と椅子の間が狭いと座りにくくなるから、気をつけてね」

と何度か言っています。

子ども達はもちろん注意をして並べます。

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写真は明らかに狭いですね。

皆さんだったらどうしますか??

もちろん間隔を広げますよね??

じゃあ、どれだけ広げればいいですか??

私はしばらく見ていると二人の男の子が来て、一人の男の子が片方の座りました。

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そしてやはり狭かったので一度立ち上がり、間隔を広げて・・・

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今度は二人で座りました。

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今度は大丈夫!無事に座る事ができましたね。

一件落着!!

これには驚きました。今まで約10年間見てきて、初めての光景です。

実際に座って、狭くないかを自分たちで確かめる・・・。

今まで私は大人の感覚で勝手に決めていましたが、よく考えたら子ども達が使う椅子ですね。

大人には狭くても、子どもにしてみたら、ちょうどいい間隔というのがあるのです。

まだまだ子ども達から学ぶことは多くあります。(報告者 山下祐)

大人と子どもの「間隔」」への1件のフィードバック

  1. 素敵な姿ですね。まず実際に座ってみて、これじゃあ狭いと自分たちで感じることで、じゃあちょっと感覚を広げようかという展開になったのですね。このまず、実際にやってみるということが素晴らしいですね。子どもたちを見ていると「まずやってみる」ことの大切さを教えてもらっているようです。そして、「大人には狭くても、子どもにしてみたら、ちょうどいい間隔というのがあるのです」という塾頭の言葉も印象的でした。こちらがいいと思っていることは必ずしも相手にとっていいとは限りませんね。そのことは忘れてはいけないなと感じました。

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