Blue floor philosophy episode 17『無記』より

このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、父親体験保育がありました。

お父さん先生方に日案の作成から、一日を通して保育をしていただく行事です。

その日、保育者は主にその様子を少し離れたところから見守っています。

ブロックゾーンでおもむろに紙飛行機を折り始めるお父さん先生。

ブロックゾーンでおもむろに紙飛行機を折り始めるお父さん先生。

次第に子どもたちが集まってきました。

その様子を見つめる後ろ姿

その様子を見つめる後ろ姿

実習生です。

「ちょっと声をかけてもいいですか?」

とのことで、実習生の様子を見守っていると、

すっと、ブロックゾーンへ行き、

すっと、ブロックゾーンへ行き、

「あちらのテーブルが空いてますよ。」

お父さん先生、お礼を言って移動されていました。

お父さん先生、お礼を言って移動されていました。

ブログ『臥竜塾』2006年1月14日『無記』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「「子どもとかかわることは、何も、相手をしたり、面倒を見るだけでなく、子どもがすることを邪魔しないで見守っているのもかかわるということだよ。」と言ってあげました。私は、「何もしないこと」が、子どもにとって、「何かをしてあげること」になることもあると思います。」

12年前、塾長が実習生にかけた言葉です。このような学びある実習になったかどうか、それは当人にしかわからないと思いながらも、子どもを、お父さん先生を見守る後ろ姿は、先日見た頼もしい背中によく似ていたように感じられました。IMG_8029

(報告者 加藤恭平)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です