行事ってこんなに楽しい!〜秋の名物お芋掘り報告〜 完結編!!!

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埼玉いるま保育園に到着しました。先ず驚くのは、その園庭の広さです。

その魅力的な園庭の脇に荷物を置かせていただきました。

いきなりパーっと遊びに出てしまうのではなく、なんとなく集まって先生の指示を待っています。

いきなりパーっと遊びに出てしまうのではなく、なんとなく集まって先生の指示を待っています。

 

本多先生は今日の流れを埼玉いるま保育園さんのお芋掘り担当の先生と確認しようとしています。その空気を読んでその場に待機しています。いつもと違う雰囲気を感じているようで、まるで久しぶりに会う親戚のお家に来た子どものように静かでした(笑)

 

今回も新宿いるま保育園さんとの3園合同の企画であり、そのバスが遅れているとのこと。先にちょっとあそんで待つことになりました。

園庭での注意事項、遊び方の説明を受けています。時に聞き手に問いかけるような紙芝居のようなつくりになっていて、とてもわかりやすかったです。

園庭での注意事項、遊び方の説明を受けています。時に聞き手に問いかけるような紙芝居のようなつくりになっていて、とてもわかりやすかったです。

この子達は、後に始まる開会式の司会の練習をしているのです!

この子達は、後に始まる開会式の司会の練習をしているのです!

この日の為に、司会者数名が立てられ、内容を考え、練習をしてきてくれたのだそうです。それも、ほとんど子ども達が自分で考えてきたものだということを後で知って驚きました。とても立派な司会ぶりに、この子達の豊かな才能を感じます。同時に、それを伸ばすことができる、尊重してあげる環境があることを、とても感じました。

 

そして、お芋掘り前の自由な時間がスタート♪

ベテランの先生も楽しそう♪

大人も楽しい♪

三輪車に乗ったり、うんていをやったり、ブランコをやったりと思い思いに遊んでいました。

何か楽しい場面を見つけたようで、オシャレなポーズで写真を撮っていますね。

何か楽しい場面を見つけたようで、オシャレなポーズで写真を撮られていますね。

その先にあったのはこんな遊びの場面でした。流れてくる水をタイヤで止めようとしています。

その先にあったのはこんな遊びの場面でした。流れてくる水をタイヤで止めようとしています。

 

数分後。

水の勢いが増し、その先にブロックを置くことに。埼玉いるま保育園の子も興味津々といった様子で、集まってきてくれました(写真黄色帽子が埼玉いるま保育園の子ども達です)

水の勢いが増し、その先にブロックを置くことに。埼玉いるま保育園の子も興味津々といった様子で、集まってきてくれました(写真黄色帽子が埼玉いるま保育園の子ども達です)

あそびが自然と子ども同士を繋げるということを目の当たりにした思いがしました。

 

新宿いるま保育園さんも到着し、いよいよ開会式です。

わくわくした視線が司会の子ども達に集まります。

わくわくした視線が司会の子ども達に集まります。

くじ引きをして、ペアが決まりました。

くじ引きをして、ペアが決まりました。

それでは、本多先生の後に続いて、畑へ出発!

IMG_2808

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到着!

そして待望の!お芋掘り!!開始!!!

そして待望の!お芋掘り!!開始!!!

掘ってます掘ってます。

掘ってます掘ってます。

掘ってます掘ってます。

掘ってます掘ってます。

 

大収穫でした!皆思い思いに自分の掘ったお芋を嬉しそうに持ち上げて見せてくれました♪

 

お芋掘りも終わって、待望のお弁当タイムです♪

園庭のでレジャーシートを広げました。

園庭でレジャーシートを広げました。

そして、いよいよこの度の企画のクライマックスへと突入していきます!

 

お弁当もほぼほぼ食べ終わった頃、にわかに聞こえる声が!!!

「いぃしやぁきいもぉぉおお〜!♪」

「いぃしやぁきいもぉぉおお〜!♪」

そう!焼き芋カーの登場です!!!

 

焼き立てのお芋を味わうに、これほど最高なシチュエーションがありますでしょうか!!!

「熱いからな〜」ーお世話になりました。

「熱いからな〜」ー焼き芋カー、ありがとうございます!

