情熱の真っ赤な薔薇を胸に咲かせましょう EPISODE 1

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新宿せいが保育園は、毎週水曜日に近くの小学校の校庭開放へ行っています。

その日は皆は体操着♪わいわい組(3歳児クラス)になったばかりの子ども達は憧れの体操着を着られるというだけでもう嬉しそうで、何だか水曜日は特別な日のようなのです。

そういう意味では、子ども達にとっては水曜日は〝ハレの日〟なのかもしれませんね♪

さて、今月。小学校は運動会シーズンということで、校庭開放はちょっとお休み。そんな日、または雨が降って外に出られない日などは、子ども達は3Fのホールで巧技台を楽しみます。

 このように巧技台を並べたり、

このように巧技台を並べたり、

 

平均台を並べたり、

平均台を並べたり、

 

跳び箱を並べたりして楽しんでいます。

跳び箱を並べたりして楽しんでいます。

何だか流石だなぁと思うのですが、

平均台に一工夫。

平均台に一工夫。

このようにすることで、慣れた子達にとっては簡単に渡りきれてしまうような平均台にもまた違った楽しみが生まれますね。

 簡単にテッシュの箱でもOK♪

簡単にテッシュの箱でもOK♪

考えてみれば何でもいいものですね。柔軟な発想がこの時間をより楽しいものへと変えていきます。

そして、よく考えられているなぁと思うのですが、

そして、よく考えられているなぁと思うのですが

 

子ども達が壁に手のつく位置に平均台がセットされています。

子ども達が壁に手のつく位置に平均台がセットされています。

 

難易度が上がっても安心して楽しめる工夫ですね。

難易度が上がっても安心して楽しめる工夫ですね。

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2012年10月14日『運動会の考察1』の中でこう書かれています。

〝日本の幼児教育が、随分と小学校教育から影響を受けていることが、問題をもたらしていることを随所に感じることがあります。それは、ハード面である園舎にしても、園庭にしても、保育室にしても、校舎、校庭、教室を小さくしたようなものになっています。また、保育者も教師のようであり、ソフト面である保育の内容も、影響を受けています。ですから、五領域は、何となく五教科のようにとらえて指導計画を立てることがよく見受けられます。そして、同じ「指導」という言葉を使っていても、その内容はずいぶんと違っているのです。(中略)

 両方(『幼稚園教育要領』と『小学校学習指導要領』)を比べて、その違いを簡単に言うと、小学校での体育という教科は、内容に書かれてるように、「次の運動を楽しく行い、その動きができるようにする。」すなわち「何々ができるようにする」という、できるようになることを目標に掲げ、その教科の中で行っていきます。それに比べて、幼児教育は、「自ら体を動かそうとする意欲が育つ」とか、「楽しさを味わい、…気持ちが育つようにすること」が目標となり、その手段として、教えるのではなく、「体験し」「様々な遊びの中で」「自然の中で伸び伸びと体を動かして遊ぶことにより」など、ある目的が決められて時間内でなく、子どもの遊び、生活の中で体験して得ていくものであることが書かれてあります。〟

経験や体験を主軸に置いた楽しい雰囲気の中で子ども達は伸び伸びと運動遊びを楽しんでいます。本来、運動遊びというものでも何でも、大人が声を荒げて教え込むようなものではなく、子ども達が保育園ですることのその全ての基本は〝遊び〟であり、その中で子ども達は自ら、自発的に学びを得ているのだ、ということに改めて気付かされるような思いがします。

なんでもないことのようですが、こういう遊び心が大切なような気がするのです。

なんでもないことのようですが、こういう遊び心が大切なような気がするのです。

そんな運動遊びの時間ですが、跳び箱だけはどうしても熱が入ってしまいます(笑)子ども達の意欲に、保育者が応じています

かっこいい!

かっこいい!

次回、この跳び箱にスポットを当てて報告をします。

(報告者 加藤恭平)

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