研究発表で紹介した文字遊びを先日開けて遊びました。
やはり新しいおもちゃとなるとみんな興味を持ってやってくれるのでありがたいです。このゾーンを開け、年長さんがすぐに食いつき、色々とあーでもない、こーでもないと言いながら色々な写真をポケットに入れ、楽しんでいます。そこに年少さんも興味を持ち、「やりたい…」と言ってくる子もちらほら…
そこでも異年齢での関わりが常に行われています。自然と教える姿が見られ、3歳児クラスの子に
「これはここだよ」と一緒にやってあげたりという関わりがあります。当たり前のように過ぎてい様子ですが
大切なことだよなぁと改めて確認できました。
名前の方も盛り上がり、お友だちの名前をつけてみたり、自分の名前を付けてみたり、お友だちとコラボレーション
の名前を独自で作ってみたりと独自の遊びを広げていくなど様々で見ていて面白かったです。
私は昼の時間にそのゾーンを開け、見ていました。
夕方になり他の先生がその文字数ゾーンを開けて遊んでいました。
その先生は初めて見るので一緒にやりながらも見ていました。それぞれ楽しんでいたそうです。
するとある年長の女の子がポケットに蛇(へび)を入れていたそうです。
普通に考えると二文字の所のポケットに入れるのかなと思ったところ、
1文字の所に蛇の写真を入れたそうです。
そして、つけた文字がなんと「み」だったそうです!!
最初聞いたときは一瞬わかりませんでしたが、よく考えると干支の読み方でした。
一度保育園で干支の話をしたこともありますし、その子は本を読むことが好きなので自分で
本を読んで学んだのかもしれません。子どもの想像力、記憶力、発想力などなど…に驚きました。
無限の可能性はこのことではないかと思いくらいでした。
ただ、そこにいた先生が気づいた力も素晴らしいと思っています。
実際、私がその現場にいたとしたら気づけていただろうかと考えたとき、自信はありませんでした。
その先生はその子がどんな子かをよく理解しているからこそ気づいたのではないかと勝手に予想してしまいました。
そういった子どもに対する理解を深め、そんな気づきに対してもアンテナを常に張っていきたいなとも思う出来事でした。(報告者 本多)
職員同士が尊敬し合える職場はいいですね。そんな大人の関係をきっと子どもの感じているんでしょうね。
僕は蛇の写真を入れたところで、PCから目を離して、考えてみました。思いつきませんでした。もう一行だけ読んでみました。その蛇の形が『み』という形になっていたのかな、と思いました。それが干支だったとは!!!ブログのタイトルにもなっているのに連想できないことには触れませんが、本多先生が味わった衝撃を自宅で感じることができ、僕はとてもツイているなぁと思いました。
子どもの発想力は本当に無限ですね。そしてその発想を素晴らしいと思う人がいて、その発想自体に価値が生まれますね。アイディアを生んだ人はもちろん素晴らしいが、それに最初に共感した人はアイディアを生んだ人と同じくらい素晴らしい、というような言葉がありますが、まさにそれを体現されていると感じました。これからも感性を磨いていきたいです。