駆け寄ってきてくれたのはわいわい組(3歳児クラス)の男の子(灰色の服を着ているので以下グレイ君)です。
と無言のジェスチャー。
その姿に見とれるように見つめているちっち組(0歳児クラス)の女の子(髪の毛にピンクのゴムをつけているので以下ピンクちゃん)に、
そして、
しかし、
抱きしめてもらった安堵感で泣き止んだピンクちゃんでしたが、離れた途端、やはり涙。
するとグレイ君が少し慌てた様子で、こんな行動をとるのです。
「ごめんね、ごめん。」
泣き止むピンクちゃん。そして、
そっと立ち上がり、
すると、
後押しされるように、
12年目に入られました藤森先生が毎日欠かさず更新されています『臥竜塾』ブログ2017年1月13日『自然な関わり』の中でこう書かれています。(太字をクリックすると藤森先生のブログ『臥竜塾』にとび、この回のブログの全文を読むことができます。)
ピンクちゃんを抱き上げて泣きやませようとする発想は、とてもすぐ思いつくものです。しかし、「親子のような二者関係」のようなアタッチメントの後で、このように、再び歩き出させようとする意欲に繋げられるだろうか、ということに疑問が湧きます。
子ども集団、子ども社会の中で、ピンクちゃんは、その背中を押されたのではないかと考えられないでしょうか。
こういった関わりが子ども同士で生み出せるのですね。ただ泣き止ませる為だけに大人が介入をしてしまっては、もったいない場面だったかもわかりません。
(報告者 加藤恭平)