「150年」

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見守る保育におけるチームワークの定義として「それぞれの得意分野を活かす」があります。その定義はもちろん必要ですが、苦手分野というか、不得意な分野も行うことも時には必要な時があると思います。

 

臥竜塾は、ある意味男性の花婿修行の場でもあると思います。それは塾長から男としての立ち振舞い、そして家庭を持つことで、夫となり、そして親となる為の教えも学んでいると私は思います。そう思えたのは私自身が塾長と約5年間ほぼ毎日一緒に過ごすことで、保育のみならず、人生はもちろん、親となる上での心構えを学びました。 そのうちの1つとして「料理」です。少し前の時代、男は料理をしなくてもいいという風潮がありましたが、今は時代も変わり、子育てをする上で父親も育児に協力しないと無理だと思います。実際に「イクメン」という言葉があります。臥竜塾で料理を学び、ある程度の基本的なスキルを身に付けるのです。私も大学から一人暮らしでしたのである程度の簡単な料理はできましたが、塾長と一緒に夕飯を食べる時は基本的に作るので、自分で調べたり、それこそ塾長から聞いたりして作っていました。あっ、ちなみにご存知かもしれませんが、塾長は昔、オレンジページから料理本を出しているくらい、料理の鉄人です!以前、一度だけビーフシチューを僕ら塾生に作って下さり、それはもぅ!絶品でした!塾長自身が得意ならば、塾生もある程度は料理を学ぶ必要がありますね。例えば、本多君は塾が始まった当初、ほとんど料理が出来ず包丁も下手くそでした、それが今では普通に料理が出来るようになり、家庭でも十分にその力を発揮しています。 そんなこともあり、今回は塾生で料理があまり出来ない小松崎、若林、西村、この3名がなるだけキッチンに立ち包丁を握り、鍋を振り、料理を作ってもらいました。 ただ今日のメニューは月曜、火曜と塾長と西村君が福岡に出張でしたので、福岡からお土産を頂きました。

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福岡と言えば、そう明太子です!まずはイワシの身の間に明太子が入った「イワシ明太子」これは、もぅ絶品ですね!ご飯と相性バッチリの双方がタッグを組んでしまったのです…イワシ明太子2㎝位の大きさでご飯半分はいけますね(笑)

 

そして二つ目は人気上昇中で、テレビにも何度か取り上げられている「冷やし唐揚げ」です。唐揚げが冷たい!と言うよりも冷凍されているのです!!そもそも唐揚げは揚げたてのアツアツが美味しいと思うかもしれませんが、全くの正反対で美味しいの??と思うかもしれませんが、食べてビックリ!!これがまた美味しいのです!!揚げたてのように衣がパリパリしていて、味付けも濃すぎず、辛すぎず、甘すぎずと何とも言えない奥深さです。ご飯はもちろん、ビールとの相性バッチリですね!そんな2品をお土産で買ってきて頂いたので、3名が作ったのは茄子と大和芋、みょうがの漬物わさび風味と玉ねぎと豆腐のお味噌汁を作りました。 どれも、美味しく頂きました!

 

メニュー紹介でこんなに書いてしまいました…。

さてご飯も食べ終わり話し合いに移りましたが、塾長からこんなに話が出ました。 せいがの森で園長の時にとても手のかかる男の子がいて、多動性発達障害ではないか?と疑うほどの園児がいたそうです。その卒園児が活躍している!という話です。その男の子は現在、高校三年生で神奈川でサッカーをしているそうですが、その高校でエースとして活躍し、試合で大活躍をしてニュース(サッカー専門のニュースサイト)で取り上げられていたのです。よく塾長の講演でも発達障害の子は普通の人より突出している部分がある、それをもっと伸ばしてあげる必要がある。と言われています。当時、発達障害ではないか?と言われていた園児もサッカーと出会う事で、その才能が開花し、今では大活躍しています。改めて私たちの役割を再確認したニュースです。

 

そんな話から、続いて西村君の福岡の出張報告です。 今回は福岡のGT園の園内研修でした。まず西村君の感想として「おもてなし」が素晴らしかったとの事です。まずは空港までお迎えに来て下さり、車に乗り込むと気を使って下さったのか癒しの音楽をBGMとして流していたそうです。研修は夕方からのだったので時間もあり、太宰府周辺を少し案内してくださったそうです。その後、ホテルに案内してくださったそうですが、今年の新宿せいが保育園のテーマが伝統なので、それに合わせたホテルを取ってくれたそうです。塾長から写真を何枚か見せて頂きましたが、とにかく風景が素晴らしいです。どうやら150年の歴史を持った、とんでもない宿だったそうです!建物とお庭、そしてお部屋の写真を見ても全てに歴史とこれまで受け継がれてきた伝統を感じます。

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それよりも驚いたのはお風呂です。「貸し切り風呂に入ったよ」と言われ風呂場の写真を見せてもらったのですが、何か違和感を感じるのです…普通、貸し切り風呂と聞くと、まぁ家族で入るとて親子三人か四人位で、ゆったり入れる位の大きさだと思いますが、明らかに大きさがおかしいのです(笑)ざっと15人は余裕で入れる広さです。もはや大浴場ですね(笑)大丸別館風呂 (640x360)

