子どもが産まれたことでしばらくブログへの投稿を休んでいたので、久しぶりのブログの投稿となります。
先日、これもまたひさしぶりに保育園の早番をやる機会がありました。
早番というと保育園で朝から子どもたちを受け入れるために、換気や掃除、おむつやタオルの準備など様々な準備をしなければいけません。そうした準備は、久しぶりでもなんとなく覚えていました。
ですが、ひさしぶりに見た朝の子どもたちの様子は、日中に見るとまったく違ったものでした。
その日、一番初めに保育園に来る子。もちろん日によって違うのですが、大好きな先生にあえて喜んで飛びついてくる子、他の子がいない様子に少し緊張気味の子、なかなか保護者と離れることができない子と様々です。
そこから少しずつ子どもが増えていきます。だいたい保育園の朝早い時間は、0歳から5歳まで一緒に過ごすことが多いのですが、その関わりもとても面白いです。
ある程度人数が揃ってくると、保護者と別れられずに泣いている子を助けてあげるような子が出てきたり、部屋の中で何して遊ぼうか迷っている子と遊んであげる子が出てきたり、驚くのはその関わりが全くかかわったことがない子でも起こることです。
そんな時に、ついつい思ってしまうのが、自分が子どもの立場だったらどう感じているのだろうなということです。
もし4歳ぐらいなら、、、泣いている子や、遊んでほしそうにしている子がたくさんいる環境に、色んな意味でやる気を持っていたでしょう。
もし1歳くらいなら、、、迷っていると助けてくれる人がいる、知らない子でも声をかけてくれてそこから仲良くなれる。
大人の世界でも、そうしたことはあるでしょうが、こうした環境が毎日、そして何度もあるということはそうそうないでしょう。
そう考えると、この瞬間の子どもたちの環境は本当にすごいものだなと感じてしまいます。
(報告者 西田)
少し違うかもしれませんが、読んでいて私が思い出したのは大学の入学式でのことでした。知っている人なんてほとんどいない状況だったので、まさに期待もあり、そして不安もあるような状況でした。そんな時に私のすぐ後ろにいた人を見た時に(男性)、この人なら話しかけれそうだと思ったので、おもいきって話しかけてみました。今ではほとんど連絡はとっていませんが、その人が学生時代の中で一番気の合う友達になりました。人は大勢の人がいる中で「この人」というのを見つけることができるのかもしれませんね。そのような状況になったからこそ普段使わないような力が発揮されるのかもしれません。それが朝の保育園という状況でも起こっているのかもしれませんね。毎日起こっているというのがおもしろいですね。
園には、157名の子どもたちがいるということは、毎朝同じ時間に登園するということがない限り、「毎日がはじめまして」の状況があるということかもしれませんね。大人だったら…と考えてしまうと、気が重くなるかもしれませんが、子どもはすごいですね。そのような環境の中から、社会性や多様性というものを学んでいくのでしょうね。
西田先生の報告は、やっぱりなんだかいいですね。すごく雰囲気がよくて、読む前からいつもわくわくしてしまいます。
朝のあの雰囲気は、来る子ども達によってもがらりと変わることがあってとっても面白いです。前日がお休みの日だったりすると、やたらとテンションが高かったり、明らかに疲れている子もいたり(笑)本当、大人とそこは変わらない部分もあるのではないかと思ったりします。
自分から声をかけずらいなという雰囲気の時に、積極的に声をかけてくれる人の存在というのは、本当にありがたいです。朝の大事な時間を、子ども達同士も分かち合っているのだということを、改めて感じました。