開き

7/1(金)、プール開きが行われました。

中山副園長先生による、お清め、お祓い、祝詞、

厳粛な雰囲気に手を合わせる子も。

暑い夏、どれだけプールに入れるかはわかりませんが、

子どもたちが園に来る楽しみがまた一つ増えたことは良いことですね。

(報告 加藤)

チーム

先日からごっこゾーンでドレスが展開されています。

子どもたちは夢中で、皆脱ぎたくありませんし、

一度着たら友だちに貸したくありません。笑

それだけ夢中になるドレス、

流石に成長展(多園で言えば製作、や、主活動、となるでしょうか)に取り組む時は脱ぐかな、

と思っていましたが、

皆着たまま

それを良しとする現在のチームの先生方の包容力にも、改めて尊敬の気持ちが湧きました。

「やりづらければ子どもが自分から脱ぐだろう」

というような鷹揚な精神が、有能論を元にした保育を体現させるのではないかと改めて思えてきます。

(報告 加藤)

えんどうまめの種を植えました。

看板に使ったのは、壊れたお人形さんのベッドです。

リサイクルですね。

興味本位で芽を引っこ抜いたり、穴を掘ってみたりする子もいるにこにこ組(2歳児クラス)の子どもたちですが、

大切に育てよう

という意味の声かけをその都度していくことで、

少しずつ芽の成長を見守ろうとする姿も見られてきているように感じています。

もう少し大きな場所にも。

捕まえたトカゲを守り神に。

子どもたちの成長と共に成長していく姿を見るのが小さな楽しみになっています。

(報告 加藤)

STEM、と言っていいものでしょうか

CDをくくりつけて、西陽の反射を部屋中に

ちょっとわかりずらいのですが、ミラーボールのような効果を少しばかり発揮します。

今年度はにこにこ組(2歳児クラス)を担当しています。

細やかな挑戦と失敗、そして小さな感動の記録をしていけたらと思っています。

(報告 加藤)

幼児教育狂騒曲

長い時間、一生懸命やっていました

ぐんぐん組(1歳児クラス)の子です。

ハマらないわけです

いよいよ諦めそうに見え、

思わず渡してしまいました

受け取ってくれ、

ハメこみ、

満面の笑み

2020年10月1日『幼児教育狂騒曲』の中でこう書かれています。

学ぶべきコンテンツは学校の中だけでなく至るところに転がっています。それに私達が気づいて私達自体が学び続ければ、私達そして子ども達の人生は豊かになると言うのです。幸せな人生への道は、子どもと共有する体験と共に作られるのです。その体験は高いお金を出さないと手に入らないものではありません。子と一緒に時間を過ごし、身の周りに溢れている学びに繋がる瞬間を捕らえることだと言います。そして子どもが自由に問いを出して、探索するのを後押しすることです。こうした体験を積み重ねてゆくことで子どもは優れた学び手に成長してゆくのです。

ブロックの型を合わせる、ただそれだけのことながら、その成果と達成を目の当たりにし、STEM教育の重要性を身近に感じる思いがします。

(報告 加藤)

繋げて考える

お手伝い保育が始まっています

昨年らんらん組(4歳児クラス)だったあの子たちが、何とも立派に

皆、すいすい組(5歳児クラス)として、その活動をやり遂げていました

2020年9月18日『繋げて考える』の中でこう書かれています。

「心の中の情報に集中し必要なものを維持しながら作業を進めるには、余計な注意を引くものは取リ除き、刻々と変化する課題に備える必要かある。それは沢山の滑走路があり、沢山の飛行機が飛び交う空港で離発着をコントロールする管制官のようなものてある。人間の脳においてこのような航空管制と同じような働きをして、情報をコントロールするメカニズムを実行機能と呼ぶ。」

遊びたい気持ち、面倒臭い気持ち、いろいろな葛藤があるだろうことを思っていると、活動の終わり際、一人の子から、

「ずっとお手伝い保育だったらいいのに。」

何よりも楽しさでこの活動は行われていたのだと、子どもたちの気概に触れ、子ども観を見直させられたような気持ちになりました。

(報告 加藤)