 

そんな、全てが規格外の宿には過去には偉人が宿泊していたそうです。スパイダース、力道山と名だたる有名人達が泊まったことがあり、現天皇陛下が皇太子の時に美智子様と来荘されたそうで記念碑もあったそうです。 さらに驚いたのは、今回、塾長が宿泊した部屋は昭和天皇が宿泊したお部屋だそうです!!大丸別館床の間 (640x360)

そんな素敵な宿で少し休憩をし、夕食を食べたあとに研修を行いました。今回は最近のタイムリーな話題を中心に塾長の講演だったそうです。 研修も9時に終わり宿に送って下さる時に時にお夜食として、おにぎりと手作りのわらび餅を頂いたそうです。さすが若いですね!西村君はおにぎりとわらび餅をすぐにペロリと食べたそうです(笑)塾長はせっかくなのでわらび餅を持ち帰って下さり、僕たちに分けて下さいましたが、手作りとは思えないほど美味しかったです!ぜひ新宿せいが保育園で作って欲しいですね。 次の日は午前中に保育を見学したそうです。中でも西村君が特に注目したのは和室があったそうです。さらに和室では年長さんが定期的に「茶道」を行っているそうです。新宿せいがでも今年のお泊まり保育では年長さんが茶道を体験しましたが、ここの保育園では「煎茶道」を行っているそうです。

少し調べてみましたが、抹茶を使う茶道とは異なり、急須などを用いて煎茶や玉露などを茶葉にお湯を注いで飲む形式となる煎茶道は茶道とは別のものとして捉えているそうです。抹茶を使う茶道よりも作法は少し堅苦しくないので、親しみやすいそうです。

どちらにせよ、日本の伝統をしっかりと受け継いでいる活動はいいですね。非日常的な体験をすることで、子ども達にいい刺激を与え、和室で過ごすことで癒しをを与え、それこそ生活のメリハリはとても大切です。

 

最後に、実は今週の土日に職員研修旅行に行くので、その意気込みを一人一人に言ってもらいましたので、それを最後に読んでもらって報告を終了とします。

 

西田

ムカデ競争を頑張ります!! 場所取り頑張ります!! クラスの集合写真で目をつぶらないように気を付けます!!

 

若林

希望の見学園に行けるので、しっかり学んで行きたいです!

 

柿崎

給食と食育がすごい!と塾頭から聞いているので「百聞は一見にしかづ」しっかり見て、たくさん吸収したい!

 

西村

見学先の園長先生のオーバーオールからどんな物が出てくるのか楽しみ!

 

小松崎

いつも考えすぎてしまうから、直感で見学し感じたい!そして感じた物が課題である。ただ、何も感じなければ自分はそれまでの人間…

 

本多

新宿せいがとは違ったアプローチの方法を学びたい!

 

加藤

研修先の県は大物有名人を多く輩出しているので、その雰囲気を知りたい!また、その土地で得られる物を保育で活かしたい!

 

山下

もちろん研修なのでたくさん学びたいですが、出張に行かなくなってから久しぶりにお会いできる先生方に会えるので、楽しみ!という気持ちが先攻してます。

 

今回の研修旅行先は福岡です。塾長と西村君はついこの間までいた土地です(笑)

そして西田君はお子さんの保育園の運動会の為、研修旅行に参加できないので、運動会での意気込みを言ってもらいました(笑) (報告者 山下祐)

「150年」」への3件のフィードバック

  1. 「クラスの集合写真で目をつぶらないように気を付けます!!」というのには笑ってしまいました。確かに大切なことですね!写真を見返した時に、何ともいえない「あ、そっか、ん〜仕方ないか」という気持ちになってしまうので、こじ開けておかなければいけませんね笑
    料理、実は私もあまり得意ではないです。作るとしたらいつもカレーばかりです。それに頻度も多くありません。少し避けているところもあります。なんだかそのことをもう少し意識を変えてみたらどうかな?と言ってもらえたような今回のブログでした。料理を学ぶこと、もう少しやってみようかなと思っています。

  2. 塾長が「オレンジページから料理本を出している」というのは初耳でした!確かに、あのビーフシチューは格別でしたね。間違いなく、これまで食べたビーフシチューの中で一番でした。また、料理についても、食べたい・食べさせたい意欲が、上達を生むのかもしれませんね。料理の中にある「計画」「技術」「待つ」「工夫」等を通して、「男としての立ち振舞い、そして家庭を持つことで、夫となり、そして親となる為の教え」を学んでいきたいと思います。

  3.  〝臥竜塾は、ある意味男性の花婿修行の場でもあると思います。〟この言葉は、さすが塾頭、塾頭しか思いつかない言葉のようにも感じられます。男は、男という刷り込みから脱却して、自分を磨くことを怠けてはいけない時代だと思います。魅力とは何か、と思うのですが、「俺は料理はやらない」よりも、やってみよう、と行動したり、やってくれている人に感謝をしたりする人の方が100倍魅力的だと思います。僕は洗い物が得意で、そういったことも尊重していただけているような気もして、毎回塾が楽しみなのも、そういったところにも格別な魅力を感じるからなのかもしれません。

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