ほうきを手にした子ども達。この後どんな展開が待っているのでしょうか。
早めにお迎えに来られた保護者の方の姿も見られますね。こういう形で日々の保育を見ていただけることも、とても大切なことだと思います。
山下先生「じゃちょっと交代してみよう。」
何か特別な意識がらんらん組(4歳児クラス)の子ども達に芽生えつつあるようです。
ここで山下先生からの抜擢を受け、
小さな伝承が、こんな場面の積み重ねの中にあるのかもしれません。
12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2013年9月20日『育児の見直し』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
育児は、学問で学ぶことではなく、経験からよいものが伝承され、残っていくものであると私は思っています。〟
「自由にやってみよう。」数少ない言葉がけでこれだけのことができるに至ったそのプロセスの中に、大人からのほうきやちりとりの使い方の指導があったかと言えば、なかったとは言えないでしょう。ただ、一つ言えるのは、日中の活動の中に例えば一斉活動のような時間を設け、子ども達に受け身となる体制を整えた上でほうき、ちりとりの指導をしたことは一度もありません。
わいわい組(3歳児クラス)の子ども達が手を止めてらんらん組(4歳児クラス)のやっていることに見入っているあの姿のように、きっとらんらん組(4歳児クラス)の子ども達もまた、すいすい組(5歳児クラス)の子ども達の姿を見て、自発的に学び取っていったものと思います。
〝育児は、学問で学ぶことではなく、経験からよいものが伝承され、残っていくものであると私は思っています。〟
本当にそうだと思いました。
さて箒を終えた子ども達。いよいよお待ちかねの、あの時間です!
(報告者 加藤恭平)