塾長、お誕生日おめでとうございます。 episode final

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塾長の前に置かれたケーキ。

塾長の前に置かれたケーキ。

吹き消していただきました。

吹き消していただきました。

ありがとうございます。実はチョコレートケーキは塾生の分で(笑)、

塾長のケーキはこちら。

塾長のケーキはこちら。

塾長の好物「サヴァラン」を用意させていただきました。

「サヴァラン」ブリオッシュを切って紅茶味のシロップを染み込ませて冷やし、ラム酒やキルシュをかけて生クリームや果物で飾りつけたもの(参照:Wikipedia

洋酒の染み込んだサヴァラン。味見をした本多先生から「お酒の高野豆腐ですね」と名言が飛び出します(笑)西村先生が塾長と行った初めての買い物でサヴァランを試食し、赤い顔になって帰園するというエピソードも披露されました(笑)

塾長に切り分けていただき、

塾長に切り分けていただき、

塾生はチョコレートケーキをいただきました。

名物「せーのっぴ」で食べるケーキを決め、いただきました。

 お腹も満たされ、いよいよです!

先ずはこちらから。

先ずはこちらから。

塾長の笑顔が何よりですね。物語っています。

塾長の笑顔が何よりですね。物語っています。

『臥竜十勇士』

『臥竜十勇士』

今年も恒例の臥竜塾メンバー全員の似顔絵のプレゼント。大河ドラマ『真田丸』よりアイディアを拝借し、今年はこのような構図です。

最高ですね。過去の絵と見比べたりして、大盛り上がりをしました。

そして、次なるプレゼントはこちら。

そして、次なるプレゼントはこちら。

じっくりと見ていただいています。

じっくりと見ていただいています。

『一筆龍』です。

『一筆龍』です。

塾頭山下先生から以前より提案されていた、一筆で描かれるという龍の絵をプレゼント。現在新宿せいが子ども園の応接間に飾ってありますが、とてもインパクトのある、壮大な絵です。龍の向きや色合い、言葉など、塾生で話し合い、決めました。

喜んでいただけたことと思います。塾長、本当にお誕生日おめでとうございます。

さて、ケーキを食べ終わり、話題は先日より西村先生と森口先生が参加されています『乳児の研究会』での話し合いの報告に。

聞いていて、大変難しい話し合いに参加されている印象を持ちます。西村先生、森口先生から受けた報告について、塾長がいくつかコメントをしておられました。印象的だった内容に触れたいと思います。

赤ちゃんには主体性はない?→「生きていく為には、待っているわけにはいかない、自分の方から仕掛けていかないと。」つまり赤ちゃんは「能動的に受動している」と塾長は言います。赤ちゃんはどれを自分の中に取り入れるかを選択して取り入れようとしている、ということです。

「能動」と「受動」の間に「中動」という働きがあり、それは例えば「見る」という行為が能動であるのに対し、「見られる」が受動。それにおいて中動は「見えちゃう」と表現されます。「意図しないで目に入ってきてしまったこと」、というようなニュアンスとなります。

その中動の重要性について報告は展開されていましたが、それについて塾長から「目に移るかどうかは意識していなくても、それを自分で理解しようとしたら、意識しようとしたら、それは能動ではないか」と意見があり、なるほどやはり「赤ちゃんは能動的に受動している」という言葉に力が加わるように感じられました。

また、「赤ちゃんには、誰かに見られている感覚、殺気だったり、嫌な予感だったり、気配だったり、そういうものを感じる本能が備わっている」と塾長は言います。例えば赤ちゃんは身に迫った何らかの危険に対し「危ない」と感じ、それを「避ける」力を持っている、と言われています。無意識の中の行為と思われていた「原始反射」も赤ちゃんが意識して、自覚してやっているという最新の研究もあります。

また、途中で「色」についての話にもなり、とても興味深かったのですが、例えば信号機の青。実際は緑色ですね。そこから派生し、「木が青々と茂っている」「ブルーマウンテンも実際の色は緑」という話が出ました。(ここでは割愛させていただきますが、信号機の青の話についてはインターネット等で調べるとしっかりとした回答が得られます。)

対象物を美しく表現しようとする中で、また、言葉遊びのような遊び心の中で生まれた言葉なのか、実際のところは別にしても、実際にどう見えるかは自分にしかわかりません。誰かがそれを青だと思うとして、殆どの場合青としてそれに同意しますが、誰かにとってはそれは緑色に見えているのかもしれず、それをその人は昔から青だと思っていてその人にとっての青は緑色なのかもしれません。つまり、自分の見えている色と他人が見えている色が同じかどうかはわからない、ということです。そういった話を否定も肯定もできないのは、実際に相手がどう見えているのか証明することができないからです。

面白いですね。自分の作ってる世界は自分の作っている世界だけのものかもしれません。

そこで塾長はこう言いました。

「どんな色に見えても、自分の世界にいるのだから、それは主体的だよね。」

生まれる前、胎児の頃から赤ちゃんは主体性を持ち、自分の世界を着々と形成している、そんな情景が目に浮かぶような一言でした。

さて、来週は(もう今週となってしまっていますが)森口先生と、そして若林先生が藤森先生の出張の助手を務めます。若林先生にとっては初陣ですね。報告が楽しみです。

 

最後に、5月最初の臥竜塾、引越しをしたばかりの柿崎先生のお家で行おうという話が出ました。想像以上に広いマンションで庭にはネギが生えているそうで、期待が高まりますね。

 

来年のこの日、塾長の69歳のお祝いを皆でできることを楽しみに、この一年もがんばっていこうと気持ちを新たにしたこの日の臥竜塾でした。

 

(報告者 加藤恭平)

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