3月19日(火)の生臥竜塾。
まずはメニュー紹介。
旬なものを味わうということで、カブ・キャベツ・しいたけをチョイス。
〈旬なものを取り入れるメリット〉
- 食品の生命力が強い
- 栄養価が高い
- 価格が安い
- 免疫力・抵抗力を高め、丈夫な体づくりをサポート
などがあげられるでしょうか。八百屋やスーパーの目玉商品となっている旬なものから、四季の恩恵を感じることもできました。
【塾内容】
1、「教授者自作映像記録の教材としての可能性」動画の鑑賞
2、来年度臥竜塾セミナーの内容について
まずは、園の保護者(園児の祖父)から頂いた自作映像記録を皆で鑑賞しました。それは、祖父となった自分が、孫が生まれた時から記録をし始め、それが学び舎の教材としてどのような可能性を秘めているのかということを研究した記録でありました。新生児微笑等を映像としておさめていきながら、1歳10か月の孫がある時流した一粒の涙の意味を追い求めていく、一人の子の祖父でありながら一研究者としての視点で追っていったプライベートドキュメンタリーでした。
一部抜粋
『「あの犬」と、「現前する犬」を「命あるもの」として同一とする小さな悟りは、たちまち目の前の元気な子犬を痛ましく思う心情を生みます。するとすぐ、自分自身にも未知の感情「悲しみ」が沸きおこり、幼い胸中を駆け上ったのでした。』
撮影者(園児の祖父)は、放送教育運動という教育運動のもと、学生たちにこのような映像を見せ終わった後、だいたい「○○くん、〇〇くんなら今のビデオになんていう題つける?」と聞くそうです。それは、そのような映像教材が主観的なものから、客観へと移す作業でもあり、教授自身が
「こうだ、ああだ」と引き連れていかず、学生自身に学習活動をさせる、そのための教材として映像を使うということが望ましいと考えているとのことでした。
また、映像となる教材を見終えた後の「間」を大切にしているそうです。それは「意味場」という、自らで意味を見出していく過程を味わってほしいという意図があるようです。
動画を撮り、他に発信する上で重要になる視点を教えていただきました。
次に、来年度の臥竜塾セミナーの内容について話し合い、指針に書かれている10の姿「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」に沿った実際の子どもの写真を、各園の参加者が持ち寄り、“ベストオブ姿”を決め、それを巨大ポスターにして提供しようという話が進んでいます。参加者で投票・議論していく過程を楽しみ、保育が深まっていく様子が「ポスター」という具体物を通して感じられるセミナーになっていくでしょうね。
乞うご期待!
(報告者 小松崎高司)