先日、年長の男の子が私の所に来て言いました。
「先生、こんなの書いてみたんだぁ」
と言いながら紙を一枚見せてくれました。そこには…
と表と裏に書いてありました。
「こういうの、いいね!でも、なんで書いたの??」
「本を見たけど、ほうきの正しい使い方が書いてなかったから自分で書いてみた!」
と本を私に見せてくれました。
「じゃあ!せっかく書いてくれたらから、みんなが見れる場所に貼っておこうか!ちょっとコピーしてくるから、待ってて~」
と私は職員室に表と裏を一枚ずつコピーしてきました。
「どこに張ったらいいかな?」
「ここがいいかな??」
と食事スペースの柱に貼りました。
もしかしたら何気ない保育者と子どもとの関わりかもしれません。ただ、現場を持たない私にとっては、とても嬉しい出来事です。 普段、掃除の時に私がほうきの使い方などを何となく言っている事を、ちゃんと理解し、それを自分だけで解決するのでなく、回りに広げてくれた行動に、その年長の男の子に心から感謝しました。
私にとって食事後の掃除は毎年変わらない仕事ですが、年長さんにとっては念願の憧れの仕事なんでしょうね。(報告者 山下祐)