保育の世界からAを抜く!?

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女の子の日に男だけがあつまり、今回も塾開始です。3月3日の塾報告をさせていただきます。今回も、zoomを使ったオンライン塾でした。

突然ですが、皆様はどんなイヤフォンをお使いでしょうか?今はBluetoothで繋がるワイヤレスのイヤフォンも多く出てきています。その中でも、AirPodsのような線が全くないものもあります。

そんななか、世界でイヤフォンを飲み込むという事件があったそうです。「えっ?どういうこと?」となりました。普通に考えれば、逆にどうやって飲み込むのだと思ってしまいます。Apple製品には「〇〇を探す」という機能がついています。もちろんAirPodsというApple製のワイヤレスイヤフォンにもついています。その機能を使うと、なんとお腹の中から反応が、、、。塾生からは耳からぽろっと落ちて、パンに挟んでたべたんじゃない?という声もありました。正解はイヤフォンをつけたまま寝てしまい、そのまま飲み込んでしまったそうです。その後、イヤフォンは無事、体内から排出されたそうですが、皆様はどうか、寝ながらのイヤフォンはしないようにお気をつけください。

また近年、どんどん小型化する機械製品は子供の誤飲にもつながりかねますね。気をつけて行きたいです。

さて話題は移り成長展の話になりました。

先日新宿せいが子ども園では成長展がありました。コロナ禍の今、密にならないように保護者の入り方を工夫しました。どの部屋にどれだけの人数がいるのかを把握し、ロケット鉛筆のように一方通行で行いました。5〜6家庭のグループを作り、受付の時間、部屋で作品を見る時間を等をあらかじめ決め行うと、ちょうどいい感じにスムーズに行うことができました。保育士が保護者に説明や案内などの対応をしっかりできました。

タイムスケジュール表

保護者からも、成長展を実施したことに対する感謝が多くありました。

塾長が今年度、1年を通しておっしゃいっていますが、できないとやめてしまうのは簡単。今できることを考えてやっていくことが大切。まさにですね。これから先、コロナがどんな風になるのか、先の読めない状況が続きますが、このような考えはこれからもずっと大切にしていきたいです。

そして話題はわらす(345歳児クラス)の話になりました。

先日わらすのごっこゾーンではジュエリーショップが開かれたそうです。しかし今回のお店を仕切るのは子どもたちではなく、石井先生でした。普段は子供達が主体なのですが、今回は先生が店長。なぜ??

以前、成長展の動画で色々なお店をやったそうですが、その時に、あまりにもお金のやりとりができていませんでした。ですから、今回は先生がお見本ということで、石井先生がレジをちゃんと置き、本当のお金のやりとりをしたそうです。(700円の商品を買う時に1000円預かったので、300円のお釣りです。)また、売り物であるジュエリーも今回は先生がつくりました。

後日、石井先生が作成したお金の表

今回のごっこ遊びをきっかけに、今後、どんな遊びが広がるか楽しみです。

次はSTEM話になりました。

STEMにA(アート)をいれたSTEAMというのもあるそうです。しかし塾長はあえてAを抜いたSTEMが大切だと話をされました。なぜAを入れないのでしょう?塾長は保育の世界からある意味ではAを抜こうとしているそうです。というのも、保育の世界ではなんでもアートでやろうとする節があるから。例えば、お絵描きでも、子供はただやっているだけで、それをアートにしていくのは大人。言葉でも子供の発言にたいし、大人は知的な表現だというが、それは言葉を知らないだけ。

子供は抽象的な絵を描くが、大人目線ではそれはすごい、綺麗などとアートとして思ってしまうがそれは違う。デッサンなどの基礎ができて初めて抽象的な絵がアートとして生まれる。

体を動かすことも、子供は体を動かしたくて動かしているのに、大人はそれをスポーツにしてしまう。STEMは今の時代に足りないものを補うためにやっていくことで、やるべきこと。大人は子供のやりたいことを引き出すことが大切で、そうすれば、自然と深まっていくそうです。

またSTEMをとうして育みたい力に論理的思考力があります。それは因果を考えることと塾長は話されます。今があるのは必ず原因がある。指が痛い、それは、トゲトゲだからだと説明できないと、ただ、痛かったで終わってしまいます。考えることの重要性を感じますね。新宿せいが子ども園では毎週火曜日に森口先生や山下先生が「学びの時間」をとって、さまざまな実験を行っているのですが、そこでは、子供たちが自ら色々な方法を考え、実験を行っているそうです。子供たちの自由な発想と考えが自然に実験を深めていますね。

机に橋をかけるには?自然と蛇腹おりにしています

STEMの話で盛り上がるなか、楽しい時間はあっという間に過ぎるものですね。今回の塾も終わりの時間になり、森口先生のしめの言葉と同時に終了しました。

報告者 横田 龍樹

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