このようにして、焼けたお芋を置いておくのですね。

このようにして、焼けたお芋を置いておくのですね。

食べやすい大きさに切って、

食べやすい大きさに切って、

そして子ども達の元へ♪

そして子ども達のもとへ♪

「おいしーい!」「あまーい!」

「おいしーい!」「あまーい!」

かわいい後輩のお芋とシャッターチャンスを狙う黒い影…

かわいい後輩のお芋とシャッターチャンスを狙う黒い影…

 

食べ終わった後は、また園庭で遊ばせてもらいました♪

 

そして、お礼を言って帰路に。

帰りも、わくわくの〝レッドアロー〟です!

電車が来るまで駅でちょっと休憩。

電車が来るまで駅でちょっと休憩。

個人的に感動したことなのですが、水筒の中身がなくなった子達に、職員が駅の売店でお茶を買ってきて配っていました。考えてみれば当然のことなのですが、そのあまりにも自然な流れに、とても感動を覚えました。この爽やかな優しさ、シンプルな行為の中にある豊かな愛情を、子ども達はいつも受けて育っています。

「他に水筒全部飲んじゃった人はいるー?」

「他に水筒全部飲んじゃった人はいるー?」

そして、いざレッドアロー号へ!

 

乗り込むとすぐに、埼玉いるま保育園芋掘り担当の先生から連絡が入りました。

 

「せいがさんをみんなで見送りたいと思うので、進行方向右を見てください」

 

ということで、皆で窓に張り付くようにして見ました。

感動のラスト!

感動のラスト!

 

最後まで、本当に心温まるおもてなしとご配慮をいただき、子ども達はもちろんのこと、職員も心から楽しませていただきました。埼玉いるま保育園さん、新宿いるま保育園さんに、改めて感謝の気持ちでいっぱいになります。本当にありがとうございました。

 

このように楽しかった思い出は、子ども達の心の中に深く染み込んで、お芋の栄養分それ以上の栄養を心に摂らせ、心を大きく豊かに太らせていってくれることでしょう。

 

11年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されているブログ『臥竜塾』2014年1月22日『特別な日』の中にこう書いてあります。

 

〝保育指針にも書いてありますが、生活リズムは、情緒の安定につながるのです。しかし、江戸時代では、なかなか波乱万丈ということは起きません。そこで、人為的に「ハレ」を作り出す必要があったのです。それが祭り、能狂言、正月などの行事です。それが年中行事であり、こういった「ハレ」の日には農民も毎日の農耕を忘れ、思いっきり楽しみました。日常、変わらずにおこなっている農作業の合間にも、「あと何日で祭りがある」とか言って、退屈な労働にも耐えることができたのです。「ケ」の中に「ハレ」の要素を取り入れて、人間は生きてきたのです。〟

 

行事というものが、どの保育園にとっても、子どもにとっても職員にとっても〝ハレ〟の日となることを切に願いつつ、この度の報告を終わらせていただきます。

最後は、

帰りの電車内にて。

着くまでの間、ゆっくり寝てね。子どもって、本当に可愛いですね。

気持ち良さそうに、スヤスヤと寝息を立てていました。

(写真提供:本多悠里 報告者:加藤恭平)

行事ってこんなに楽しい!〜秋の名物お芋掘り報告〜 完結編!!!」への2件のフィードバック

  1. このような報告を読んでいると、「お芋掘り」という行事でありながら、その中には様々な「育ち」とか「関わり」、そして物語が存在しているということを感じさせてくれました。そう考えてみると、行事の主となることをただ行うというよりも、主となることを通して何を体験させてあげたいか・何を子どもが見つけるかといった部分に、私たちは力を注がなくてはいけないのですね。園庭での注意事項、遊び方の説明をその場を一番よく知っている子どもがする事によって、受け手側の子どもにとっては新しい刺激を感じることでしょうし、関わり方も変わってきて面白いだろうなぁと思いました。そして、去年同様、いるま保育園さんの“おもてなし”には感動しますね。きっとそれが、子どもたちの心の栄養となって、体にしみ込んでいくという事なのですね。

  2. 焼き芋カー、いいですね!そして、焼けた芋があのようなところに収納されていたというは初めて知りました。また、焼き芋を持っておられるおじさんの格好、風貌がまたいいですね。行事をただ行うのではなく、当たり前である子どもが行事に自ら関わるという工夫がされていたり、そのことを大切にしているということが伝わってくるようでした。ただ行うのではなく、その行事をどのような形で行うのかということを大切にしていかなければいけませんね。同時に、おもいっきり楽しむことも大切ですね!

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