人類初の人工衛星が旧ソビエトより
1957年10月4日打ち上げられた。
第二次世界大戦後から続いていた米ソの冷戦。
自分達こそ世界一の技術を持っていると信じて疑わなかったアメリカ。
それを嘲笑うかのように打ち上げられたソビエトの人工衛星。
西側諸国に与えた衝撃は計り知れなかったであろう。
さてそれでは5/27の塾報告です。
今回はリモートでしたが、緊急事態宣言も解除され、そろそろ塾長の家に集まる日々が戻ってくるのかな、なんて考えながらもそうすると地方の外部塾生が参加しづらくなってしまう、というジレンマに頭を悩ませながらのスタートです。
今回の話題はSTEM教育についてです。
皆さん「STEM教育」という言葉はご存じですか?
恥ずかしながら今回話を聞くまでこの単語を耳にしたことの無かった私ですが、今回宮城さんにご高説いただき様々なことを学ぶことができました。
まずSTEMとは
science 科学
technology 技術
engineering 工学
mathematics 数学
の頭文字を繋げたもので最近では間にもう一文字付け足してストリームになったりならなかったりだとか。
そもそもSTEM教育とは冒頭にもありますスプートニクショックが要因で起こったもので、第四次産業革命が起こると言われているIT社会で電子機器の扱いなどに長けた人材を育てることが目的で、海外では以前から取り入れられていたそうです。
そういった点では日本の変化の遅さというものを感じますがとりあえず今はそれは置いておきましょう。
オバマ前大統領も
「科学を本来あるべき地位に戻す」
と言っていたり、研究者が国からのお金が少なく満足に自分のしたい研究ができないと嘆いていることからも科学にたいする世間の関心の無さが伺えますね。
最近では、教育現場でもプログラミング教育が必修科目となったことなどSTEM教育が少しずつ広がってはいるそうですが、まだまだ十分とは言えないそうです。
ではSTEM教育により科学に触れることにどのようなメリットがあるのでしょうか。
科学の世界ではトライ&エラーの繰り返しで、何度も失敗しながらやり方を模索して成功を目指していきますがそういった試行錯誤の過程で自主性や創造性が養われるそうです。
先日うちの園で色水遊びをしたのですが、こどもが目を輝かせながらこの色とこの色を混ぜるとこの色になるだとか、あーでもないこーでもないと遊んでいた姿を見て、教え合う力だとか伝え合う力といった、今必要とされている力が育まれていることをひしひしと感じられました。
そもそも乳幼児期では科学にとらわれすぎる必要はないといいます。もちろん科学を取り入れられる部分は積極的に取り入れるべきなのでしょうが、それよりもこどもの、やりたい、知りたいを大切にしてあげることがその後のSTEM教育に繋がっていくのだとか。ただやりたい、知りたいを大切にしていくと自然と科学に繋がっていくように感じるし繋げやすいのも事実で、結果としてSTEM教育を取り入れると良い、という見守る保育の異年齢になった経緯に少しにているような気もしました。
実はSTEM教育は小学校以上では取り入れられ始めているそうですが乳幼児の現場で取り入れられていることはほとんど無くこれから新しいことが始まるわくわくに胸が踊ります。
そんなこんなで語らいながら夜も更けていきました。。。
(報告者 髙橋)