先日、すいすい組(5歳児クラス)さんのお芋掘りへ同行させていただきました。
一口にお芋掘りと言っても様々な楽しみ方、様々なスタイルがあるかと思います。今回も新宿せいが保育園ならではの楽しみがこの度の企画にふんだんにありました。あますところなく報告させていただきます。
今回も、埼玉いるま保育園、新宿いるま保育園さんに多大にご協力をいただきました。至れり尽くせりのご配慮をいただき、本当にありがとうございます!
さて、目指すは埼玉いるま保育園!ということで、駅に向かいます。道中も期待で胸がいっぱいの様子の子ども達でした。
そう、なんと西武鉄道の特急列車〝レッドアロー号〟に乗って行くのです!!!現地に着くまでにも魅力的なことがいっぱいですね。
さて電車がくるまで、しばし待機。大人もほっと一息といった感じです。
ふと気づくと10分ほど経っていました。子ども達の待てること待てること。
手遊びをしたり、ペアを替えたりしながら楽しんで待っていました。売店のお姉さんが微笑ましそうに、見てくださっていたことが印象的でした。
電車が到着し、車内へ。思い思いに水筒を取り出します。
大人もそうですが、〝電車の中で飲む〟ことってとても魅力的です(笑)ついつい飲みすぎる子も中にはちらほら。
すると写真右の子が、
呟くように、自分に言い聞かせていました(笑)お弁当の時に飲む量を残すことを自分で考えたりできるのは、見通しをもつ力が育まれている証拠ですね。
数分後。
席から立って子ども達を常に〝監視〟するようなこともないのは、子ども達を信頼しているからこそです。子ども達もそれに応えるように、話す声の大きさに注意をしたりしているようにも感じられました。
また、特急列車に乗った後に、私鉄電車に乗り換えるのですが、その電車の中は通勤の方も多かったからか、とても静かでした。乗り込んだ瞬間、空気を察知して静かになる子ども達です。この〝空気を読む〟という力も対人知性の一つと言えます。
さて、埼玉いるま保育園さんの最寄り駅に到着です。
歩いてすぐの道路沿いに、お茶屋さんがありました。埼玉県は静岡茶、宇治茶と並んで『日本三大茶』の一つである〝狭山茶〟の産地としても有名です。道中にも香るお茶の香りを楽しみながら、散策しながら向かいます。
さらに、
「うぉー!ジェット機!」「かっこいいー!」大興奮の子ども達でした。
そして、いよいよ埼玉いるま保育園さんに到着です!
大歓迎をして下さいました。事前に、今日参加する子ども達の顔写真を送り合ったり、手紙を贈り合ったりと、お互いに期待をしながら今日に至っています。
いつも子ども達がこんなにも歓迎してもらえるのは、一重にいるま保育園さんの先生方のご尽力の賜物です。本当にありがとうございます!!!
この度の報告で、着くまでの道中の楽しみを見ていただきました。次回は、いよいよお芋掘りへと展開していきます♪
(報告者 加藤恭平)
遠足の醍醐味は、そのメインとなる事を体験する以外にも、その道中を楽しむということがあると、藤森先生も言っていました。まさに、それを実践しているかのような道中ですね。また、都心の子どもたちを見ていつも驚くのが、電車という乗り物に慣れているのか分かりませんが、乗り方や車内の過ごし方が上手だなと思いました。それは、子どもたちが、本文にもあった〝空気を読む〟ということが上手だからかもしれませんね。
広々とした車内で、しかも座席に座って、しかもテーブルまで出てくる、これは楽しい体験ですね。そして、それを一人ではなく、生活を共にする友だちと一緒になって体験することができるというのがいいですよね。私もそのような体験は大人になった今でもよく覚えています。やはり、思いを共有できる人がいるからこそ楽しさは何倍にもなっていきますし、だから楽しい体験にもなりますね。そして、なによりそれがこれまら楽しみな芋掘りに向かう道中というのもいいですね。芋掘りに向けてわくわくしている子どもたちの姿が浮かんでくるようです。子どもたちは、友だちと外にでるということをとても楽しみにしていますし、楽しみますね。そんな楽しさを大切にしていける関わり、工夫を意識していかなければと思いました。