感じること

このエントリーをはてなブックマークに追加

今年は0歳児クラスに初めて担当になり、毎日必死で働いております。

はやり0歳ということで細かい部分も多く覚えることも多いですが、毎日刺激を受け、楽しく過ごさせてもらっています。
そして、今年初めて離乳食をあげることができました。小さい口を開けて一生懸命食べる姿は本当に可愛く、愛おしくなります。
そんな中でご飯が出てきても口を開け、ただ食べるだけという子がいました。他の子は自分で食べようとしてみたり、食べたいという意欲から手でつかんでみたりする子がいますがそうではありませんでした。
手を出すことはありません。笑

手を出すことはありません。笑

どうしたら自分で食べてみようという意欲が出るかなと思い、ご飯を前にしてしばらく様子を見ていると、キョロキョロとお友だちを見るようになります。
社会性を学ぶかのようにお友だちが食べているところをじっくりと見始めました。
IMG_4325

なるほど言わんばかりに見ています。笑

子どもにしてみたらどうしてこの人はご飯をくれないんだと思っていたかもしれないですね。
次の日は、興味が出てきたのかご飯を触り始めました。隣で美味しそうに食べる友だちを見て自分も食べたいという意識が湧いてきたのでしょうか。
その日は少し触る程度で終わりましたが次の日も少し様子を見ていると手に付いたものを口に運ぶようになってきました。
スティックを持つようになります。

スティックを持つようになります。

そして、何日かすると自分で意欲的に食べるようになっていました。
意欲的に食べるようになっていました。

意欲的に食べるようになっていました。

こうした流れを見るとお友だちの影響は0歳から存在することはもちろん、子どもの力を引き出す保育者の見守りの大切さというのにも気づかされます。「0歳だからという思い込みというのはなくすこと。赤ちゃんの面倒をよく見てあげるのは大切なことですが、赤ちゃん自身の力を信じ、成長の邪魔をしないということはもっと大切です。環境と相互作用して育っていくのは大人ではなく赤ちゃん自身です。」と塾長の出している『保育としての「食育」』という本に書かれています。
自分の子も早く集団に入れ、色々と刺激を受けてもらいたいと感じました。
(報告者 本多悠里)

感じること」への2件のフィードバック

  1. この子の観察力すごいですね!それに気づく本多先生もすごいです‼大人ではなく、隣のちょっと月齢の高い子をモデルにして発達を促進している事をまさに感じました。食事だけでなくて、他の先生が園庭で土に触れる機会をつくったり、手で触るということに抵抗が無くなるように活動していましたね!2年目の0才クラスですが、学ぶことだらけです‼ありがとうございます。

  2. FIATさんコメントありがとうございます。
    コメントにもあるように他の職員全員がそれを理解し、様々なアプローチをしている姿を見て、改めてチーム保育というのはすごいと感じます。汚れるのが嫌という感覚をなくすために砂を触れる機会を作る発想というのは私になかったので参考になります。また保護者もエプロンが汚れる、服が汚れることで成長を感じてもらえたことも嬉しいことでした。
    これからもたくさん学ばせてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です