個としての「自分」を確立する事が今の私には必要なことが、この本と塾長の書かれている臥竜塾ブログから知ることができましたが、チェックリストの結果から新たに問題があることがわかりました。
数ある項目で異常値を出してしまった私ですが、中でも「自己抑制度」が基準値の5倍という結果に…
自己抑制度とはその言葉通り、自分を抑制してしまっていることです。
当たり前なのかもしれませんが、この点に関しては全く自覚していません。
今まで自分を抑制してきたつもりはないので、生き辛ささえ感じたことはありません。
それなのになぜこのような結果が出たのでしょうか。
前回の結果を考慮しつつ、自分なりに考えてみました。
そもそもに各集団に応じて様々な自分(偽りの自分)を作り出すことが私の特性であり、これをマイナスのことと捉えていることが原因なのかもしれないと思い始めました。
そして偽っていると思っていた自分も本当の自分なのかもしれないとさえ思い始めています。
そう考えていると、この結果を前にしても気持ちが楽になる思いです。
私に本当に足りないことは、自分を認める事なのかもしれません。
新宿せいがに勤めさせていただいてから、ある1人の職員の方に「若は誰とでも隔たりなく同じように接することができるのが良いところであり、すごいと思うよ。」と言っていただけたことがあります。
これは偽りと思っていた自分を今まで多く作り出し、多種多様な人間関係を今まで多く成立させてきたことが要因の1つかもしれません。
この本には「人間の生き方は3つの要素によって決定している」と書かれています。
1.自分のDNA気質を知れば人生が科学的に変わる①で紹介させていただいたDNA気質
2.その本来のDNA気質の発現を妨げるトラウマ情報
3.現在暮らしている環境
そしてこれら3つの要素がうまく調和しているときには、その人は幸福な人生を歩んでいると言っていいとあります。
そもそも様々にあるDNA気質に優劣などなく、それらの組み合わせを十分に活かせて、トラウマを払拭できるような「環境」に身を置けているかが重要である気がしました。
しかし、そんな簡単な話ではないらしく、自分に満足してないほとんどの人が2にあるトラウマ情報に足を引っ張られて、本来のDNA気質を活かしきれていない現状があると指摘しています。
その結果、人間関係をはじめとする様々なトラブルに見舞われてしまったり、やっかいな病気を患ったりするとも…
そこでトラウマ情報を払拭するための「SAT療法」と呼ばれるその人の人生を幸福な方向に導くセラピー手法が紹介されていました。
その「SAT療法」に関しては次回報告させていただけたらと思います。
(報告者 若林邦彦)
自分を知ることは、今後の学びを加速させる効果があるのかもしれないと感じました。『個としての自分の確立』という命題に向かって自分に向き合う姿勢は、私も大切にしていきたいと思いました。“自分というものを持っている”ということは必要だと思うのですが、柔軟性に欠ける自分の個であってはいけないと思います。自分を確立させるというのも難しいことなのですね。
自分を評価することは難しいなと思います。私も自分がこんな人間だと思っていることと、周囲の人が私に抱くイメージは違うかもしれません。だからこそ、周囲の人の意見に耳を傾けることで、自分の姿を浮き彫りにすることができるのかもしれません。また、チャックリストのようなものを使って自分を俯瞰でみることもいいきっかけになりそうですね。人というのは環境、属する集団によって変わってくるのではないかと思います。そうだとすると本当の自分ってなんなのだろう?と思ってしまいます。人々の関係性の中での自分をみることも大切なのかもしれませんね。