静岡県

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先週末は静岡県の保育園で園内研修があり、藤森先生と同行してきました。そこの保育園には、昨年まで新宿せいが保育園で一年間一緒に働いていた同僚の実家の保育園でした。

見学させて頂いた保育園さんは日光と風が気持ち良く通り、お寺もやられているため園庭の隅にお地蔵様がいて、そこで子どもたちが遊んでいるのが印象的でした。

 

今回、午前中は保護者講演ということで、子どもを育てていく上で保護者にとって大切なことや子どもの味覚について、多様性についなどのお話をされていました。雰囲気がとてもよく、うなずいている方や、笑っている方もいました。保護者の方から「今までで一番良かった」という感想を頂いていたそうです。

午後は職員さんへの講演でした。3,4,5歳児の縦割り保育をして30年という歴史があるという事なのですが、子どもたちの様子を見ていく中で疑問点を感じてきたそうで、今回藤森先生に園内研修をお願いしたのが経緯ということでした。前日に園内を見て回ったところ、3,4,5歳児のクラスは異年齢で3クラスあり、生活も活動もクラスごとに行動していました。

そこで藤森先生は、ドイツの保育園のお話をされていました。ドイツのキンダ―ガーデンは3~6歳の異年齢クラスで、コーポレーション(コープ)は0~6歳の異年齢クラスで朝のお集まりと、給食のみ自分たちのクラスまたは、担任の下へ集まります。そして、部屋作りの例として、今回はドイツのある異年齢保育の形態の話をしました。それは、それぞれの部屋が各種の目的によって(絵本、ブロック、ままごと等)分かれていて、子どもたちの活動は自分の好きな部屋へ行き、過ごしている姿の写真を見ながら紹介をしました。

この園を実際私も講演の前日に一緒に見学させてもらい、クラスごとに壁で仕切られていたように感じました。しかし、3,4,5歳の各部屋がパーテーションによって仕切られていたので、その壁を開放しそれぞれにいろいろなコーナーを設ければ、子どもたちの遊びのバリエーションが増えるのではないかと思いました。しかし、藤森先生は壁を活かしたドイツ流のコーナーの造り方を紹介していたので、仕切ることによっての使い方を私自身も学ばせて頂きました。異年齢児保育にもいろいろとあるのですね。

 

そして講演後にホテルへ送ってもらう途中、「蓬莱橋」に立ち寄ることができました。蓬莱橋は、大井川に架けられた木造の橋で全長は897.422mあり、平成9年(1997年)12月30日、ギネスブックに認定された「世界一の長さを誇る木造歩道橋」です。

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(報告 柿崎)

静岡県」への2件のフィードバック

  1. 藤森先生の紹介された例で、更にいい保育へと繋がっていきそうですね。先生のそういった引き出しと言いますか、知識の豊富さには圧倒されてしまいます。その傍におられることで、毎日が学びとなる日々を柿崎先生も過ごしておられるのですね。
    「世界一の長さを誇る木造歩道橋」は素晴らしいですね。世界に誇れるものが日本にたくさんあること、この国の良さを改めて感じます。研修、お疲れさまでした。

  2. 保育の方法はたくさんあるということを教えられたような気がします。何か一つの正解があるかのように、動くのではなく、様々な方法、様々な解決策があるんだと思いながら柔軟に多くの可能性を考え、試しながら保育をしていくことの大切を感じました。ありがとうございました。

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