2月6日の臥竜塾の報告をさせていただきます。
まずはメニュー紹介から。今日のメニューはチャーハン風ピラフ、西村先生特製のポテトサラダ、コンソメスープでした。コンソメがたくさん余っていたということでこのメニューにしました。西村先生特製のポテトサラダですが、隠し味に練乳を入れていました。マイルドな味に仕上がり、いつもは小食でおかわりのしない小松﨑先生もおかわりしていました。また、宮崎県の久松先生から「きんかんたまたま」をいただき塾生みんなで食べさせていただきました。甘くてとても美味しかったです。ありがとうございました。
そしてご飯を食べ終えると、話題はGT福岡の報告に移りました。森口先生からの報告で、開園4年目の西都保育園の公開保育についてです。環境がすごく工夫されていて、乳児クラスには手作りのおもちゃが多く、微細運動を行う環境が整っていたという話がありました。報告の最後には、「森口先生はイケメンですね」と西都保育園の先生に言われたそうですが、園に戻ると「ゴリラ!!」と子どもに言わた、としっかり落ちのある報告でした。
報告が終わると話題はアクティブラーニングに移っていきました。にのみや認定こども園さんの映像を見ました。アクティブラーニングと聞くと、中学校、高校時代の総合的な学習を想像しますが、正直、私はアクティブラーニングについてあまり知りませんでした。インターネットで調べてみると、体を使った、体験を通した学習とあり、いまいちピンときませんでした。塾の翌日に副園長先生にアクティブラーニングってどんなことでしょうか?と聞いてみました。例えば、テーマが「恐竜」だったとして、恐竜の塗り絵をするや、どうして恐竜が滅びたのかなどを自発的に調べるというような活動のことかな。とおっしゃっていました。
さて、ビデオの内容ですが、にのみや認定こども園では、先生たちは子どもたちに適切な指示は出さず、選択の幅を残すような声掛けを行っているそうです。先生の言うことを忠実に守る子どもは、自身の問題解決能力につながらない。ではどうしてこういった保育ができるかというと、ここに異年齢保育があるそうです。クラスで、個性の幅が広いとアクティブラーニングはうまくいくそうですが、狭いとうまくいかないそうです。様々な課題を与えられたときに、幅が狭いとみんなできる、できない、という状況になり、自分だけの視点になってしまいます。他者と補いあうことができなくなってしまうそうです。ですから、異年齢保育にし、補いあえる環境にしたとお話しされていました。見守る保育では発達のあった子ども同士がかかわりを持てるために異年齢をやっていると思っていましたが、そんな考えもあるのかと勉強になりました。また現場の先生たちはあくまでフォローに徹しているそうで、時間はかかるが子ども同士で行う活動を進めているとありました。先生たちはどんどん子ども達と距離を置いていくようになるとあり、まさに見守る保育だなと感じました。
ビデオを見終わると話題はイエナプラン教育について移っていきました。イエナプラン教育とは、オランダの教育法の一つで、子ども主体で、異年齢で行っているそうです。これについては臥竜塾ブログ2013年10/10 ~ の「オランダ報告」で書かれていますのでご確認ください。
www.caguya.co.jp/blog_hoiku/archives/2013/10/オランダ報告%ef%bc%94.html
オランダの話は、写真を見ながら進めていきました。時々、冗談も入りながら面白おかしく進んでいき、今回の塾は終了しました。
報告 横田龍樹