7つの習慣 2

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私自身そうなのですが、なにかうまくいかないとき、行き詰まることがよくあります。そして、そのことに対して、「なんでこうなってしまった」と悩みがより深みにはまることもおおいですね。そうならないためにも必要なことは「主体性」であるとコヴィ氏は言っています。そして、その「主体性」こそ、7つの習慣のひとつめの習慣です。

その主体性とは「人間として、自分の人生に対する責任を持つこと」です。つまり、成功も含め、仕事上の失敗や人との関わりの中で起こる問題、自分の周りにあるさまざまな出来事は自分で行動を起こした結果であるということです。そして、「私たちの行動は、周りの状況ではなく、自分自身の決定と、選択の結果である。」ということであり、何事においても自分自身で決定、選択しているということを意識していなければいけません。

行動を起こす上で大切になってくることが、「反射的に反応せず、自覚して行動を選択すること」です。つまり、反応や批判などが起こった場合、その刺激に反射的に反応する行動(流された行動)をするのではなく、そのことに対して「自覚」した上で、主体的な行動(自分自身で選択した、自覚した上での行動)を心がけることです。そして、その結果を単なる出来事として受け止める(失敗:あいつのせい。運がなかった)のではなく、選択による帰結として考えること(失敗:次はこうしよう! 欠点:こう変えていこう 不得意:得意な人に任せよう。勉強していこう)という思考に持ってくる心がけが必要であるということです。そして、その思考が周りに影響していくのです。

 

ただ、ここで注意しなければいけないのが、結果や自分の影響に意識を向けすぎることです。あくまで、大切なことは「主体的に行動すること」結果は自分が決めることではなく、自分の行動の結果として付いてくるものとして捉えなければいけません。つまり、望む結果が違うのであれば、自分の行動を変えるしか方法はないのです。「根気よく試行錯誤を続ければ、結果も変わってくる」ということを意識することが大切です。

私は意志が弱いのか、自分の行動で失敗したときに、問題や行動を変えることを意識はしていても「自覚」するということをなかなか受け入れられずにいます。だから、しらず流された行動をとってしまい反省することばかりです。しかし、一つ一つ改善していく中で「チーム」というものをもっと良いものにしていくために自分の行動を見直すことや改めることは大切なことですね。

 

この章では最後にこうも書いています。「主体性の本質は自分自身や人との約束と約束に対する誠実さである」と書かれています。藤森先生のブログにも同じような事が書かれていること多いですね。目標に向かうために「誠実さや真摯さ」は常に持ち続けていこうと改めて思いました。そして、それが本当に悩んだときに初心に立ち返る重要なエネルギーになるのではないでしょうか。

(投稿者 邨橋智樹)

7つの習慣 2」への2件のフィードバック

  1. 落ち込んでいる場合じゃないというメタメッセージを頂いたような気がします。「自分の周りにあるさまざまな出来事は自分で行動を起こした結果であるということです」という言葉が響きました。このように思って行動されている人にはきっと多くの人が信頼を寄せるのではないかと思います。私もそんな誰かから信頼される人間になりたいですが、まだまだです…。

  2. 藤森先生がこの本を読まれたかどうかはわからないのですが、日頃藤森先生の仰る言葉にとても近い内容のことが多々あるように感じます。言葉は違っても意図や意味が近い為、違う角度からその言葉の意味がわかったりすることもあり、やはり物事の真理と言いますか、物事の仕組みを本質で理解されている方は、近い考え方をするものなのだなぁと思ってしまいます。
    主体的に行動することで、自分の人生を自分で動かしていることを、最近改めて実感しています。しっかりと自分との約束を守れるように、守りきれる約束を自分としていきたいと思います。

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