先日、父親体験保育が開催されました。参加されたお父さんはOBの方も含めると約40名、子ども達も土曜日に関わらず80名以上の参加があり、大盛況で幕を閉じました。
父親体験保育については、藤森先生が10年間毎日更新されている『臥竜塾ブログ』の中で、詳しく解説されていますので、臥竜塾ブログの検索スペースに『父親保育』と入れて検索してみてください。
さて、今年もまた数々のドラマがありました。
写真と共に紹介していこうと思います。
まずはガムテープを見えやすいところに貼っていただき、名前を書いていただきます。
こちらから何も言わなくても、「名前をお願いしまーす」と、お父さん方から発信して下さり、とても段取りよく進んでいきます。
何度も参加されているお父さんの経験値に脱帽してしまいます。
「何か仕事はありますか?」とお父さん方からお声掛けをいただきました。布おむつを畳んでいただいています。
挨拶や日常の話などをしながら、良い雰囲気です。
そして、朝の大きな仕事の一つと言えば、〝受け入れ〟ですね。
来てみたらお父さんだらけ(笑)の空間に、びっくりする子ももちろんいます。
そこでまた、ドラマが生まれるのです。
そして、数分後。
このお父さん先生は、父親保育には欠かせない常連の方でもあり、今回はにこにこ組のリーダーのお役目を務めて下さいました。
抱きかかえられている子も2歳児クラスの子です。こんなやりとりからも、瞬く間に、子ども達との信頼関係を築いていくのですから、驚いてしまいます。本当に勉強になります。
一方職員室では、藤森先生を迎えて朝会が行われました。
司会の方は、今回初の試みの一つ〝OBのお父さん先生の参加〟による、お父さんです。
お子さんが新宿せいが保育園を卒園して尚、保育園に、また、父親保育に思い入れがあり、
今回初めてOB枠を設けさせていただき、肩書きとしては、『名誉顧問』『オブザーバー』という形で、参加をしていただきました。
藤森先生は、この朝会で最初にお話をいただいた後すぐに島根へご出張に行かれています。
滞在時間はなんと約10分!
ご多忙にも関わらずこうして、藤森先生にご出席いただくことで、指揮が高まるということを本当に感じました。
園長代理からもご挨拶をいただき、いよいよ父親保育開催です!!!
(報告者 加藤 恭平)
お父さん方の参加人数が40名ということからも、育児は母親の仕事ではなく、父親も参加するもの、または、この別のお父さんに保育されるという体験である父親体験保育という行事から、「地域」で行うものといった意識の高さが伝わってきます。また、今回は、OBの参加があったということで、その新しい試みが、さらに、「地域」とのつながりをより強固にする姿であるなぁと感じました。事前説明会時では、男性保育士数名から、「全ての行事の中で、この行事が一番好き!」といった声があがる理由が、なんとなく分かりますね。
お父さんたちの姿はやらされているというものではなく、自分たちの手でこの父親保育を作っていこう!というそんな姿に見えます。写真と加藤さんの報告からそんなことを感じました。この父親保育が行えるのには職員の方への信頼感があるということも大きいのかもしれません。そして、それは日々の保育をしっかり保護者の方が感じておられる、またそれが伝わるような保育をされているからではないでしょうか。その部分のことを考えますと、まだまだこの父親保育というものを私自身は想像することができません。そのような段階にはいっていないなと反省してしまいます。それでもやはり素晴らしい取り組みなので、私も体験してみたいなと思ってしまいます。ですがこればかりはすぐにやってみようとは思えない行事です。課題も多いですが、すぐにできるものではないとは思っていながらも、心の中には置いています。
次の報告も楽しみです!
k.takaさんへ
コメントありがとうございます!本当ですね。今回も、僕自身としては、本当に楽しませていただきました。素晴らしい行事の一つだと思います。このような行事が、世界中の保育園に広まることを願っています。
もりぐちさんへ
コメントありがとうございます!もりぐちさんが主体となって父親保育が展開されたら、面白いでしょうね〜!毎日の中で新しいことに挑戦しつつも、新しい行事を立ち上げるというのは、また別物で、自分の気持ち一つから始まるとしても、多くの協力と、理解、トップの意向など、様々なことが関係することでしょう。こう考えると、保育園も一つの企業で、提案する時など、会社で言う所のいわゆる〝コンペ〟のようなものですね。自分を磨いて、どんどん面白いことを考えていきたいですね。