箱根の関所を後にして、次は、そこから歩いて数分のあの有名な地へ訪れました。
何だか感動してしまいます。
ここで昼食をとりました。皆で食べたカレーはとても美味しかったです♪
さて腹ごしらえも済み、いよいよお楽しみへ♪
〝箱根海賊船〟と呼ばれる船で、芦ノ湖の美しさを一望することができます。(詳しくはhttp://www.hakone-kankosen.co.jpこちらのサイトからどうぞ♪)
本当に記念になります。
藤森先生が写っておられないということは、このお写真、全て藤森先生撮影のものです。本当に有難いです。
きれいですよね。この神社、その昔塾頭山下祐先生と本多先生2人で訪れたことがあるそうです。2人の歴史の長さ、絆の強さというものを、何だか改めて感じた思いがしました。
11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2009年10月20日『広告』の中で、2009年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」で〝きずな〟をテーマに、優秀賞を受賞した作品のことが書かれていました。
〝私は優秀賞を受賞した作品も好きです。ここには、「人生、何年生になっても“絆”を大切に。だいじょうぶ。友達100人なんていらないんだよ。たった一人の親友がいるだけで、“ひとりぼっち”から卒業できるはず。友情って。広さじゃなくて、きっと深さなんですね。」というものです。絆、友達というとみんなと仲良くなるとか、多くの人とつながらないといけないと思いがちですが、人の多さではないことは、子どもたちの保護者の人たちにも知ってもらいたいことです。〟
そして、『臥竜塾』ブログ2009年6月28日『友』の中には、こう書かれています。
〝私は、今ある雑誌で映画批評を書いています。その欄で、来月は児童文学の中でも全世界で親から子どもへと70年も読み継がれてきたドイツのケストナーの作品の映画を紹介しました。その作品の中で私が紹介したかった作品は「点子ちゃんとアントン」ですが、残念ながらDVDは廃盤になっていて普通では手に入らないので断念しました。ちなみに私は中古で手に入れたのですが。そこで、「エーミールと探偵たち」と「飛ぶ教室」を紹介しました。「エーミールと探偵たち」の私が子どもころに映画化された作品については、このブログでも書いた気がしますので、本では「飛ぶ教室」を中心に紹介しました。
この作品の中でケストナーの多くの作品のテーマである「友情」について描いています。映画の中で、子どもたちが歌うラップの歌詞にその考えが表れています。それは、真実を見つめることを恐れずによく見つめること。正しいことは勇気を出してぶつかることで世界は広がり、きっと、進むべき道が見つかるはずなので、自分をもっと信じてくよくよするなと歌います。そして、時間がかかるかもしれないけれど、敵対しているグループも、いつも権威をかざしている先輩も、男女の間でも心が一つになることを子どもたちは実感します。そして、その友情の「飛ぶ教室」は、信頼できる先生がいることで飛ぶことができるのだと歌うのです。
友情について歌ったもう一つの歌詞があります。「僕たち二人は、もう友達を捜さなくてもいいね。僕たちはもう見つけたから。お互いに友達と呼べる人がいるから、もうけっして独りじゃないね」この喜びをこう表わしています。「I used to say I and me Now it’s us, now it’s we」(いつも「I(僕は)」や「me(僕の)」という言葉を使っていたのが、これからは「us(僕たちの)」「we(僕たちは)」と言えるようになった)
この友達関係は、心臓手術を受けたばかりで、幼な心に死の危機を予知し、孤独だったダニー少年と多くの仲間と人間を襲い、多くの人を殺し、警察から追われている「ベン」という一匹の黒いネズミです。1切れのパンで知り合った少年とねずみの交遊は、少年はねずみに全てを話せる友を求め、ねずみは純粋な少年に裏切ることのない信頼を見いだしたのです。ですから、少年はねずみの名前があの悪名高いベンと知ってもなお暖かい愛情を贈り、友情の証にこの歌詞のような「ベンの歌」を作って捧げたのです。
「ベン、みんなは君を邪険に扱うけれど、僕はみんなの言うことなんか聞かないよ みんなは君の良さがまったく分からないから。君をきちんと見てみたら、考えが変わるだろうって思うよ ベンみたいな友達がいれば、人の価値がちゃんと分かると思うけど。」という歌詞は、その映画主題歌を子どもの頃に歌っていた、一昨日亡くなった歌手マイケル・ジャクソンの心境のような気がします。
この映画「ベン」の主題歌「ベンのテーマ」をマイケル・ジャクソンが歌ったドーナツ盤のレコードを私は持っています。映画を見て、その歌に感動したからです。そのジャケットの子どものころのジャクソンの写真は、とても愛くるしく映っています。〟
友情というものの大切さ、そして、その有難さというものは、いつも感じていながらも中々口にできないものであったりしますね。二人の言葉のやりとりの中に「あの時はゆうりがいてくれて本当助かった」「たすくんがいてくれたから」という言葉がたくさん出てくることに、驚きます。〝妻が入院をして、お見舞いに行くその日まで、花を買うことをもったいぶる必要は無い〟という格言通り、僕らは、友人に、仲間に、「いつもありがとう」「君がいてくれて、本当によかったよ」と、感謝の気持ちという花束を捧げる必要があるのかもしれません。
船で過ぎてゆく神社を懐かしそうに見つめながら、当時のことを語る塾頭と本多先生の横顔を見て、そんなことを感じたのでした。
(報告者 加藤恭平)
楽しそうな様子が写真からもぐいぐい感じます!「絆、友達というとみんなと仲良くなるとか、多くの人とつながらないといけないと思いがちですが、人の多さではないことは…」とありました。友達は多さではありませんね。互いに互いのことを理解し合っているからこそうまれる絆で結ばれた友達が一人でもいるということはとてもありがたいことなのかもしれません。そのような関係を想像するような内容でした。人っていいですね。