10月10日の臥竜塾の報告をさせていただきます。
今回のメニューは麻婆茄子とワンタンスープ、チンゲンサイの炒め物でした。秋になってきましたので、秋茄子を食べようと思い、麻婆茄子にし、それに合う品を柿崎先生が足してくださいました。また巨峰を長野県の西田先生からいただきました。ありがとうございます。
さて、今回の塾には、ゲストとして、熊本の城山保育園さんから、わたなべ先生とひらた先生が参加してくださいました。お二人とも、とても気さくな方でメンバーともすぐに打ち解け、楽しい雰囲気の塾でした。お土産もいただきました。とても美味しかったです。ありがとうございました。
今回の塾は、西村先生の報告からスタートしました。10月9日に塾長、森口先生、西村先生の3名でSEL(Social Emotional Learning)の研修に行かれたそうです。SELとは簡単にいうと、社会との関わり、自己の感情をコントロールする力のことらしいです。世界的に、コミュニケーション能力の低下が見られています。社会人になると、実家に帰って親とともに生活したいと思う人が増えてきており、社会との繋がりを持とうとしない人が増えてきているそうです。またチャレンジをしない若者が増えてきており、失敗するとすぐに心が折れてしまう人も増えています。感情をコントロールできる人、そういった力を持った人が社会から求められているそうです。SELの5つのポイントがあるようです。1:自分をしる。2:感情のコントロール。3:やる気といい判断(モチベーション)。4:相手の立場になって考える共感能力。5:空気を読む力。
これを聞いて、日頃から子ども達に大切にしてほしいと思って保育していることばかりで驚きました。SELが低い子は学校に行ってもうまく関係が持てずにいることが多いそうです。SELができれば、物事を継続的に取り組めかつ、くじけても立ち上がる力につながるそうです。
昔は知識を持っていることが評価されていましたが、今では、知識をどう使っていくが、知識の関連性が大切です。時代の変化とともに、求められる力も変化していきます。こういったことを見逃さないように日々の保育に繋げていきたいと感じました。
西村先生からの報告が終わると、次は植木等のドラマをみんなで見ました。内容は、植木さんが、収録中に怪我をしてしまったのですが、それでも、頑張って収録を続けました。そのことを知らないテレビを見ている一般の人からは「自分勝手で気楽でいいね」なんて言われていました。しかしその裏ではたゆまぬ努力があり、体に鞭打ってやっていました。「植木等も楽じゃねーな。だからこそ面白い」というセリフがあり、終わりました。人には見えぬ努力があり、そのことを知らない人からは罵声や罵りがあり心無い一言がある。しかし、そう行った壁を乗り越えてからこそ面白いことができるという内容でした。
塾長はよく出張で講演に出かけられますが、そのための準備の時間はすごく多いらしいです。講演時間の10倍以上は時間をかけて準備されているそうです。
やりたいことだけやって行けるような仕事はないとおっしゃっていました。自分のことをいいと思ってくれる一人いるなら、嫌いな人が一人でてくる。苦情も、嫌なことも言われるが、それらの苦労を乗り越えてこそ楽しさが見えてくる。他人に色々意見されても、それを他人が助けてくれるわけではなく、自分で超えていくしかない。苦労を乗り越えただけ、実りは大きくなってかえってくる。失敗しても失敗してもそれを乗り越えないと成功は見えてこない。
そして、くじけた時は仲間の存在が大切。臥竜塾はそんな存在で、信じ合えたり、ともに乗り越えて行けるとこであってほしいと言ってくださいました。
塾長の話を聞いて、「ジーン」と感動しました。以前、株式会社カグヤの野見山さんに「一緒に先生を守って行こう」と言われたことがあります。今回の塾でその言葉の意味が少しわかった気がします。自分も塾長のことを心から信じて、それを支えて行けるようになろうと強く思いました。また、臥竜塾で繋がった仲間の存在、諦めない心を大切にして来たいと感じました。
以上で報告を終わります。
報告者 横田龍樹
報告お疲れ様です。とてもまとめられていて、横田先生の雰囲気がそのまま伝わってくるような、そんな報告ですね。
塾長の言葉は胸に響きますね。陰陽の中に人間があるということでしょうか、この世界は成長を求められているのだということを改めて感じる思いがします。そして、仲間の存在程心の支えになるものはありませんね。先生方と出会えて、本当に感謝の毎日です。