学童の子どもたちは先週から夏休みに突入。
普段学校に行く時間に学童に登所ということで学童で過ごす時間がとても多くなります。
そこでクラブ活動を取り入れ、子どもたちが自ら発案し、数種類あるクラブの中から選び、話し合って、活動する曜日や内容を決めました。
もちろん参加、不参加は自由ですし、そもそもクラブに属す、属さないも自由。
そこに大人の介入は一切なく、全てを子どもたちに託す形で進めていきました。
すると、去年もクラブ活動を割り出し、周りのメンバーに伝え、役割分担をしてくれます。
基本的に最上級生が主体となってしまいますが、そこから下級生が上級生の姿を見て学べるのが異年齢の良さでもあります。
このような子どもたちの姿を見て、集団での学びは数多くあると改めて思わせてくれました。
クラブ活動も子どもたちにとっては「遊び」に過ぎません。
そしてクラブ活動は一定の目的を持って、一緒に遊び、役割を分化する「共同(協同)遊び」であると同時に学童期では「集団遊び」と言うそうです。
人は必ずいくつかの集団に属します。
大人の世界でも同じことですが、子どもたちも学童という1つの集団に属していて、その学童という集団の中にも異年齢で取り組んではいるものの、学年別で集団という意識があるでしょう。
そして今回のクラブも1つの集団です。
1つ大きな集団に属しながらもその中で小さな集団がたくさんあり、多種多様な集団に属していく。
そして様々な人との組み合わせで起きる化学反応から多くのことを学んでいく。
また、アバウトになってしまい申し訳ないのですが、大き過ぎず、小さ過ぎない集団(4~5人)なら個々の考えなどを補い合えたり、協力し合うことで相乗効果がより得られたりするのではと子どもたちの今回のクラブ活動の様子を見て、感じました。
保育園は、「産まれて初めて集団生活を営む場」と言われていますが、それなら学童は、「集団生活を営む上でのより良いスキルの獲得・育成の場」として、子どもたちの多種多様な組み合わせから、その中で子どもたち同士が自発的に関連し合いながら学びを深めていける集団をクラブ活動以外にも実現し、実践していきたいと思えました。(投稿者 若林)
よく見ると僕の周りにも様々な集団があることに気がつきます。大きな集団の中にあるそれよりも小さな集団。その集団よりもさらに小さな集団。私たちは何かしらの集団に属し、各集団における自分の振る舞い方にも違いがありますね。そんなことから人との関わりを覚えていくのかもしれません。それは子どももまた同じですね。
子ども達にとっては何もかもがあそびそのものなのですね。小学生になってもその本質は変わらないように、大人にとっても、あそびの感覚というものはとても大切だと、改めて思います。
今後、クラブ活動のみならず、どのような活動が展開されているのか、とても楽しみです。