新宿せいが保育園の研修とは!

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おたのしみ会(発表会)が終わり、今年最後の大きな行事が終わりました。
今回は妻に無理を言って、久しぶりに打ち上げに参加しました。
もちろん、息子をお風呂に入れて、食事を済まして、寝かしつけてからの参加なので、
お店に着いた時には、皆さんイイ感じでした(笑)
私がお店に入った時に、保育を終えた先生(先輩男性保育士)もちょうどお店に着いたようで、
自然とテーブルに座りました。
先輩と久しぶりに杯を交わし、保育の話しや今回のお楽しみ会の話しなど、
たくさん話すことができ、とても有意義な時間を過ごす事ができました。
妻に感謝です・・・。
その先輩との話の中で、とても重要なキーワードを聞く事が出来ました。
最近、見学者の案内をしている時に質問を受ける中で、徐々に多くなってきたのが、
「チームワーク」についてです。
どうも多くの園でチームワークに悩んでいるそうで、
中でも先輩と後輩の関係や、後輩への指導です。
私が今回の打ち上げで印象に残った言葉の中でいくつかあり、その一つが、
「毎日が必死だよ~(笑)」です。
笑いながら先輩は言われましたが、私にはとても衝撃を受けたというか、
私も8年目にして後輩が入ることで必死なのに、
先輩はそれ以上のプレッシャーを感じ、いかに自分のポジションを探すか必死だそうです。
そこで私が感じたのは、先輩の役割はいかに後輩ポジションを作るか?だと感じました。
長く務めていると自分の居場所、ポジションと言うのは、
自然と固定されてくると思います。そこに後輩が入ってくると、
自分の存在意義を示すかのように振る舞ったり、指導したり・・・。
以前、その先輩が言われた言葉で
「後輩から学ぶことが多くあります」
と言われたそうです。これは塾長の最近の講演でも聞きますね。
実際に私もこの一年で後輩から多くの事を学びました。
塾長のブログで江戸時代の教育について多く連載している中で「学び合い」という言葉が出てきたと思います。
先輩が一方的に教える関係でなく、お互いに「学び合う」という姿勢が大切であり、
良いチームワークが生まれると思います。
そんな中で今回の「お楽しみ会」という大きな行事を通して、
改めて先輩が言われたのは・・・

「行事は研修だね!!」

です。これも以前、塾長の講演の中でも出てきました。
見学者から「研修はどのように行っていますか?」という質問を多く受けます。
全く研修をしていないわけではありませんが、
これと言った決まった研修はありません・・・しかし自然と職員の共通理解が出来ているのは、どうしてか??
おそらく私たちは行事という研修を通してお互いの考え方、保育、そしてチームワークを学んでいるのかもしれません。
更に行事の準備を進めるうえで、失敗や問題が起きると思います。
その時にも
「失敗が楽しい(笑)」
と先輩は言いました。普通失敗を起きないように準備を進めますし、
失敗を基本的にいやがると思いますが、先輩は失敗がむしろ楽しいというのです。
おそらく失敗や問題が起きると確かに大変です。
しかし起きてしまった事をとやかく悔やんでも取り戻せないので、それならば楽しんじゃえ!!
という精神でしょうか(笑)
ただ、これに関して塾長の奥様の名言があります。
以前、塾長と出張に行った際に私のミスで大きな事件を起こしてしまいました。
私はとても凹んでしまい、どうしようもない状況の時に、
奥様が塾長に送ったメールは
「良かったじゃない!刺されなくて・・・」
という文章です。
私にも同じようなメールをいただきました。
問題が起きた時に反省も大切ですが、
それよりも、その状況をどのようにして解決していくか?
そのプロセスが大切で、それが自分たちを成長させてくれるという事かもしれません。
他にも先輩からたくさんの言葉をいただきましたが、
今回はこの三つを紹介させていただきました。
やはりチームワークの良し悪しはベテランが鍵を握っていますね・・・(投稿者 山下祐)

新宿せいが保育園の研修とは!」への3件のフィードバック

  1. 本当に素敵な先輩がおられますね。私も保育に携わるようになって9年目になり、いつの間にかかなりのベテランの部類になっていましたが、後輩から学ぶことが多くあることを実感しています。自分とは異なった視点や感受性の持ち主からは特にそうで、新たな気づきや発見にもなり、とても良い刺激を受けています。また、「失敗が楽しい」と思える捉え方に感動してしまいました。失敗をしたくないというのは人のつねですが、失敗してしまったことを悔やむよりも、それを糧として前向きにとらえる方が確かに良いですよね。私もその先輩のような考えかたや捉え方ができる器の大きい「先輩」になれればと思いました。

  2. いい保育をするために大切なことはなんなのだろうかと考えるとやはり「チームワーク」というところに行き着くように私も思います。子どものことを考えて、いろいろなことを考える、そして次にそれを実践できるかが大切になってくると思うですが、そんな実践を失敗もしながら積み重ねていくためにはやはりそれができる雰囲気、チームワークが大切になってくるのかもしれません。「それって意味あるの?」と言われてしまうもう何もできなくなりますね。そんな意味をみんなで見つけていくそんなチームは素晴らしいですね。保育の方法に正解はないのかもしれませんが、その保育の方法をみんなで考え、実践していくことができればきっといい保育を行うことができるのではないでしょうか。私も最近、そんなことを強く思うようになりました。最後の言葉も重たいですが、そのように思います。影響力のある人の存在は大きいです。人は自然に身を守ろうとするものであるなら、影響力のある人の考えに同調することがそれでもあるのかもしれません。そんな思いは少しずつ少しずつが集まり、大きな集団の考え方になってしまいそうです。それがいい方向に向けばいいですが、悪い方に向くとなかな難しいですね。また、問題が起きた時の捉え方の話もありました。悩んでいく中でもその悩みをなんとか解決していこうという姿勢、忘れたくないですね。

  3.  新宿せいが保育園にきて、先輩がそのようなスタンスでいてくれるからこそ後輩が育つということを身をもって感じている次第です。〝自分の存在意義を示すかのように振る舞ったり、指導したり・・・。〟という先輩保育者、園長先生を数多く見てきました。何だか共通するのは、どの人も自分に自信がないと見て取れること、職場を離れると悪い人ではないということです。きっと良くない職場の〝せい〟でそうなってしまうことも多いようですが、それこそ先輩が率先して変えていってほしいところではありますね。先に生きる人程、何かのせいにするのではなく、全てが自己責任であることを承知の上で、よりよくしていくにはどうすればいいかを考えて実行していただきたいものです。職場を離れるといい人ではなく、保育園という子どもと生活を共にする職場でこそその人のいい人ぶりが発揮できるように、感情をコントロールしたり、どの人にもコミニュケーションを自分からとったりという、社会人としての基本的な姿勢をもう一度見直してもらいたいものです。
     後輩や新人ではどうこうしようもできないこと、できたとしても限界があることをぜひ新宿せいが保育園に見学にきていただき、もって帰っていただきたいです。〝ベテランや先輩のあるべき姿勢〟〝後輩が伸びる先輩の姿勢〟を、年数の長い保育者程、ぜひ学んで帰っていただきたいです。

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