大野くんのリーダー論

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先日、ニュース番組をみていたら興味深い内容だったので、紹介したいと思います。

みなさんも「NEWS ZERO」を一度はご覧になったことがあるかもしれません。

アイドルグループ嵐の櫻井翔さんがキャスターとして出演していますが、その日は嵐のリーダー大野智さんを招いて対談をしていました。その内容が「リーダー論」です。

 

15日に最終回を迎える大野さん主演ドラマ『世界一難しい恋』のコラボレーションとして実現した同対談。

櫻井さんがドラマ撮影時の様子を聞くと、大野さんは

「端っこにいる。仕切ることはできない」と答え、

櫻井さんが

「真ん中にいるじゃん。座長なんだなって思うけどね」と言うと

「周りがフォローしてくれるから成立している。役も嵐もそんな感じになるんだなって、僕は」と言いました。

 

大野さんはまた、当初は

「リーダーってまとめるイメージがあった」と言い、

ラジオ番組などで進行を任された時は「参った」と苦笑したそうです。

「グデグデになったのを覚えている」と振り返り、

「正直、みんなの考えが理解できなかった自分がいて、それじゃダメだよ的なのはちょっとあった」と明かした。

 

その後「みんなも大人になってきて、逆になった」と大野さん。

櫻井さんが「気負わなくていいやって?」と確認すると、「うん」とうなずいた。そして

「やっぱ一人じゃ無理だなと思う。メンバーがいて安心がある。一人だと冗談言うことすら怖い」

と打ち明け、櫻井さんが

「5人でいるから大野智流のリーダーでいられる?」と聞くと、

「いられるし、成立している」と話した。

 

櫻井さんは、リーダーとしての大野さんについて

「引っ張っていくとか先頭に立つとか、そういう感じではなく柔軟な感じ」と言いました。

『世界一難しい恋』最終回にニュースキャスター役として出演する櫻井さんは、

「撮影現場でも彼は輪の中心にいる。意識のないところで現場を引っ張っているんだろうなと思う」と語った。

最後に大野さんは

「みんな、それぞれが好きなことをやっていて、僕はそれをただ見守っているだけ・・・」と。

 

また、村尾信尚キャスターが

「周りがフォローしたいという人は、”無私の精神”が宿っている人。このことがリーダーの条件の一つ」との考えを示しました。

 

まさに「無私の精神」というのは「省我」と同じではないでしょうか。

 

塾長のリーダー論の一つに

「私心を持たないこと」と言われています。

 

いま塾長のブログでも書かれていますが、新宿せいが保育園の理念「共生と貢献」

共に生きるということは、自分勝手でもなく、相手がいてこその自分であり、お互いに支え合い、そしてお互いに貢献していく。

「省我」「私心を持たない」「無私の精神」言葉は違いますが、私は通じるものを感じます(報告者 山下祐)

大野くんのリーダー論」への1件のフィードバック

  1. チームについて、あらためて考えさせてくれるエピソードですね。
    チームは、まさに「共生と貢献」のバランスの上で成り立つものだと再認識しました。

    せいが(省我)の誕生は、
    「曾子曰く、吾(われ)、日に三たび吾が
    身を省みる。 人の為に謀りて忠ならざるか、
    朋友と交わりて信ならざるか、 習わざるを伝うるか。」
    という論語を引用する形で、藤森先生が保育園の名前をつけたことから始まりました。
    この論語は訳すと、このような意味になります。
    「曾子がこうおっしゃいました。 私は1日に3回我が身を振り返ります。
    1つ目は人のために真剣に物事を考えてあげただろうかということ。
    2つ目は友人と接するときに誠意を持っていられただろうかということ。
    そして3つ目はまだ自分がきちんと理解できていないことを、受け売りで人に教えはしなかっただろうかということです。」

    このメンバーだからこそ、それぞれが自分の存在価値に執着したり、焦る必要なく、それぞれが独自の旨味を出しながら、子どもはもちろん、チームにとって最善の働きができるというのが、今まで自分たちが築いてきたチーム力の真髄であると強く思います。
    せいがのチームは、そういう集まりであると信じていますし、それは子どもたちも含めた尊いチームなのだと思います。

    誰もが得意分野を活かして、必要な時に必要な人がリーダーになれること…。
    そのような柔軟性は、広い角度から多様な保育を展開できる“豊かさ”、理念が揺るがない “強さ” 、そしてチームの力が “長く続いていく” ポテンシャルをチームに与えてくれます。

    「私が前に立ちたい」「私が認められたい(認められるかどうかという物差しは自分自身の見解でしかないのですが)」というように私欲が先行してしまっては、成り立たないものなのだと思います。

    今こそ、チームのひとりひとりが自分を省みて、原点にみんなで立つことが必要なのだと思います。経験年数や年齢など関係なく、ひとりひとりが欠くことのできない一員なのですから…。

    みんなでさらにチーム力を豊かに築いて、さらに楽しい保育をしていきましょう!

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