あけましておめでとうございます。外部塾生の邨橋です。
久しぶりの投稿です。今年も子どもたちとともに学んでいける環境と、保育という道をしっかりと見据えて頑張っていきたいと思います。そして、新宿せいが保育園以外ならではの発信や実践を昨年よりもっと積極的にしていきたいと思います。よろしくお願いします。
以前、幼稚園の子どもたちの様子を発表した時につかった動画なのですが、その内容が改めて子どもたちの本来持っている力が見える様子が取れたので、報告したいと思います。
これはある男の子が泣いている様子なのですが、登場人物は左のAくんと右のBくんです。この子たちは1歳児で写真は4月頃のおむつ替えの様子です。そのころ、まだまだ、Aくんはおしゃぶりが必要で、それがないと落ち着かなく泣いてしまいます。
それを見ていたBくんはAくんの様子を見て、周りにあるものを探します。
そして、Aくんが何で泣いているのかを考え、おしゃぶりに気が付きます。そして、それをAくんの口元に持っていきます。
しかし、おしゃぶりのひもが手にひっかかってしまい、せっかくはいったおしゃぶりがとれてしまいます。
Bくんはそのひもを丁寧にとったあと、改めてAくんの口におしゃぶりを持っていきます。
藤森先生のブログによく出てくる「共感」や「協力」、そして、「共通基盤」など、本来の子供たちのもっている力を改めて感じます。そして、その中で子どもたちが相互作用しながら、コミュニケーションをとっているということがよくわかる様子でした。泣いて知らせる。そしてそれに呼応して、問題を解決しようとするといった様子は決して、受動的な様子ではなく、きわめて能動的に反応しているのがわかります。そして、それに応じて、子どもたち自身が経験の中で学んでいるのがよくわかります。
また、この様子を見て、先生がAちゃんの様子を見て、おしゃぶりを口に運ぶことは簡単なのですが、そうしなかったのはこの動画を撮っていたからです。
以前、新宿せいが保育園にいったときに藤森先生が
「動画や写真を撮るためには、その子がどういった様子を見せるかを予想することが大切です。そして、そのために発達理解や子どもの様子を理解していなければならない」とおっしゃっていました。
新宿せいが保育園の先生方が写真や動画を撮るということはある意味でその行為自体が保育の学びにつながっているのかもしれません。
(投稿者 邨橋智樹)
子どもの持っている力に改めて驚くばかりです。まさに受動的ではなく、能動的に周囲の環境と関わっている姿ですね。藤森先生の「動画や写真を撮るためには、その子がどういった様子を見せるかを予想することが大切です。そして、そのために発達理解や子どもの様子を理解していなければならない」という言葉も身にしみます。やはり、自分自身このことがまだまだできていないということを思い知らされます。だからこそ、このことをしっかり理解して、子どもたちを理解できるように日々を過ごしていきたいと思います。それができると、子どもたちの姿を見たり、記録したりできてきますね。