イルカは魚じゃないんですか?

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2月7日の塾の報告をさせていただきます。

まずはメニューの紹介です。この日は京都出張からの帰りということ、また塾長の喉にいいメニューをと思い、九条ネギを使ったネギ鍋にしました。

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京都で九条ネギを調達しました!

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そして、この日はなんと塾頭(2人目のお子さんが誕生したこともあり、現在塾はお休みしておられます)が3ヶ月ぶりに塾に参加されました。
改めて塾頭の存在の大きさを感じる塾になりました。いつもの場所に塾頭がいるというだけで塾の雰囲気が変わります。塾長と塾頭が揃って座っている姿を久々に見て、なんだか嬉しくなりました。
何かが起こると、塾頭の的確で、鋭いツッコミが入るのですが、これが本当に絶妙で、思わず西村先生は「塾頭が帰ってきたぞ~」と嬉そうに漏らしていました。まさに塾生みんなの気持ちを代弁するかのような、言葉で、本当に楽しく塾が進んでいきました。

そして、ネギ鍋を食べながら、まずは私の方から前回の塾以降に行った富山~石川、長崎、京都の出張の報告をさせてもらいました。いいいいい

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GT富山。 五島先生(昨年まで新宿せいがで働いておられました)のドイツ報告から始まりました。

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西田先生もお元気でした!

富山ではGT富山研修と、幼稚園の先生向けに「子ども園で求められる質」ということについて塾長が講演されました。GT富山では午前中に「問題提起」ということで、ある園さんでの保育実践の様子から子どもへの関わりはこれで良かったのだろうかということを参加者の皆さんで考えるという時間がありました。
その中の一つにこのような場面がありました。
345歳児の子どもたちが園庭で遊んでいます。その子たちがフェンスの近くで帽子を投げて遊んでいました。しばらくするとその帽子はフェンスを越えて園の外へ出てしました。そこで子どもたちは網を持ってきて網の棒の部分で帽子をたぐりよせ見事に帽子を取ることに成功します。それを近くで見ていた先生は「頭を使ったね」と声をかけるという場面でした。この場面を見て、何かを感じるか、子どもへの関わりはそれで良かったのかということを参加者のみんなでグループに別れて考えました。
その後、各グループから出た意見として、「帽子は投げるものではないので、遊んでいたら注意をする」「網本来の使い方ではないのではないか」と言った意見が出ました。
ここで、塾長から「みんなだったらどうする?」と塾生に投げかけられました。
その問いに本多先生は「フェンスの近くだから一応、一言はかけるかな」と答えられました。

当日、そのグループ討議が終わった後に、各グループからの意見を聞いて、塾長から一言という時間があったのですが、ここでの塾長の一言がとても印象的でした。
「昨日、ちょうどテレビを見ていたら、選抜甲子園の出場校が決定していましたね。その時、みんなは何をしたか。帽子を投げていましたね」と塾長から。私は会場でこの言葉を聞いて、「おお!!」と心の中で唸ってしまいました。そして、続けて「ドイツに行った時にある実験を参加者の人としました(水の層の上に油の層があり、そこにインクを垂らすと、油の層をこえ、水の層にインクが辿り着くと花火のような模様になる実験)。その時に、なかなかインクが落ちないため、参加者の人がコップを揺すったり、息を吹きかけてなんとかインクを落とそうとしました。ゆっくり待ってなさいと言いたくなりますが、その時、ドイツの人はなんと言ったか。”あなたは素晴らしい科学者”だと声をかけたのです」というお話をされたのですが、帽子を投げること、網を使って帽子を取ることに関して、どう捉えるべきかズバッと塾長に教えていただける時間になりました。
その後は富山から石川県の「とりやのの保育園」さんに移動し、塾長による園内研修が行われました。とりやのの保育園さんには新宿せいが保育園で開園から5年ほど勤務された先生がおられるということで、塾長もその先生と久々にお会いすることができていました。

