日本ハム優勝おめでとう!

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いやー、日本シリーズも終わりましたね。日本ハム強かった!このシリーズは中継ぎが勝負を分けました。広島は勝利の方程式が崩れ、中継ぎ陣の層の薄さが目立ったようにも思います。負けた試合、大瀬良・ジャクソン・中崎・ジャクソンと全ての負けが中継ぎ投手についてます。ジャクソン・今村の2選手は、6試合すべてに登板しており、特にジャクソンは連投の疲れからか、明らかに疲労が蓄積していたように見えます。勝利の方程式を意識しすぎたのか、8回はジャクソンに任せるといった広島ベンチの采配が裏目に出ました。

優勝を決めた6戦目、そのジャクソンが動揺するようなプレッシャーをネクストバッターズサークルから与えた大谷。CSで日本最速の165kmをマークし、3戦ではサヨナラタイムリーを打つなど二刀流の大活躍で注目も集まりがちで、なかなか目立ちませんでしたが、日本ハムは広島とは対照的に、中継ぎ陣がしっかりと仕事をしていました。クローザーのマーティンを欠きながらも、小刻みに継投をし、勝ってきました。中でも、5試合に登板したバースは、シリーズを通して無失点、3・5・6戦では勝利投手となっています。さらに、6戦目は8回、中田の押し出し四球で勝ち越した後、満塁の場面で打席にも立ち、貴重なタイムリーも打ちました。1985年に日本シリーズで大活躍し、MVPを獲得した阪神のランディ・バースと同じ名前ということで、ネットではバースをMVPに推す声も多かったようです。

しかし、個人的には大好きなホークスが出ていなかったので、残念なシリーズとなりましたが、パ・リーグが勝ったので良しとしましょう。(笑)

と、ここまで日本シリーズの話をしてきましたが、臥竜塾の報告でしたね!

なぜ、日本シリーズの話をしたか。そう、臥竜塾が行われた25日(火)は、第3戦が行われた日で、途中からですが、みんなでそれを観戦したからです。第3戦というと、大谷がサヨナラタイムリーを打ち、大盛り上がりした試合です!普段、野球をあまり観ないという塾生もいれば、カープが大好き(にわか疑惑も出てますが…)という塾生もいたのですが、みんなで日本シリーズを観れたのはとても楽しかったので、それも含めて報告させていただきます。

今回はまず、10月19日のNHKのあさイチで放送された「気をつかいすぎ?社会」を観ました。内容は、最近周囲に気を使いすぎて疲れることがありませんか?というところから始まります。どんなことで気を使うのか。いろんな例が出てきましたが、どれも驚くようなことばかりでした。まずは、家族写真入りの年賀状です。独身や子供のいない人に送るのは悪いなということで、写真なしの年賀状を作る人が最近多いそうです。他には、二宮金次郎像が歩きスマホを連想させるからといって、座った像になったり、盆踊りの音楽がうるさいからと、ヘッドホンをして踊る「無音の盆踊り」があったりと、個人だけではなく、企業や自治体なども含め社会全体に、ちょっとしたクレームや批判に気をつかい、萎縮してしまう空気が広がっているという話でした。

その気をつかいすぎ社会からの脱却のヒントとして、「公園」と「中学生」という2つのキーワードが挙げられました。まず、最近の公園は禁止事項が多いです。ボール遊びや飲食、さらには合唱禁止というところまであります。この事態を動かしたのは、地元の中学生でした。千葉県船橋市での事例だったのですが、中学生は市長と意見交換をする場で、「ボール遊びができる公園が欲しい」という要望を出しました。市は、各地区の自治会長を集めて、『ボール遊びのできる公園検討委員会』を作り、半年かけて議論しました。その結果、最近は、試験的にボール遊びが解禁となった公園が増えたそうですが、まだまだ課題は多いそうです。

さらに、脱却のヒントは『断捨離』にもあるそうです。断捨離の考え方、「自分にとって必要か必要でないか」を人間関係にも応用することができるといいます。「あっちもこっちも気を使って疲れる」状態から抜け出すコツは、「相手が自分にとって、今大切な人かどうか」を見つめ直すこと。さらに、「自分に問いかけ、自分で考えて決める」ことが大切だとおっしゃってました。

