『はみだし者:仲間に入れず無視される人 みんなと違う人
特別:すぐれていること 普通や平凡ではないこと
反逆:権力や世の流れに対して逆らって行動すること
天才:すばらしい才能を持っている人
異質:同じでないこと ほかと違うこと
父親:子どもの実の男親または他者に対して父親の役目をする人
神:三位一体の最高位
ローマカトリックや英国国教会の聖職者が信仰を託すべき対象
スペル:正しい順序で言葉をつづること 単語を構成する文字
ー言葉は不思議な力があり、人は言葉に影響されるー
魅力:引きつける力
仕立て:テーラーが服をつくること 縫製された服のこと
身なりの美しさ:服などによる外見的な美しさや魅力のこと
風変わり:違うこと 基準や常識からはずれていること
奇妙:異様なこと 変なこと
ドレス:服飾 衣服のこと 女性のワンピースのこと
身体を覆うもの 衣服のスタイル
言葉:音の組み合わせにより意味を表し、伝えるため口で言ったり字で書くもの
または意見 命令 指示
幻影:見えるように感じるもの 神秘的な視覚体験
超自然現象や超能力者のような視覚 またはすばらしく美しい光景や人
女の子:成人になっていない女性 未婚の若い女性 娘 恋人
男の子:少年 若い 男性 大人の男 仲間
神聖:神に関するものとして特別な意味や力を持つもの 聖なるもの』
という単語と意味を、10才の男の子が言葉で綴っていくといった冒頭で始まるのは、ハリウッドの大女優シャーリー・マクレーン初監督作品『僕が天使になった日』です。3月15日(火)の臥竜塾は、この映画をみんなで観ました。
冒頭で流れた言葉に関することが、映画の中で展開されていきます。DVDケース裏の【あらすじ】にはこう書かれていました。
本当に生きることの意味と勇気を教えてくれる、ハート・ウォーミング・ムービー。
【10才の男の子ブルーノは、離婚で精神不安定になった母親と二人暮らし、カトリック系小学校に通っている。そんな学校にもイジメがあり、ブルーノはいじめっ子たちの格好の的になっていた。しかし先生たちは、ブルーノと母親の方にいじめられる原因があえると考え、煙たがっていた。彼が一番興味があったのは化粧やオシャレ。それを別れた父親や祖母は理解できなかった。そんなある日母親が過食症で入院してしまい、父親方の祖母がブルーノを預かることになった。祖母はそこでブルーノのこだわりや真意を知り、人にとって本当に大切なことは何かを改めて理解し、ブルーノの考えに全面的にバックアップすることを決意する。】
映画の中で、頻繁に出てくる言葉がありました。それは「自分を貫くこと」「自分を表現し続けること」。人には、誰しもが自分らしく生きる権利があります。言葉には、多面的な意味があるにも関わらず、その中の一面だけがフューチャーされがちです。また、そう思ってしまう世間の流れがあります。塾長は「テーマは〈偏見〉だよね。」と言っていました。世間の偏った見方で苦しめれる子どもを生んではいけません。所々で、「自分らしく」の“自分”という部分が、別の名詞であることを強制的に要求され、苦しめられていく場面が多々観られました。それにも屈することなく、自分であり続けた男の子には、よき理解者、協力者の存在がありました。私たちは、子どもたちが自分を貫いたり、表現し続けることができるような環境を作ること、そんな存在であるべきだと思わせてくれる映画であったように思います。
フリーク:普通でない物 珍しい異形の見本として見せ物などに展示される
様変わりな人や動物などのこと または傑出した勇気の持ち主
反逆者 天才 天使
(報告者 小松崎高司)
「◯◯だからきっと◯◯だ」と決めつけてはいけませんね。一面からこうなのかなと人は自然に予想をしてしまいます。そのことは悪いことではないのかもしれませんが、その予想が全てではないということを当たり前として私たちは人と接しなければいけませんね。一面だけを見て判断してしまうことで偏見を生んでしまうのかもしれません。自分であることを誰かに認めてもらうというのはこんなに心強いことはありませんね。子どもを、他者を認めていくためにはその人の一面だけを見て判断してしまっていてはいけませんね。気をつけていきたいことだなと感じました。