Blue floor philosophy episode 5『なぜ、利他的行動?』より

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ふとした時に新すいすい組(5歳児クラス)の子どもたちの姿に驚かされます。

捕まえた蟻を、虫眼鏡のついた箱の中へ入れて見ています。

捕まえた蟻を、虫眼鏡のついた箱の中へ入れて見ています。

 写真右のすいすい組(5歳児クラス)の子の側にいるのはわいわい組(3歳児クラス)の子たち。

「ほら、見てごらん。」

「ほら、見てごらん。」

見方を教えてあげるような優しい口調、そして、とても自然に見せてあげられるものなのですね、感心してしまいます。

水を飲もうと自分の為によそっていたすいすい組(5歳児クラス)の子。

水を飲もうと自分の為によそっていたすいすい組(5歳児クラス)の子。

わいわい組(3歳児クラス)の子が集まってきました。

 「はい。先にいいよ。」

「はい。先にいいよ。」

今までもそうだったのでしょうか、当たり前のように、自分が飲むことは後回しにするのですね。

ブログ『臥竜塾』2018年3月30日『なぜ、利他的行動?』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると塾長藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回の全文を読むことができます。)

「群淘汰の理論では、自然淘汰の単位は集団であり、個体ではありません。そうすれば、協力や利他的行動は、集団全体の利益という点から説明できると言うのです。つまり、利他的行動は個人にとっては非常にコストが大きいのですが、集団にとっては多大な利益をもたらすと考えられるのだと言うのです。私たちは、自分にとっての利益だけを考えていくことでは、私たちがとってきた生存戦略は説明できませんが、集団を構成し、集団の利益という点から考察すれば、その行動は説明がつくと言うのです。」

自然と振舞う子どもたちの姿から人類の進化を思います。子どもたちの姿から学ぶことの多さに驚かされますね。

(報告者 加藤恭平)

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