あさイチを観た後、テレビのチャンネルを変えると、日本シリーズの中継が行われていました。中継を観ているとそれぞれ色んな見方があることに気づきます。まず、山下先生・本多先生・若林先生・小松崎先生のあまり観ないチーム。山下先生・本多先生・若林先生は、外国人選手の特徴のある髭や、試合の進行スピードなどが気になるようで、先ほど話が出たジャクソンやエルドレッドがお気に入りの様子。そこに、時々元野球部の小松崎先生いじりが入りながら、面白おかしく野球中継を観ていました。

対する野球中継よく見るチームは、自称カープファンの森口先生・私そして、恐らく野球好きであろう、阿部慎之助似の柿崎先生。森口先生と私が色んな選手の話をしながら観戦をしていると、観ないチームに、ジャクソン・エルドレッドに加えてお好みの選手が現れた模様。それが、日本ハムの中島卓也。侍JAPANにも選ばれている日本を代表する遊撃手。昨年は自身初の盗塁王に輝き、ベストナインにも選出された選手だが、どこを気に入ったのか。

それは、彼のプレースタイルでした。私が少し話をしたのですが、良く言えば、粘り強いバッティング、簡単に言うと、ピッチャーの嫌がるカットマンです。何球もカットして粘るため、ピッチャーは球数が増えます。イライラしてフォアボールで塁に出すと、盗塁王をとったことのある選手ですので、盗塁されピンチになる可能性があります。

中島がテレビに映るたびに、「カットマン!」と、観ないチームは反応をして笑います。すると突然、本多先生が小松崎先生に、「ザッキーは?」と、ムチャブリ。小松崎先生は「バットマン!」と、バットマンのポーズをとり、みんな大爆笑。観ないチームは、中島が映るたびに、このやりとりをして笑いながら、野球中継を観てました。あまり野球を観ない先生方が、試合じゃないところに注目しながらも、日本シリーズを一緒に観ることができて、私個人としてはとても嬉しかった時間でした。

大谷の劇的サヨナラタイムリーで日本ハムの勝利で終わり、話は森口先生の酒田出張報告へと移ります。今回は、酒田市から依頼された講演だったそうですが、120人集まり、酒田の先生方が、「酒田市の限界です」とおっしゃってたそうです。

講演の内容は、乳児の話がメインで、ドイツの話も絡めながら、お話をされたそうですが、森口先生の印象としては、とてもリアクションが良かったとのことでした。リアクションが良いと言うことは、話が身になっているような気がしますね。

日曜日は、フリーで観光をしたそうですが、風がとても強く、あの暑がりの森口先生でも本当に寒かったそうです。しかし、酒田の人は、「そよ風ですよ」とけろっとしてたそうで、とても驚いたということでした。その日は、1日酒田の先生に車で案内していただいたそうで、「酒田は寒かったけど、人の温かさを感じた」と、森口先生。確かに、寒いときほど、そのような温かさは余計身に沁みるかもしれませんね。

と言うことで、今回の食事は酒田のお土産でした。

平田牧場のポークステーキ!

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庄内麩はお吸い物にしていただきました!

以上、報告を終わります。

西村 宗玲

日本ハム優勝おめでとう!」への1件のフィードバック

  1.  報告お疲れ様でした。西村先生の報告を読むといつも思うのですが、内容が濃い!凄いと思います。特に前半の野球を解説されているあたり、脱帽です。小松崎先生のバットマンの話も目に浮かぶ程で(笑)この文章力、まとめる力、勉強になります。
     『気をつかいすぎ?社会』とてもいいテーマですね。確かに、気をつかいすぎている部分、とても多いように思います。反対にそういうことにはやたらに気をつかうのに、肝心な部分に気をつかえないこともあるような気がして、そういう意味でも断捨離という考え方で、選び取っていくというのは大切なような気がします。しかし、〝無音の盆踊り〟にしても〝ボール遊びができる公園〟にしても、ここはそれを非難してしまう人の寛容さというものにかかってしまう部分もあるのではないかとも思う次第です。現代人の寛容度というものを高めていくことも、断捨離と同時に必要なことのように思いました。

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