場の設定

2020/7/29

眠りから目を覚ましたちっち組(0歳児クラス)の子たちの方から楽しそうな声が聞こえてきます。

2020年8月6日『場の設定』の中でこう書かれています。

コラボレーションを育む場を設定するということは、社会的なスキルを発揮するよう大人が子どもに働きかける場を作るということだけではなく、自ずと望まれるコラボレーション行動を子どもが自然にしてしまう場を設定することがとても大事

互いに手を伸ばし合い、触れ合います

関わり合う生き物である僕ら人間はこのような機会、場を得てこそその力を存分に発揮できるのだと改めて思います。

(報告 加藤)

好き嫌いの構造

2020/7/22
コーンおにぎりのコーンを残しています

ぐんぐん組(1歳児クラス)の子、

器用にコーンだけを取り除いて食べています

2018年12月6日『好き嫌いの構造の中でこう書かれています。

「以前、義姉が甘い赤ビーマンの収穫をしているときに、その一つを甥に与えたことがある。彼がそれを口に入れると、彼の妹も『私にも!』と主張した。すると甥はその味が気に入らず、口から出していいかと聞いてきた。すると姪はすぐさま考えを変えた。実際に味見するまでもなく、彼女は自分も甘い赤ピーマンは嫌いなのだと決めつけたのだった。」

この例は、まさに好き嫌いの構造の一部を表していますね。親は赤ピーマンが好き。でもそれは小さな姪っ子には関係のないことだったようです。彼女にとって重要なのは、お兄ちゃんがそれを好きかどうか、それだけなのです。発達心理学者リーン・バーチは、就学前の子どもたち、食べ物の好き嫌いが最も顕著だといわれる年代の子どもたちは親がおだててもその子の嫌いな、もしくは嫌いだと決めつけている食べ物を口に入れようとはしないことに気が付いたそうです。親がどう宣伝しようが、説明しようが、彼らは妥協しようとはしません。就学前の子どもたちの嫌いなものを好きにさせる方法はただ一つ。その子をその食べ物が好きだという子どもと一緒にテーブルに座らせ、全員にその食べ物を与えることだとハリスは言います。まさに、私が提案していることと全く同じことに驚きます。子ども同士、子ども集団の大切さがわかっている人にとって、他の部分も同じように考えるものなのですね。

家族と、そしてきょうだいのいる彼、コーンが苦手な家族がいるのか、興味が湧きます。

また、この子がコーンを食べていけるようになる過程が園でのこれからの姿の中にあるような気がして、追いかけてみようと思います。

(報告 加藤)

必要なスキル

2020/721
お手伝い保育が始まりました

すいすい組(5歳児クラス)から数人、各クラスに配置されます。初回は1時間から1時間半くらい、短い時間ですが、子どもたちは楽しみにしていたようです。

ちっち組(0歳児クラス)にきょうだいのいるすいすい組の子、関わり方が上手で、ぐんぐん組(1歳児クラス)の新入園児がすぐに懐いていました。

写真は目の辺りを指さしたり、目尻を両手で下げたり、お姉さんの顔で遊んでいる様子なのですが、文句も言わずに付き合ってあげていて、偉いと思いました。

2020年7月18日『必要なスキル』の中でこう書かれています。

「ソフトスキル」と呼ばれるスキルには、コラボレーション、会議が自分の思い通りに進まなくても、カッとなったりしないような感情の調整、実行機能等が含まれます。実行機能とは柔軟に思考し、厄介な問題を解決するために、ただ同じやり方を漠然と繰り返すのではなく、別の方法を探そうとするスキルです。あなたの部屋の隣で子どもが大音量の音楽を流していても、家計の収支計算に集中できるのも、実行機能の働きによるものです。こうしたスキルは、弁護士、医者のような専門家に限らず、どんな職業の人でも使っています。

「ソフトスキル」を測定することはとても難しいのですが、ビジネス界や社会科学者の努力により大幅に研究は進歩しているようです。その結果、対人関係や社会的な洞察の役割についての理解が進み、子ども、大人にかかわらず、「ハードスキル」よりも「ソフトスキル」の方が、学業での成功を予測する上で役立つことが判ってきたそうです。「ソフトスキル」は「ソフト」ではなく「しっかりした」スキルなのです。

学校の授業では教わらないかもわからない学びを、今まさに積み重ねている子どもたちです。

(報告 加藤)