小さな科学者

このエントリーをはてなブックマークに追加

最近の科学離れに対してドイツでは「小さな科学者」という取り組みが行われているそうです。

それは、科学的実験の例がファイルとして作成されているなど、科学が身近なものとして感じられるようにされてるそうです。

 

学童でもそんな「小さな科学者」を思わせる出来事がありました。

もう年末ということもあり、子ども達と大掃除を企画して、家具をすべて動かして掃除をしたのですが、子どもたちのハングリーな企画力の年内最終日に、近くの子ども広場との一日コラボイベントというものがあり、また少し部屋は汚れ気味に、、、。

それどころかそのイベントの片付けだけで、夕方になってしまい残っている子も4人ほどになりました。

 

来年へ掃除は持ち越しかなと思っていたのですが、そんな中、ポロンと出てきたのがメラミンスポンジ。

そうかこれだと思い、残っている子どもたちに、「ちょっと遊ばない?」と声をかけました。

なかなか大きなイベントの後だっただけに、初めはのりが悪かった子どもたちでしたが、机に残る鉛筆や色鉛筆の後を「こするとどうなるでしょう?」みてと、メラミンスポンジとぞうきんを渡すと、、。

中にはどうなるか知っている子もいましたが、普段使っている机が、とてもきれいになっていく様子に子ども達は興味津々。

 

「次はこっち」、「○○くんはこれお願い。」「まだお迎え来ないよね?」と子ども達で相談しながらとても集中して楽しんでいる様子でした。

 

身近なものから科学を楽しむ。そんなことを思い出させてくれる出来事でした。

来年また学童が始まり、きれいになった机を見せながらまた他の科学にも取り組んでみようと思います。

 

(報告者 西田)

小さな科学者」への2件のフィードバック

  1. 掃除をしなければいけないと言われながらする掃除より、このような不思議な体験がセットになり、知らず知らずのうちに楽しみながら机も綺麗になったという体験は素晴らしいですね。それも大人の工夫次第ですね。このような関わりを私も積み重ねていきたいと思いました。

  2.  西田先生は子どものやる気スイッチを見つけて押すことが非常に上手いです。先日も、延長保育の食事の時に「この野菜は食べられないよな〜」「これ食べたら体元気いっぱいになっちゃうもんな〜」、そして食べた子を見て「やめてくれ〜そんなに食べておかわりまでしたらお兄さんになっちゃうよ、やめてくれ〜」という感じで、いつもは野菜を特に食べない男の子がおかわりをしていました(笑)その子もとても嬉しそうでした。
     部屋もきれいになって、科学の変化の面白さも味わえて一石二鳥のおおそうじでしたね。今日でお正月休みが終わりますが、おおそうじのことのコメントを書いているとなんだか明日から休みが始まるような気が一瞬だけしてしまいました(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です