また、長崎出張では、昭徳保育園さんでの園内研修と長崎県の保幼少連携に関する研修で塾長が講演されました。特に印象的だったのが、保幼少の連携は先生たちが子どもの発達理解をすることで、幼児期における教育の本当の意味を知ることが大切ということを塾長の話からは感じました。小学校、保育園、幼稚園が子どもの発達を理解し、それぞれの時期の教育の本質を知ることが連携になるということを感じました。
また、京都出張では6月に行われる私保連の全国大会の打ち合わせ、助言者によるリレー公演が行われました。その時の様子がとてもエキサイティングだったのですが、また詳しく報告させてもらおうと思っているので、お待ちください!
そして、出張での報告が終わると、塾長から来年度に向けてのお話がありました。

最近、塾長は笑顔になること、笑い転げることの大切さをブログなどでも言われていますが、今回の塾もそんな大笑いする話題がたくさんありました。塾頭の鋭いツッコミに笑いが起きたり、田崎先生の天然ぶりもまたみんなの笑いを誘いました。

一つここで紹介させていただきます。イルカプールの水はきっと汚いからかかりたくないという私の発言から、田崎先生の何気ない一言から話は始まりました。
「え?イルカって魚ですよね」
と田崎先生から、いつものみんなが「いやいや」となる発言が!
「いや、イルカは哺乳類でしょ」とみんなから総ツッコミが入りました。
しかし、思い込みの激しい田崎先生(笑)は譲りません。
「え?水の中にいるから魚じゃないですか!」
と強気な発言!
しかも田崎先生は「海が友達!」という幼少期を過ごしていたので、兼ねてから「海のことならなんでも聞いてください」と豪語していたのですが、まさかのイルカは魚発言にみんなからもツッコミの嵐。
しかし、そこで塾長から天の一言が!
「じゃあワカメも魚だね」
さすが塾長という一言でした笑
まだまだ楽しい話はたくさんあったのですが、ここではなかなか紹介しきれないほどでした。

真面目な話もしながら、みんなで笑い合う楽しい時間を過ごすことができました。

報告者 森口達也

イルカは魚じゃないんですか?」への3件のフィードバック

  1. 久しぶりの塾でとても楽しかったです。料理はもちろん、一つの物を皆で囲い、楽しく食べるという事は本当に大切な事で、集団意識が高まります。おそらく、個人的にこんなにも塾をお休みしていたのは初めての期間でした。改めて感じることは、慣れてしまうと本当の「価値」を見失ってしまうことです。毎週、塾を行い、皆で食事をし、塾長の話を聞き・・・当たり前のように火曜日の夜が終わるのですが、こんなにも素敵な環境がある事に感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、近くにいると本当の価値を見失ってしまう恐れがあります。近くにいつつも、常に遠くを見て、臥竜塾のあり方、心構え、姿勢、を磨いていきたいと改めて思った日になりました。

    • 本当に楽しい時間でした!みんなで同じものを食べて、同じことを話して、そして、笑い合うということはとても大切でかけがえのない時間なんだということを改めてsasukeさんのコメントで感じることができました。「近くにいると本当の価値を見失ってしまう恐れがあります」ともありました。とても考えさせられる言葉です。幸せというのは自分で気がついていかなければいけないものなのかもしれませんね。なんだかそんなことを考える言葉になりました。「近くにいつつも、常に遠くを見て、臥竜塾のあり方、心構え、姿勢、を磨いていきたいと改めて思った日になりました」という姿勢をその姿で示してくださる塾長の存在の大きさを改めて感じました。

  2. この日の回のことをよく覚えています。塾頭の久しぶりの参加は嬉しかったですね。塾頭の存在の大きさを改めて感じました。
    これまでにも田崎先生の伝説は様々にあったように思われますが、この回は特別印象に残っています。森口先生の「報告タイトルは漢字二文字縛り」という流れを打ち破るインパクトを確かにもっていたように思われます。

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